Skyrim~新たな戦力(Midir編)

Skyrim~新たな戦力(Midir編)

ドーンガード砦に戻ると、デキソンとイスランはすでに対峙していた。
あれこれとイスランがデキソンに質問をなげかけている。

Midirとセラーナに気づくと、珍しくイスランが少しだけ微笑んだ。

イスラン:思っていたよりも早く聖蚕の僧侶に辿り着いたな
Midir:おうよ
デキソン・エヴィカス::やあ、きみたちも戻ってきたんだね
セラーナ:ここはいかが?快適に過ごせてまして?
デキソン・エヴィカス:君たちの友達イスランはとても良くしてくれているよ

とても良くしてくれている?イスランが?
思わずイスランを見つめるMidirとセラーナ。
イスランは咳払いし、デキソンに星霜の書を読むことができるかと尋ねた。

アーリエルの弓、更に他の星霜の書の存在。
弓について知るには、更なる星霜の書が必要だとデキソンは言う。

それだけ読み解くと疲れきったのか、デキソンはため息をつき少しふらついた。
イスランが広間で休むと良いとデキソンの腕をとって連れて行く。



2人を見送るとセラーナがMidirに声をかけてきた。

セラーナ:他の巻物についてですけれど
Midir:ん?なんか知ってるのか?
セラーナ:いいえ。わたくしは知りませんけど・・・母が何か情報を持っているのではないかと
Midir:セラーナのかーちゃん?
セラーナ:ええ。母は・・・父を止めるために色々な情報を得ていたと思うんですの
Midir:で、かーちゃんはどこにいるんだよ?

セラーナの表情が一瞬歪んだ。
どこかへ姿を消してしまったが、ヴォルキハル城から遠くへは行っていないと思うと言う。

じゃあ、城のどこかに隠れてるんじゃねぇの?と気軽にMidirが言うと、セラーナが目を見開いて同意してきた。
城から逃げ出したと、そう信じておりましたけれど・・・貴方の言う通りかもしれませんわね。

しかし、ヴォルキハル城に正面から挑むことはできないだろう。どうするか・・・。
そう考えていると、ぐうと腹が鳴ったので食堂で一休みすることにした。

同じタイミングでソリーヌも食事を取りに来ていた。
Midirとセラーナを見かけると、にこにこ笑って近づいてくる。

ソリーヌ:あら、あんたたち。元気にしてる?
Midir:お、ねーさんも元気そうだな。イスランとはどうだ?
ソリーヌ:相変わらずよね。あ、そうだ・・・ちょっとお願いがあるんだけど。人を探してきてくれない?
セラーナ:どなたを探すんですの?
ソリーヌ:フロレンティウスって奴なんだけどね。アーケイの僧侶・・・だったわ
Midir:だった?今は違うのか?
ソリーヌ:ま、色々あってね。吸血鬼との戦いには戦力が必要でしょう?

フロレンティウスを探すにあたって、イスランを説得して欲しいのよ。とソリーヌは最後に付け加え、持ち場へ戻って行った。
イスランを説得。それが一番難しいんじゃねぇのか・・・?

予想通りイスランは最初首を縦に振らなかった。
何度か説得して・・・ようやくフロレンティウスがルーンヴァルドにいるかもしれないという情報を教えてくれた。

ヴォルキハル城に向かう前に、フロレンティウスを救出することにしよう。



ルーンヴァルドへと辿り着いた。
中に入っていくと、鉱物を掘るツルハシの音が響いている。誰か・・・いるのか?

見るとステンダールの番人ではないか。こんな場所で何をしているんだ?
Midirが首を傾げていると、セラーナが番人たちは操られているようだと小声で呟く。
番人たちは2人に気づくと有無を言わせず襲い掛かってきた。

どんどん奥へ進んでいくと、番人たちとは違う服装の人物がいた。当然のようにMidirたちに襲い掛かってくる。
ちっ、しかたがねぇなと切り伏せるMidir。

何かないかと漁ると、鍵を持っていた。よし、あとはフロレンティウスだな。
そう思っていると、どこからかぶつぶつと・・・会話をしているような声が聞こえてくる。会話、のようだが聞こえる声は1人分。どういうことだ???

辺りを探すと、牢に閉じ込められた人物を見つけた。

Midir:あんた・・・フロレンティウスか?
フロレンティウス・バエニウス:やっぱり、アーケイが救ってくださった!助けを求めたから、あんたが来た!
Midir:え・・・?いや、イスランが
フロレンティウス:イスラン?何故あいつの名が出てくるんだ
セラーナ:イスランが・・・貴方を力を借りたいと言っておりますの
フロレンティウス:そんなわけはない!あいつはいつも私を馬鹿に・・・え?はい・・・はい・・・
Midir:・・・?おい、どうしたんだよ

フロレンティウスが急に誰かと会話をし出した。
Midirやセラーナの姿は眼中にないようで、2人には見えない誰かと会話を続けている。
わかりましたと言った後、アーケイがお前たちに力を貸す様にと言っておられると疑いなき眼で見つめてきた。
あ、ああと口の中でもごもご返事するMidir。
フロレンティウスはドーンガード砦へ行くと言い、牢から出て行った。


立ち去るフロレンティウスを見送る2人

Midir:・・・
セラーナ:わたくしが言うのもなんですけど、変わった方でしたわね
Midir:本当に戦力になるのか?
セラーナ:・・・

一抹の不安を胸に、2人はヴォルキハル城に向かうことにする。




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