Skyrim~Diyaab ゴールデングロウ農園で蜂の巣を焼く

Skyrim~Diyaab ゴールデングロウ農園で蜂の巣を焼く

俺を矯めつ眇めつしていたメルセル・フレイが口を開いた。

盗賊ギルドの大切なお客様(要はパトロンだ)であるメイビン・ブラックブライアが経営するブラックブライアの蜂蜜酒。
その原料である蜂蜜を供給している農園が、最近ギルドへの上納金の支払いを滞らせている。
怪しい動きも見られるため調査して、場合によっては誰がこの町の支配者かをわからせて来い。

そこまで話を聞くと、ブリニョルフがメルセルの話を遮った。

ブリニョルフの口ぶりからすると、以前にも農園に入り込もうとしたことがあるようだ。
そして失敗した・・・と。

ブリニョルフにも冷たい視線をメルセルは送る。
こいつは優秀なんだろう?ギルドに迎えると言うなら、いいから仕事をさせろ。
そう言い捨てるとメルセルは立ち去って行った。

離れて行くメルセルの背中に溜息をついてブリニョルフはこちらに向き直った。
ようこそ、小僧。盗賊ギルドへ。

ゴールデングロウ農園についてはヴェックスが詳しいから、行く前に話を聞いておけ。
農園の主人はアリンゴスというウッドエルフ。
メイビン・ブラックブライアはアリンゴスが生きていることを望んでいるが、仕事の邪魔をするなら片付けてしまってもいいぞ。
それだけ言うとブリニョルフは、ぶらぶらと歩いていった。

・・・前回の借金の取り立てといい、スカイリムの盗賊ギルドはどうなってるんだ?
あのメルセルとかいう男がギルドマスターのようだが・・・。嫌な目つきの男だったな。
俺が言うのもなんだが。

ラグド・フラゴンへ戻りヴェックスに声をかける。

ゴールデングロウ農園のことを聞くとヴェックスは、ど素人のお前が行くのか?と頓狂な声をあげた。
まぁ、盗賊としては素人なのは確かだ。
反論もせず黙ったままでいると、気を悪くしたのかと思ったヴェックスは見張りが倍に増えていることや秘密の抜け道の事を教えてくれた。

では、その抜け道を使って潜り込み、速やかに片付けてくるとしよう。
傭兵は殺してしまっても問題ないだろう。アリンゴスは・・・敢えて話題に出したということは、片付ける方向で進めて問題ないということと俺は判断する。



リフテンの町を出て、湖の真ん中にあるゴールデングロウ農園を眺める。

橋があって、その先に門があるが・・・傭兵が立っているな。
どれ、ヴェックスに聞いた下水道トンネルを探して潜り込むことにしよう。

見つからないように近づき・・・


地下下水道の入り口を発見。

有難いことに蓋は簡単に開いた。
ここから入ろう。

ちょろちょろしているスキーヴァーを倒し、人骨が転がる下水道を抜けて外に出る。
鍵のかかっていない扉を開けて中へと侵入する。

とりあえずアリンゴスがどんなことを企んでいるのかを確認しなければ。
家の中にいる傭兵は皆殺しでいい。

傭兵たちを片付けながら、家の中を探し回る。

2階の奥の部屋にアリンゴスがいた。
離れた場所に座っている傭兵を先に片付け、アリンゴスに後ろから近寄り首を掻っ切る。

声も出せずに崩れ落ちるアリンゴス。

これだけ厳重に家の中も外も固めているということは、何かしらの急襲に備えていたと考えられる。
盗賊ギルドを、というよりも・・・メイビン・ブラックブライアを恐れてということか。

地下の鍵と金庫の鍵。
どうやらお目当ての物は地下にある金庫に大切に保管されているようだ。

アリンゴスを殺った証拠に首でも持ち帰ろうかと思ったが、盗賊ギルドにそんな物騒なものはいらないだろう。
ふと見ると、金ぴかに光る蜂の像が置いてあったので、これを失敬することにしよう。
・・・この成金趣味は、俺には理解できないが、金目の物の方がブリニョルフも喜びそうだ。

地下へ降り、金庫を探す。

金庫の中にあったのは・・・譲渡証?

何者かが、アリンゴスに話を持ち掛けて盗賊ギルドと取引を止めさせようとしている文章だ。
差出人の名前はなく、見慣れないマークが刻まれている。

ガラム・エイ?代理人の名前か・・・。

譲渡証を胸元にしまい込み屋敷を出ることにする。
ああ、そう言えば。蜂の巣を燃やせとも言われてたか。

外にいる傭兵も少し片づける。

蜂の巣が燃える場面を目撃させるために、全ては片づけないでおこう。

松明を持って近づくと、蜂の巣は簡単に炎に包まれた。
全部燃やすと駄目だったな。3つくらいでいいと言ってたか。

火を点け終わると、松明を湖の中に投げ捨てゴールデングロウ農園を後にした。



戻ってきた俺を見て、ブリニョルフがにやりと笑った。

ブリニョルフの耳には、すでにゴールデングロウ農園のことが届いているらしい。

金庫から持ち出した譲渡書を渡すと、一瞬表情が曇った。
こいつはメルセルと相談だな、と言いズボンのポケットにねじり込む。

それから俺を見つめると、メイビン・ブラックブライアがお前に会いたいと言っていると伝えてきた。
メイビン・ブラックブライア?何故俺に会いたがる?

ブリニョルフは詳細を教えようとはせず、メイビンに右を向けと言われたら右を向くんだ。返事は”ハイ”だけだ。と忠告してきた。

メイビンはビーアンド・バルブで待っているぞ、と言い俺を追い立てた。




拍手頂けると中の人がとても喜びます




にほんブログ村 ゲームブログ RPG・ロールプレイングゲームへ

コメントは受け付けていません。