目指すはマス・パイク・インターチェンジ。
ダイヤモンドシティを出て・・・西にまっすぐ行けば、着くか?
まずはガンナー達を始末する。
どうやら目指す2人は高速道路の上にいるようだ。
「どうやら上のほうにいるみたいだな」
「上に上がる方法を探そう。」
「あそこにリフトがある。あれを使って上に行こう。」
「こんなものまで作ってるのか・・・。」
激しい銃撃戦になっているのに、何故か棒立ちのウィンロック
マス・パイク・インターチェンジにいたガンナー達を皆片付けると、満足そうにマクレディは頷いた。
「これで・・・よしと。」
ウィンロックやバーンズ、他のガンナー達が倒れこんでいる場面を目に焼き付けているようだった。
リフトで下に降りるとマクレディが俺を呼び止めた。
「これであいつらに”近づくな”というメッセージが伝わったはずだ」
「ああ、嫌と言うほど伝わっただろう。もうお前を追いかけてくることはないだろう」
「・・・ありがとう」
ふと照れ臭くなったのかマクレディが一瞬目をそらした。
「とにかく。お前には借りができたようだ。結局雇ってもらったのに、お前を俺の問題に引き摺り込んでしまったんだから。」
「借りなんかないだろ。手助けを必要としていたから手を貸した、それだけだ」
「それじゃ俺の気が済まないんだよ」
「グッドネイバーで支払ってもらったキャップは返すよ」
そういうとマクレディはキャップを俺にぐいぐい押し付けてきた。
「ちょっと待て、マクレディ。それは俺がお前を雇うために支払ったキャップだ。お前の権利だ。」
「手伝って貰った礼だと思って受け取れよ」
「い・や・だ」
キャップ押し付けてくるマクレディの手を押し返す。
「あんた頑固だな」
「それはこっちのセリフだ」
くそっと呟いて、マクレディは渋々キャップを懐にしまい込んだ。
「いつか返してやるからな」