Fallout4~The Molecular Level

コーサーからチップを奪い取った。

これを・・・どうすればいいんだ?
まずバージルの元へ戻るとするか・・・。

足元に倒れたコーサーを見下ろしていると、どこかから物音が聞こえてきた。
視線を上げると、1人の女性が部屋に閉じ込められているのが見えた。

「彼女は・・・?」
「ガンナー達が連れ込んだ人造人間のようだな。」

「お願い。そこの扉を開いてくれないかしら。それだけでいいの、後は自分でなんとかするから。」
「扉?鍵が掛かっているぞ。コーサーは鍵らしきものは持っていなかったが・・・。」
「パスワードを階段下の瓦礫に隠れた道具箱に隠していたわ。」
どれ・・・。
※階段下を探してもありません・・・。同じ階のすぐ近くにあります。すっごい探したよ・・・。

扉を開けると、ありがとうとお礼を言って後は自分でなんとかすると物を漁り始めたので、そっとしておくことにした。

グリーンテック遺伝学研究所から出ると、Pip-boyにデズデモーナからオールド・ノース・チャーチに来るように指示が入っていた。
「うーむ。」
「どうした?」
眉間に皺が寄った俺の顔を見て、ニックが声をかけてきた。

ニックにレイルロードとも繋がりを持った話をすると、右眉を少しだけ上げて話を続けるように促された。

「あんたが、彼らと知り合いになるとは・・・なんとも。」
「助けてくれる人が多いほうがいいかと思ってな。」
「まぁ、あんたなら間違いはないだろう。」

「で、だ。レイルロードの本部に来るように指示が入った。」
「このタイミングでか。」
「情報網が多いことで。仕方がない、行くとしよう。いいか、ニック?」
「勿論付き合うさ」

オールド・ノース・チャーチに着くと、デズデモーナが読んでいた書類をデスクに置いてこちらに向きなおった。

「戻ったわね、ブルズアイ。」
「何か用か?」

「グリーンテック遺伝学研究所で派手な銃撃戦があったと報告書に書かれているわ。しかも、1人のエージェントがコーサーを連れ去ったとか。」
「で?」
「このエージェントってあなたの事よね?コーサーに思い入れはないけど、何故こんなことを?」
「・・・。コーサーのチップが必要だったんだ。」

そう言うと、持っていたコーサーのチップをデズデモーナに見せた。

さすがのデズデモーナも息を飲んだ。
「トム!コーサーのチップが手に入ったわ。」
渡りに船だ。チップの解析をお願いしてみよう。
「なぁ、このチップを解析できないだろうか?」

その言葉を聞いて、何でも屋トムがほくほく顔で近づいてきた。

「なんだって?コーサーのチップだって?」
「そうよ。さぁ、トム。奇跡を起こしてちょうだい。」

皆でトムの作業を固唾を飲んで見守る。

かたかたかたと言う音と、トムが何やら訳の分からないことを呟く声だけが響いている。
「ビンゴ!やった、ははは。コードを手に入れた。ホロテープにダウンロードするよ。」

デスデモーナも興奮しているようだ。よくやったわ、トムと嬉しそうに言った。
俺はトムからホロテープを受け取ると胸ポケットにしまい込んだ。これを持ってバージルの元に戻ろう。

さぁ、トムが解析してくれた情報を持って輝きの海へ戻ろう。


無事な姿で戻ってきた俺を見てバージルが、ほっとしたように声をかけてきた。
「おお、戻ったか。どうだ?必要なものは手に入ったか?」
「ああ、コーサーのチップは手に入れた。」

「チップからデータを得なければならないんだ。誰か助けてくれる人はいるのか?」
「ああ、レイルロードが助けてくれた。」
「え?レイルロード??」

バージルが怪訝そうな声を出した。
「あの変わり者たちが助けてくれた??」
バージルの台詞を聞くと、後ろでニックが噴き出すのを堪えているのが聞こえてきた。

「失礼。そんな感じの評判だったんだよ。」
バージルはそう言うと、机の上に置いてあった紙を取り上げて俺に渡してきた。なんとも個性的な字で色々と書き込んである。
「バージル・・・これは?」
「設計図だ。」
「設計図?」

「この設計図を元に装置を組み立てて、解析したコードを読み込むんだ。そうすればインスティチュートに潜入できる。」
「わかった・・・」
「手伝ってくれる人はいるか?なんでも一人でやろうとはするな。」
「大丈夫。これまでも沢山の人に手助けしてもらっている。」
「よし。あと、インスティチュートに潜入したら忘れずに・・・血清を持ち帰ってきてくれ。」
「もちろんさ、覚えているよ。ありがとう、バージル。」
「幸運を祈るよ。」

