Fallout NewVegas ; G.I. Blues(5)

Fallout NewVegas ; G.I. Blues(5)

KingにNCRとの交渉を依頼されたLuciaはラウルと共に駅の方に向かうことにした。

ふと、Kingが可愛がっているRexという犬がよたよたと歩いているのが気にかかった。
このこはどうしたんだろう?
今のごたごたが片付いたら、聞いてみることにしよう。

ものまね学校を出て、諍いが起きているという北西の駅へと急ぐ。

キーラン少佐がLuciaに気づき声をかけてきた。

「あら、あなた・・・。補給所で会ったわね。」
『あ!ちょうどいいとこに!』
「?なに?今それどころじゃないんだけど」
「少佐、まぁ聞けよ。」

ラウルが落ち着くようにと声をかけると、キーラン少佐は深く息を吸ってLuciaに向き直った。
『あのね。Kingは貴方たちの活動に手を貸すつもりだって』
「あんなことをしておいて?」
「Kingは知らなかったんだよ。アンタたちが使者を送ったこと。」

キーラン少佐はラウルの言葉に思い当たる節があるようだった。
ああ、そういうことなのね、と独り言ちる。

「わかったわ。あなた達の言葉を信じましょう。Kingは身近な人物に警戒しなくてはダメね。」
『・・・どういうこと?』
「獅子身中の虫、というでしょう?」

ラウルと顔を見合わせる。
虫・・・は誰を指すのか。敢えて名前は挙げなかった。

部下には身を引くように伝えておくわ、と言ってキーラン少佐は去っていった。

「さてと・・・ボス。今回のごたごたの首謀者はどうするんだい?」
『うーん・・・。Kingの指示はNCRと話をつけてこい、だったからペイサーのことは放っておこうかな。』
「ボスがそれでいいなら、俺はいいんだけどさ」

KingsのメンバーやNCRの隊員の死体が転がる中、頭を抱えて震えているペイサーを見かけた。
もうKingsには戻れないだろうし、NCRにも目を付けられただろう。この先どうするんだか。



戻ってきたLuciaとラウルに気づくと、Rexを撫でていた手を止めてKingは2人に向き直った。

「よくやってくれたな、嬢ちゃん。」
『NCRもわかってくれたわ。』
「ああ、話は聞いている。戦いが避けられてよかった。」

Luciaが言いにくそうにしていたので、ラウルが代わりにペイサーの名前を出した。
「あんたんとこの・・・ペイサーだがな。」
Kingは手を上げてラウルを止める。
「やつの・・・ペイサーの話は今はいい。あいつとは長い付き合いだったんだが・・・な。」

Kingを心配したのか、Rexが近寄ってきて手に鼻先をこすりつけた。
「とにかく、助かった。」


クエスト:G.I.Blues 完了

Kingがお礼に一つだけ願いを叶えてやろうと言う。

・Kingsに入るか
・Stripに入るのを助けてもらうか
・お金をもらうか

『ああ、じゃあ・・・』
Strip地区に入りたいと伝えると、KingはMick ang Ralphで望むものが手に入るだろうと教えてくれた。

『わかった、行ってみる。King、ありがとう。』
「こちらこそ、力を貸してくれて助かった。嬢ちゃん、ありがとうよ。」




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