Skyrim~ソウル・ケルンへ(Midir編)

Skyrim~ソウル・ケルンへ(Midir編)

右には火の着いたろうそく、左側は・・・火が消えている。
暖炉や置いてある薪の隙間からは冷たい風が。

Midir:怪しいよな
セラーナ:そうですわね。ここに隠し扉がありそうですわ
Midir:押せばいいか?・・・動かねぇな
セラーナ:火が付いていないろうそくが怪しいのではありません?

セラーナはそういうと、左側のろうそくに手をかけた。
ズズズと重たい音がして暖炉の壁が動き、階段が現れた。
Midirとセラーナは顔を見合わせ、階段を慎重に上がって行く。

床に見慣れない丸い模様のある部屋へと辿り着いた。

錬金台や材料が沢山置いてある部屋だ。
どうやらセラーナの母が隠れていた部屋らしい。
しかしセラーナの母の姿はない。最近まで生活していたような気配も感じられない。ここから一体どこへ?

何か手がかりがあるはずという事で、二手に分かれて残されたものを探す。

手がかりったってなぁ・・・書置きとかか?
うーんと唸りながら当たりを探すMidir。

ふと目にした本棚に、他の書籍よりも小さな日記帳を見つけた。
何気なくページを捲ると、「ハルコン」という文字が飛び込んできた。
人名や地名等の簡単なものは読めるが詳細となると意味が分からないMidirは、すぐにセラーナを呼んだ。

セラーナ:これは・・・
Midir:かーちゃんの日記か?
セラーナ:そうですわ。母は・・・ソウル・ケルンへと通じる道を探していたのですわ
Midir:床の丸い模様か?あれ動いてねーぞ?
セラーナ:作動させるために必要なものがございますわね。集めてきてくださるかしら

セラーナはMidirに必要な材料を伝える。「魂石の破片、丁寧にひいた骨の粉、浄化された虚無の塩」
それからMidirを見つめ、母ヴァレリカの血が必要だと言う。

とりあえず部屋の中にありそうな材料を探し出しセラーナの元へと戻る。
かーちゃんの血はどうするんだ?とMidirが尋ねると、器の中に材料を入れ、その上で自分の指先をナイフで傷つけ血を落とす。

セラーナ:母の血であることが前提だとは思うのですが、コールドハーバーの娘の血であれば何かしら反応があるのでは
Midir:セラーナ!見てみろ!

床に描かれた丸い模様が光り輝き、そして空間が揺らめきだした。
ソウル・ケルンへの道か。

よし、と勢い込んで光の中に飛び込んでみたが・・・どこかへ転送される様子もない。
しかもMidirの全てを拒否するような、何とも言えない苦痛が襲い掛かってきた。
これでは先へ進めない。一度セラーナの元へ戻るか。

顔を歪めて戻ってきたMidirを心配そうにセラーナが見つめる。

セラーナ:大丈夫ですの?苦しそうでしたけれど
Midir:ああ、なんか全部を拒否されたって感じだった。俺、入れる気がしねぇ
セラーナ:そうでしたの・・・。吸血鬼以外は入ることができないのかもしれませんわね
Midir:吸血鬼か・・・。それ以外に何か方法はねぇのか?
セラーナ:あとは、魂の一部を魂縛して行くくらいしか
Midir:めんどくせーから吸血鬼にしてくれ
セラーナ:貴方、言っている意味わかっていらして?
Midir:後で治せるんだろ?セラーナと同じになってソウル・ケルンとやらに殴り込みだ

にやりと笑うMidirを溜息交じりに見つめるセラーナ。
仕方がありませんわね、と呟いてMidirの首筋に牙を立てた。

体中の血が凍り付いたような感覚に襲われ、そして一瞬熱くなった。
終わりましてよ、というセラーナの声で我に返る。

先ほどMidirを拒絶した転移門は、今度はすんなりと受け入れてくれた。

通り抜けたその先は・・・ソウル・ケルン。




拍手頂けると中の人がとても喜びます




にほんブログ村 ゲームブログ RPG・ロールプレイングゲームへ

コメントは受け付けていません。