Fallout NewVegas ; ED-E My Love(3)

Fallout NewVegas ; ED-E My Love(3)

ブーンの案内でヒドゥンバレーを目指す。

砂漠の山間部を超えて・・・今どのあたりなんだろう??
あちこちにバーク・スコルピオンが徘徊している。

「・・・まだいるな」
目の前の一匹を素早く倒してブーンが呟く。

どうやらヒドゥンバレーの近くにやってきたようだ。

入り口はどこだろう?
見渡す限り砂山だ。

すると急にED-Eから女性の声が聞こえてきた。

“こんにちわ。私の名前はApril Martimer。”

『わっ。今度は女の人の声だ』
「・・・アポカリプスの使徒らしいぞ。」
『あぽ・・・?』
「Helios Oneでイグナシオという青年にであっただろう。」
『ああ!サングラスの変な人の他にいたね、真面目そうな人。」

“あなたのロボットを私たちに持ってきてくれたら、それにどんな情報が含まれようとも、私たちは大義の為にそれを使いましょう”

ぷつん、という音と共にエイプリルの声が消えた。
ED-Eをじっと見つめるが、いつもの彼に戻ったようだ。Beep音と共にLuciaにすり寄ってきた。

「・・・で、どうする?」
『うーん・・・。ED-Eモテモテだねぇ』
Beep!
「・・・B.O.S.の本拠地は、どこかにあるとは思うが素直にお前を迎え入れてくれるかどうか。」
『イグナシオさんの所属している組織かぁ・・・。アポカリプスの使徒って、どんな組織か知ってる?』

ブーンは顎に手を添えしばし沈黙。
「そうだな・・・。ベガス地区に本拠地があって、難民に対して医療行為なんかのボランティアをしているとか。」
『へえ!』
「確か、どこの組織にも依存していなかったはずだ。リージョンからもNCRからも適度な距離を置いていると聞いた。」

Helios Oneで出会ったイグナシオは特定の組織だけが利益を得るのは避けて欲しいと言っていた。
ふむ・・・。

『ED-E、あんたはどうしたい?』
Beep音を立てて、Luciaの周りをくるりと一周回っただけだった。
『よし、アポカリプスの使徒に話を聞きに行こう。ロレンゾさんからあの後接触もないし・・・。』
「・・・わかった。ひとまず周りのバークスコルピオンどもを片付けて、大きな道に出よう。」


Shoooot!!



大きな道路に出て、少し進むと大きなゲッコーとパウダーギャングが戦っているところに出くわした。
離れたところから様子を見ていると・・・相打ちに終わったようだ。


死屍累々


Hunter’s Farm

大きなゲッコー(ファイヤーゲッコー)に気を取られていると、ブーンが何かを狙撃しED-Eがすごい勢いで立ち向かっていくのが見えた。どうやらリージョン兵もいたようだ。

「・・・このまま北上すると、キャンプ・マッカランにつくはずだ。」
『NCRの基地かな?』
「・・・そうだ。少し寄っていくか。この辺はフィーンドというレイダーのような輩が出没するから気を抜くなよ。」

そう言っていた傍からED-Eが敵に気づき攻撃を始める。

フィーンドを殺すとカルマが上昇!

奇抜な格好をしたフィーンドに興味津々で近づいて行くと、遠くで銃撃戦が行われている音がした。

NCR兵とフィーンドが戦っていた。

クリティカルヒット!

フィーンドを退けたNCR兵はLuciaとブーンに気づき声をかけてきた。
「やあ、加勢ありがとう。君たちはどこへ行くつもりなんだ?」
『えーと、アポカリプスの使徒の本拠地目指しているの。』

2人が被っている第一偵察小隊のベレー帽に目を留め、NCRの関係者か?と聞く。
「・・・元所属の者だ。キャンプ・マッカランへ寄りたいのだが、中に入れるか?」
「ああ、問題ないよ。シュー大佐に挨拶するといい。」
「・・・ああ。」

『シュー大佐?』
「そうだ。キンバルなんぞが大統領にならなければ、シュー大佐は将軍を務めていただろうに。」
吐き捨てるように言うブーンの顔を見つめると、皮肉な笑みを浮かべた。

堅牢な建物が見えてきた。
随分と大きな基地だなぁ・・。

『大きな建物だね。』
「・・・ああ、元は空港だったからな。あそこから中に入ろう。」


Camp McCarran

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