けたたましいビープ音と共にポッドのドアが開いた。
何が起こったのかわからないが、冷凍睡眠が解除されたようだ。
転げるようにしてポッドから出ると、ノーラの元へ駆け寄った。
ノーラ!
叫んでも声は届かない。ノーラは身動き一つしない。あちこち叩いてようやくポッドのドアを開けることができた。
彼女の指から結婚指輪を外すと、そっと胸元のポケットにしまい込む。これで俺たちはずっと一緒だ。
冷たいままの彼女にキスをして別れを告げた。
必ずあの男を見つけ出して仇をうつぞ、ノーラ!
ところどころにあるターミナルを覗いてみると・・・Vault111はただの避難場所ではなかったのか?
これはいったいどういうことなんだ・・・?
他に生存者がいないか確認しながら先に進む。
時々呼びかけてみるが、応えてくれる声は今のところない。
ふと見ると、バトンが置いてあったので手に取ってみる。素手よりはいいか・・・。
どこかに銃があれば、なおいいんだがな。
ラッドローチ
ドアを開けると、巨大な何かがこちらに向かって飛んできた。思い切りバトンを振り下ろす。
大きな大きなローチ(ゴキブリ)だ。これは・・・
こんなものがうようよいるような場所なのか、ここは。
どこを探しても生きている人間が見当たらない。
死体もない。
死体はないが・・・骸骨はある。どういうことだ?どれだけの年月が経っているんだ?
銃と弾丸を手に入れた
とにかくここから脱出しよう。
喉が渇いたので、水を飲んだら具合が悪くなった。
どうも汚染されているようだ。汚染・・・なにに汚染されているんだ?
ここは核シェルター・・・だったはず。だが、ターミナルの文章を読むと俺たちは何か実験動物のように扱われる予定だったように思える。施設の職員もなんだか最終的には暴動を起こしているような口ぶりだな。
先へ急ごう。確か、こっちの方向に入り口があったはずだ。
ラッドローチを倒すと、足元にある骸骨の腕にPip-boyがついているのが見える。
このPip-boyを使えば・・・。
※ここでオープニング曲がかかるのですが、ちょっと胸に迫るものがあると私は思います
外に出る直前で名前や能力値・容姿の最終チェックが入ります。
変更できるよ?という画面ですね。
もし、主人公を動かしているうちに「ちょっと違うな・・・」と思ったら、この画面で変更できます。
性別は変えられない。
さあ、久しぶりに外に出よう!