Fallout4~Let’s Go Goodneighbor !

Fallout4~Let’s Go Goodneighbor !

ニックとダイヤモンドシティの事務所で落ち合う約束をして別れた後、ふと居住地で入植者たちがよく口にしているグッドネイバーのことを思い出した。

居住者曰く「グッドネイバーはあまり好きじゃない。トラブル以外は何もないところだ」

「なぁ、パイパー」
「どうしたの、ブルー?」
「グッドネイバーってこの辺か?」
「え?グッドネイバーに行きたいの?ハイになりたいか、刺されたいの?」
「どういうこと?」
「あのね、ブルー。あの町は・・・ろくでなしが集まる場所だね。まぁ、時々インタビューしに行ったりはしてるけどさ」
「ふむ。どれぐらいろくでなしなのか、興味があるな」
「もう・・ブルーったら・・・」



グッドネイバー

呆れるパイパーをよそにきょろきょろしていたら、一人の人相の悪い男が近づいてきた。

「そこで止まれ。グッドネイバーに入るのは初めてだな?保険がなければ歩き回ったりすることはできないぞ。」

「保険だって?」
「そうだ、個人保険のようなものだ。それで安全が買えるなら安いもんだろう」
「・・・ただの恐喝か」
「どう思おうとお前の勝手だ」

その時、路地から一人の男が姿を現した。
「通してやれよ」
「! ハンコックか!誰でも受け入れていたら、そのうち足元をすくわれるぜ」

恐喝してきた男は、あっと言う間に腹を刺されて膝をついた。
パイパーが小声で、あのグールが市長のハンコックだと教えてくれた。

「兄さん、大丈夫か?」
「ああ、片付けてくれてありがとう。」
「この事件のせいで、この小さなコミュニティの印象を悪くしないでくれたらありがたい。」

そう言うと大きな建物へと姿を消した。

パイパーがため息交じりに足元に倒れた男を見ている。


武器屋「kill or be killed」のKL-E-0


何でも屋「Daisy’s Discounts」のデイジー

マフィアのような恰好をした自警団ていうのもいるが、特にこちらに危害を加えてくるわけでもない。

「もうダイヤモンドシティに戻ろうよ、ブルー。」
「折角来たんだから、もう少し見て回りたい。サードレイル?ここは何?」
「そこは・・・酒場だね。恐ろしく口の悪いバーテンと綺麗な歌姫と傭兵がいるよ。」
「傭兵?ここ酒場だろ?・・・ああ、酒場の用心棒っていうことか?」
「どうなんだろうね?ホワイトチャペル・チャーリーなら自分でやっつけられそうな気がするけど。」
「よし、行ってみよう」
「もう・・・」


パイパーが飲みに来ていた客にインタビューを始めた

パイパーがインタビューに夢中になっているようなので、ホワイトチャペル・チャーリーから傭兵(マクレディ)の話を聞いたり汚れ仕事の話を聞いたりしていた。

「よお、兄さん。汚い、汚い仕事をして金を稼ぐ気はないか?道路に血、地面に死体。そういうやつだ。」
「何をやらせる気だ?」
「そうだな。とある人間が倉庫から汚いネズミを駆除して欲しいと言ってきたんだ。どうだ?簡単な仕事だろ?」
「仕方がない、やるか」
「うまく立ち回れば大金になるぜ」


パイパーは客から人造人間の話を聞き出して興奮していた。
「ブルー!私、これを記事にしなきゃ。」
「わかった、パイパー。先にダイヤモンドシティに戻っていてくれ。俺はまだここに用事があるから。」
「ごめんね、ブルー!またダイヤモンドシティで会いましょ!」

そういうとばたばたとサードレイルを飛び出していった。

さて、マクレディはどこにいるかな。

どうやら先客がいるようだ。
少し離れたところで様子を窺うことにしよう。

険悪な空気のまま、どうやら話は決裂したようだ。
捨て台詞を残して、ガンナーズの2人は立ち去って行った。

どうやって声をかけようかと考えていた俺に気づいたのか、マクレディが先に声をかけてきた。

「いったい何の用だ?原子力について説法したり、友達を探しているならお門違いだ。だが腕利きの殺し屋が必要なら話を聞こう。」

「さっきの男たちと揉めていたようだが」
「嗚呼、あいつらはガンナーといってな。他人を踏み台にしてとんとん拍子に出世することを望んでいる能無しどもだ。」
「何故ガンナーズがここに?」
「金を稼ぐ必要があってな。あんな集団だとわかっていたら関わり合いにならなかった。さて、俺を雇うのか?」

マクレディが旅に同行してくれることになった。
さっきホワイトチャペル・チャーリーに依頼された倉庫のネズミを片付ける仕事を一緒にやってみるか。



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