Skyrim~Diyaab ウィンドヘルムを目指す 

Skyrim~Diyaab ウィンドヘルムを目指す 

メイビン・ブラックブライアの依頼をこなした事が嬉しかったらしく、ブリニョルフはニヤニヤしながら俺を眺めている。

上機嫌なところ悪いが、俺はウルフリックの様子を確認するためにウィンドヘルムへ向かうことにする。
ブリニョルフに理由は告げず、盗賊ギルドを去る旨を伝えると残念そうに、そうかと言った。

まぁ、また気が向いたらラグド・フラゴンに来ると良いさと言うとさっさと背を向けブリニョルフは立ち去って行った。



湖側からリフテンを出て、ウィンドヘルム目指してLadyと走り出す。
できれば日が落ちる前にウィンドヘルムにたどり着きたいものだ。

走っている、遠くに砦が見えてきた。


グリーンウォール砦

山賊が占拠している砦だ。
Ladyが勢いよく砦の中に駆け込んでいってしまったので、やむを得ず俺も後を追いかけて山賊たちを始末した。

ウィンドヘルムへ入る際に、服装を変えるつもりなので山賊たちの所持品から使えそうなものを漁る。

面倒なので、砦の中には入らなかった。
またこの辺りを寄ることがあれば、その時は全て始末しておこうか。

Ladyがわん!と吠える。

ショールストーンと言う小さな集落を通り過ぎると、坂道の途中に監視塔があるのが見えてきた。
・・・?
監視塔の周りに人影はない。通常衛兵が見回りをしているものなのだが。

Ladyが低く唸る。

見ると兵士の死体だ。
周りを見渡すが、敵も味方も姿がない。
事切れている衛兵の傷口が渇いているところを見ると、かなり前に襲撃されたようだ。

監視塔の中に入ってみるが、見つかったのは手紙と死体だけだった。

塔の上から遠くを眺める。

向こう側が揺らめいてるように見えるが、一体何があるのか・・・?
衛兵の死体の臭いを嗅いでいたLadyを死体から引きはがし、先を急ぐことにする。




熊やオオカミを倒しながら山道を下っていく。

目の前に広がる光景は・・・これは・・・湯気か?

むっとした熱気を感じる。どうやら地面から湯が沸き出ているようだ。
監視塔から見えた揺らめきは、これが原因という訳か。

湯気を眺めながら先を急ぐ。
走っていると、遠くから地響きが聞こえてきた。

音のする方を向くと、巨人が棍棒を振り上げて突進してくるのが見えた。
近くに住処があるのか。

間近に迫る前に弓で射殺す。
どしんと大きな音を立てて、巨人が崩れ落ちる。

巨人の居住地の手前には壊れた馬車とカジートの死体が転がっていた。

やれやれ。

もう間もなくウィンドヘルムに着くかと思い地図を見る。
ウィンドヘルム手前にカイネスグローブという小さな村があるようだ。

まだ日は高いが、そこで一休みして服装を変えてからウィンドヘルムに向かうことにするか。
近隣の情報も仕入れておくことにしよう。

本当に小さな村だ。

宿屋の建物があるだけで、後は鉱山。テントを張って労働者たちは寝泊まりしているのか。
一晩部屋を借りたいと言うと、宿屋の女将は久しぶりの外からの客だと嬉しそうに笑った。

女将はLadyに料理で余った肉を投げてよこし、俺にはシチューやエールを振舞う。

ウィンドヘルム入りする時間帯は、できれば人の出入りがあるタイミングが良いだろう。
女将にそれとなくウィンドヘルムという町について聞くと、周りの農場で働く人々や港で働く船員たちがいるようだ。
と、なると朝方の方が人の動きがあるか。

肉を食べ満足したLadyが俺の膝に顎を乗せてきた。
耳の後ろを掻いてやると、満足そうに鼻を鳴らした。

どれ、休むことにしよう。



カイネスグローブを早朝に発つ。
少し北に行くと、もう雪景色になっていた。

暖かい地方で生まれ育った俺には、少々寒さが厳しい。
とっとと街中に入ってしまおう。

向こうに見える石造りの街並み。
あれがウィンドヘルムか。




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