Fallout4~マクレディ 好感度イベントその2

Fallout4~マクレディ 好感度イベントその2

アトムキャッツのガレージを出て、しばらく俺たちは南西部の地域を探索して回った。

クインシーはプレストンとお礼詣りに来ようと思うので、そこは避けて・・・徐々に北上しながら歩いていた。

時々、マクレディが何か言いたげに俺を見たり黙り込んだりしている。
胸の内を打ち明けるか逡巡しているように思える。

まぁ、傭兵だと言うくらいだから色々あったんだろう。

「・・・あのな」
「どうした、マクレディ?」

「俺は・・・」
「ん?」
「俺はお前が・・・俺の為に自分自身を危険に晒してくれた・・・そういうクソ凄まじい・・・じゃなくて・・・えーと。」
「どうした?言葉遣いなんて俺は気にしてないぞ」

「クソっ。うまく言葉が出ねえ。俺はな、お前がしてくれたことを忘れない。感謝しているよ」
「なんだよ。俺たち友達だろう?感謝なんて必要ない」

「この間、お前が長いこと冷凍されてて、息子を誘拐されたって言ってただろ。」
「うん」
「俺にも・・・息子がいるんだ」

「家族を置いて、ここまで来たのは・・・どんな理由があったんだ?」

そう聞くと、マクレディはとても辛そうな顔をした。
ああ、俺も・・・きっとショーンのことを聞かれている時、こんな顔をしているんだろうな・・・。

「息子のダンカンは・・・ある日突然熱が出て・・・全身に青い腫物が出始めたんだ」
「病気・・・か?何か手立てがきっとあるはずだ」

どうやらメッド・テック・リサーチという場所に、病気に効く薬があると言う情報を掴んだらしい。

藁にもすがる思いなんだろう。
自分に言い聞かせるように、メッド・テック・リサーチにあるはずだ・・・と繰り返し呟いている。

「間違いないよな?そこに行けばダンカンを治すことができる薬があるはずだ」
「マクレディ。お前が希望を捨てちゃだめだろう。ダンカンの為にメッド・テック・リサーチに行こう」
「・・・お前・・・本当にいい奴だな」

よし、マクレディとメッド・テック・リサーチに向かおう。



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