Skyrim~ヴォルキハル城の中庭で(Midir編)

Skyrim~ヴォルキハル城の中庭で(Midir編)

対岸からヴォルキハル城を眺める。

Midir:で。どうすんだ?正面からは入れなさそうなんだろ?
セラーナ:そうですわね。正面の門は固く閉ざされていますわ
Midir:こんなでっけぇ城なら、秘密の通路の一つや二つありそうだけどな
セラーナ:お待ちになって・・・。そうですわ、通路がございますわ!

セラーナは、以前の城の所有者が作ったのであろう秘密の脱出路が城の横手にあることを思い出した。

城を見上げ、そっと溜息をつくセラーナ。

城を迂回し、海岸線沿いに歩を進めて行く。
セラーナが指さす先に、階段と扉が見えた。あそこか。
弓を射かけてくるスケルトンを倒して中へと入る。

城の中には当然のように吸血鬼やデスハウンドがいた。
剣を振り下ろすMidirを補助するようにセラーナが魔法を放つ。

Midir:なあ、魔法使うのって面白いか?
セラーナ:面白い?変なことを聞きますわね
Midir:だってよ、俺の周りに魔法使うやつなんかいなかったもんな
セラーナ:小さな頃とか、周りに魔法使いはいらっしゃらなかったんですの?
Midir:いなかったな。俺はガキの頃に山賊に村を焼かれて、その山賊に育てられたんだけどさ
セラーナ:まぁ・・・

ぽつぽつと帝国兵に捕まってヘルゲンで死刑寸前だったことや同胞団のことなどを話す。
黙ったままMidirの話を聞いていたセラーナは、自分の家族のことを話し出した。

領主だった父親は、不老不死の力を得るために多くの領民を生贄にしたこと。
更には自分の妻や娘もデイドラの王モラグ・バルに捧げたこと。
夫であるハルコン卿の計画に反対していた母のヴァレリカのこと。

顔を歪ませて、自分の両親の事を話すセラーナを見てMidirは思わず辛いのか、と聞いてみた。
俯いて首を振るセラーナ。わたくしは・・・ただ元の家族に戻りたいだけですわ。



疑心暗鬼になったハルコン卿が作ったという装置を抜け・・・中庭に出ることができた。

中庭の荒れ果て具合に絶句する。
周りを見ながら中央にある時計のようなものに近づいて行く。

セラーナ:これは・・・
Midir:どうした?
セラーナ:この月時計は何かおかしいですわ。クレストがいくつか無くなってますし・・・それから・・・
Midir:それから?
セラーナ:なんだか傾いているような

とにかく無くなったクレストやらを探すことにしよう。

クレストを手に月時計のところに戻る。
それぞれ対応する場所にクレストをはめ込むと・・・ゴゴゴと重い音と共に月時計が動き、下りの階段が姿を現した。

セラーナ:間違いありませんわね、ここですわ
Midir:セラーナのかーちゃん、用心深けぇなぁ
セラーナ:それくらい、父から身を隠したかったんでしょうね




ガーゴイルを蹴散らし、更に先へと進む。

吸血鬼の棺などがある部屋に出た。行き止まりか?
どこかに隠し通路なんかないんだろうか?ハンドルや鎖などを探してみるが・・・見当たらない。

ふと、見ると薪の隙間から冷たい風が吹き込んでいる。
この壁の向こうに部屋があるんじゃないか?




拍手頂けると中の人がとても喜びます




にほんブログ村 ゲームブログ RPG・ロールプレイングゲームへ

コメントは受け付けていません。