Fallout NewVegas ; G.I. Blues

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その後もオールド・ベンとあれこれと話し込んでいた。

『エスコートって、何?』
「あー・・・そうだな。」オールド・ベンがちらとラウルを見た。
片方の眉毛を上げて、ラウルが怪訝な顔をする。

「お嬢ちゃんにはちょっと早い話かな。女性に、その、特別なサービスをするんだ。」
オールド・ベンの表情と話の内容から察したラウルが、あんた運び屋もやってたのかと話題を変えた。

気づけば夕暮れ時だ。
夜になる前に、Kingのところへ行かなければ。

オールド・ベンに別れを告げて、The Kingsへと向かう。

『パスポート貰えるかな。』
「まぁ、相談してみて・・・だろうな。」


いざ、Kingsへ

中に入ると、皆同じような服装をした男性たちばかりいる。
レザージャケットを着ているか、Tシャツにジーンズ、髪型は・・・あれは何て言うんだろうね。後ろに撫でつけた変わった髪型だ。?

奥の部屋に行こうとしたとき、1人の男に止められた。

「なんだ、てめぇは。またKingにお願い事でもしにきやがったのか?」

ペイサーと名乗る男は、Kingに会うためにどれだけの価値があるかってことだな、と金の支払いを仄めかす。

ラウルと顔を見合わせる。


Speach60でスピーチチャレンジクリア

『フリーサイド・・・NewVegasには初めて来たから、Kingに挨拶したくて。』
「ほう・・・あんた誰がこの町を仕切ってるか、わかってるじゃねぇか。気に入った。中に入りな。」

奥の部屋へ続く扉が開けられた。

ホールのような広々とした部屋には舞台があり、その前に座っている男性がいた。傍には・・・犬?

近づいてきたLuciaとラウルに気づくと、犬の頭を撫で、また誰かやってきたぞと呟いた。

『あなたが・・・King?』
「何の用かな。」
『ええと・・お願い事があって』

やれやれとため息をつくと、しっと唇に指を当てた。

「Kingにお願いをするには・・・そうだな、何か仕事をしてもらおうか。」
『仕事?』

フリーサイドの門近くにOrrisというボディガードがいる。
Orrisは仕事の度に悪党を殺して客を護衛。その後客はOrrisを必ず指名し、他のガードを指名しないそうだ。
「ちょっとばかり・・・稼ぎすぎていると報告があってね。きな臭い訳だ。」
『あなたの部下にやらせたら?』
「俺たちはOrrisに顔が割れてるからな。嬢ちゃんなら、何も知らない観光客を装えるだろう?」

Kingに話を聞いてもらうには、この仕事を引き受けるしかないようだ。

『・・・わかったわ。Orrisを雇って、彼がどんな風に仕事をしているか探ってくる。』
「よしよし、良い子だ。今日はもう遅いから、明日の朝にでも出かけるがいい。部下に行って嬢ちゃんと連れの分のベッドを用意させよう。」
『わ、ありがとう。』

ラウルもほっと溜息をつく。
「すまんな。助かるよ」

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