まずは、輝きの海からダイヤモンドシティに戻る。

設計図を眺めていた俺にニックが声をかけてきた。

「で、どうするんだ?」
「俺は・・・プレストンに、ミニッツメンに協力を仰ごうと思ってる。」
「そうか。プレストン・ガービーとも知り合いなのか。彼なら信頼できる。」ニックがほっとした表情になった。
「それでな、ここからは暫く一人で行動することにするよ。」
「そうか、わかった。気が向いたら、また事務所に来てくれ。エリーと待っているよ。」
「ありがとう・・・ニック。」
ニックと握手をして別れた。

さ、インスティチュートに潜入する準備にかかるとするか。

サンクチュアリに戻り、プレストンを探す。

「やあ、プレストン。頼みがあるんだ。」
「どうした?将軍が頼みごとをしてくるなんて珍しいな。」

プレストンの目の前にバージルが書いた設計図を広げる。
「?これは・・・なんの設計図なんだ?」
「インスティチュートに潜入するための装置だ。奴らの本拠地にテレポーテーションする。」
「インスティチュートに潜入?なんだって奴らに喧嘩を売るんだ?」
「奴らは・・・俺の息子を誘拐した。」

プレストンがはっとした顔をする。
「そうか・・・わかった。これを理解できる人間がいるとしたら、スタージェスしかいない。彼に話をしてみてくれ。」
「OK。ありがとう、プレストン。」

すぐさま畑仕事をしているスタージェスの元へと向かう。一息ついたのを見計らって声をかける。

「スタージェス」
「よお、久しぶりだな。どうしたんだい?」
「これを見て欲しい。これを理解できるのは君だけだとプレストンが言っていた。」
「おいおい、何をさせる気だ?なんだ、設計図?」

俺からバージルの設計図を受け取ったスタージェスは、まずその乱雑な字に驚き、そして内容についても驚いていた。

「なんだこりゃ?暗号化された高周波?ふむ、これがこうなって・・・何を作る気なんだ?」
「これは・・・インスティチュートに潜入するためのテレポート装置だ。いけるか?」
「インスティチュートに潜入する?あんた正気か?いや、まてよ・・・この流れで、こうきて・・・」
スタージェスは真剣に設計図を読みだした。

「設計図がいうところの”リフレクタープラットフォーム”を作るための材料リストはこれだ。まずプラットフォームを作ってくれ。」
「わかった。」
「作り終えたら教えてくれ。その間に他の装置の解読を行っているよ。」

よし、早速”リフレクタープラットフォーム”なるものを作ろう。
幸いサンクチュアリには広い場所があるからな・・・。材料にも困らないし。


リフレクタープラットフォーム

プラットフォームを作り終え、大型の電力装置も傍に作っておいた。
よし、スタージェスの元に戻ろう。

「スタージェス、プラットフォームを作った。あとはどうすればいい?」
「やあ、こっちも残りの装置の解読が終わったところだよ。このリストを元に装置を作って欲しい。」
そういうと、”分子ビーム射出装置”、”中継用アンテナ”、”制御コンソール”のリストを渡してきた。

「こいつらを作ったら、電力と配線でつなぐのを忘れないようにしろよ。かなりの電力を食うから、大きめのジェネレーターが必要になるぞ。」
「ありがとう、スタージェス。早速とりかかろう。」

なかなか大掛かりな装置だ。
“分子ビーム射出装置”はプラットフォームの上に作らないと、駄目みたいだな・・・。


分子ビーム射出装置


制御コンソール

最後に中継用アンテナを作り、全てを電力装置に結び付ける。

「お、出来上がったようだね。どれどれ・・・」スタージェスがやってきてコンソールをあれこれいじり出す。

「よし、こっちの準備は完了だ。あとは君がプラットフォームに上がってテレポーテーションするだけだ。」

さすがの俺もテレポーテーションなんてものは初めてだ。緊張してきたのがわかる。

ばちばちと音を立てているプラットフォームに上がる。

「よし、インスティチュートのの信号をスキャン・・・」
スタージェスの言葉が聞こえた瞬間、目の前が真っ白になった。

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Feriz
  • Feriz
  • 実績とか考えないゆるいゲーマー。
    FCから始まり、最近はX-Boxでばかり遊んでる。
    ESO(The Elder Scrolls Online)に最近はハマっていて、タムリエルを走り回っています。面白いよ!
    基本的にソロプレイ。