Fallout;NewVegas ”My Kind of Town”

Fallout;NewVegas ”My Kind of Town”

ビッキ&ヴァンス・カジノのドアを開けると、中にいた人たちが一斉にこちらを向いた。

『え、ええと』
「なんだ、若造。どんな理由でプリムに来たのか知らんが、すぐに予定を変更することになるぞ。プリムはもう終わりだ」
『あなたは?』
「わしはジョンソン・ナッシュ。商人だよ。それとMojave Expressの支店もやってるよ」
『それにしても、プリムはどうしたの?脱走した囚人たちが占拠したとか聞いたけど』
「その通り。更に悪いことに保安官が捕まってしまったんだ」

深いため息をつくジョンソン・ナッシュ。
周りにいた人たちはナッシュと私の会話を聞いて、脱獄囚ではないと判断してくれたようだ。
銃を片手にカジノの中をうろうろしている。

『保安官が捕まっているの?』
「そうだ。ビーグル保安官代理が捕まってしまったんだ。もし助け出してくれたら恩に着る」
『わかった。他に聞きたいことがあるんだけど。チェックのスーツを着た男が通らなかった?』
「チェックのスーツ?ああ、高そうなスーツを着た男がGreat Khansのやつらと一緒に通ったらしい。”チップ”の話をしていたようだな。」

”チップ”!
奴だ。違いない。私の荷物を奪って、ここを通ってどこにいったんだろう。
一瞬私の顔が強張ったのに気づいたナッシュは、もしかして運び屋か?と聞いてきた。
ドック・ミッチェルが見つけてくれた「配送指示書」を手渡す。
目を細めて指示書を眺めていたナッシュは、あれやこれやと独り言を言い、ああ!と何かに思い当たったようだ。

「これは・・・お前さんに依頼される前に、別の男に依頼した内容でな。やつは断ってきたんだ」
『断った?』
「ああ。そうか、あのプラチナチップか。もしかして・・・?」
『私の頭を撃って、荷物を奪って行ったの』
「ふむ。ビーグル保安官代理と話をするのが一番だな。彼は詳しい手記を書きとっていた」
『わかったわ。囚人たちを倒して、保安官代理を助けてくる』

気を付けてなと言うナッシュの後ろで何やらガシャガシャ動いているものが見えた。


Primm Slim

プリム・スリムからビッキ&ヴァンスの話を聞き、風穴の空いた車を眺めて一息ついたところで・・・どれ、脱走兵たちを倒してきましょうかね。



中にいる脱獄囚を倒しつつ、先へ進む。

大きな広間では焚火が焚かれたり、あちこちに布団が敷かれたりしていてやりたい放題だ。
脱獄囚のリーダーを倒した!

奥のほうに・・・ビーグル保安官代理が不安そうな顔でいるのを見つけた。

うーん。見た目で判断して悪いけど・・・あんまり頼りにならないような・・・?

『ビーグル保安官代理ね?ナッシュに頼まれて助けに来たわ』
「ああ、助かったのか!祈りたくても手が縛られているし、しびれてな」
『・・・縄を解いてあげるから』

ここから玄関までの道のりにいた脱獄囚たちは倒しておいたから、1人で外に逃げ出すくらいはできるだろう。
両手を縛っていた縄を解いて、ビーグル保安官代理に外に出るように言った。
感謝の言葉を言いながら、転げるように駆け出すビーグル保安官代理。

私は、ホテルの残りの部屋にいる脱獄囚たちを倒してから外に出ることにした。

脱出できて安心したのか、ビーグル保安官代理が気安く話しかけてきた。

「いよう!とんだ冒険になったな」
『あんた、保安官でしょう?脱獄囚たちをなんとかしようと思わないわけ?ナッシュが困ってたわよ』
「いやいやいやいや。俺はただの代理だ。保安官じゃない。」
『・・・。プリムが法と秩序を取り戻す手伝いをしてあげる』
「そりゃ、ありがたい!NCRCFにいる元保安官に声をかけるか、町の向かいにいるNCRに保護を頼むと良いんじゃないかと思っているんだ」

NCRの兵士からはプリムの人々はNCRの保護下に入るのを嫌がっていると聞いた。
ビーグル保安官代理の言葉はどうも今をやり過ごせればいいと考えているように聞こえる。

他に何かいい方法はないものか。
その時、ビーグル保安官代理に肝心の話を聞きそびれたことに気が付いた。チェックのスーツの男の件だ。
ビッキ&ヴァンス・カジノへ行くことにしよう。

『ちょっと』
「やあ、君か。保安官は見つかったか?」
『それは後。チェックのスーツの男のことを教えて欲しいんだけど』
「ああ、Great Khansと一緒にいた男か。彼らは、運び屋から奪った何らかの配送物について話をしていたよ」
『それで?どこに行くって?』
「ニプトンを通ってノヴァックへ向かい、そこでコンタクトを取るとかどうとか」

ニプトンからノヴァックね・・・。
ビーグル保安官代理に別れを告げて、カジノ内を歩き回る。
保安官・・・どうしよう。誰かプリムの人間がやってくれるのが一番いいのではないかと思う。

そんなことを考えながら歩いていると、Primm Slimと遭遇した。
話しかけると・・・あれ、なんか選択肢が。

Scienceがあと少しあれば、Primm Slimを保安官としてプログラムし直せる。
取っておいてあったスキル雑誌「プログラマ・ダイジェスト」を使って、Scienceのスキルを一時的に上昇させる。


成功!


Primm Slimが保安官になった!

これでプリムの町の問題は片付いた。
一休みしたら、ニプトンを目指してみよう。

My Kind of Town:完了




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