Skyrim-ilex グレイビアードと対面する

Skyrim-ilex グレイビアードと対面する

深いため息を一つついてilexはハイフロスガーの扉を開け、中に入る。
石造りの重厚な建物。
静寂に押しつぶされそうだ。

中では瞑想をしているフード姿の人物が何人かいる。
彼らが・・・グレイビアード?

フードを被った老人がこちらに気づいて声をかけてきた。

アーンゲール:ほう・・・この時代の変わり目にドラゴンボーンが現れるか
ilex:なんだかよくわからないけど、バルグルーフ首長が貴方たちが呼んでいると言っていたわ
アーンゲール:まずは、お前がドラゴンボーンであることの証を示せ
リディア:証、ですか?
アーンゲール:そうだ。私に向かってシャウトするのだ

シャウト・・・。眉間に皺を寄せ考えるilex。
ああそうか。ホワイトランの衛兵にドラゴンに向かって叫んでみろと言われた時の、あれか。

アーンゲールに向かって、声を投げかける。
『FUS!』
大きな力がアーンゲールに向かって飛んでいく。

力を受け、大きく頷くアーンゲール。
ドラゴンボーンとして認めて貰えたようだ。
それにしても、ドラゴンボーンとは一体なんなのか。胸に浮かんだ疑問をアーンゲールにぶつける。

「竜の血脈」。
その単語を聞いただけでilexは軽く興奮した。

そんなilexを余所に、アーンゲールは「揺るぎ無き力」二つ目の言葉を習得するようにと、なにやら指示を出した。
言われるがままに、アーンゲールが指し示す場所へと移動するilex。
新しいシャウトの力と、分け与えられたドラゴンソウルの波が同時に体の中に入り込み、脳天が痺れるようだ。

思わず目を瞑り黙り込むilexをリディアが心配そうに見つめている。

リディア:従士様・・・大丈夫ですか?
ilex:あ・・・うん。大丈夫。(痺れるような快感を感じたとは言えない・・・)
アーンゲール:では、今習得した力を試してもらおう

そう言うとアーンゲールは他のグレイビアードに指示を出す。
霊体のような影が現れたので、影に向かってシャウトを発する。


ilex:FUS RO!!

3度ほどシャウトをぶつけると、アーンゲールは満足したようだ。
新しいシャウトを教えるので中庭に出る様にと言って、その場を離れた。



新しいシャウト「旋風の疾走」の1つ目(Wuld)の言葉を教わる。
それにしても、シャウトって一体どのくらいの数あるのだろうか。
全てを・・・集めてみたいと、ilexは心の中で呟く。

「旋風の疾走」も問題なく使いこなせることを確認したアーンゲールは、ilexの心の中を見透かしたかのようにSkyrim各地にシャウトの言葉が描かれた石碑があるから探してみる様にと言った。
確かにブリークフォール墓地にあった見たことのない言葉が描かれた石碑から力が流れ込んだのが発端だ。
あんな石碑が各地にあるのか。

ilex:ブリークフォール墓地で、見たことのない文字が描かれた石碑を見たわ
アーンゲール:それが言葉の壁だ。竜語で描かれている
リディア:竜語、ですか?
アーンゲール:そうだ。描かれた言葉がお前に力を与える

そしてアーンゲールは、ウステングラブにあるユルゲン・ウィンドコーラーの角笛を取ってくることを新たな試練としてilexに言い渡す。

ユルゲン・ウィンドコーラーは、グレイビアードひいては声の道の創始者。
長い瞑想の果てに悟りを開いたそうだ。
ハイフロスガーにはグレイビアードが4人だけしかいないのかと尋ねると、世界の喉と呼ばれる山頂に彼らの師がいるらしい。

アーンゲールが指さす先は、吹雪で閉ざされた世界に見えた。
そんな場所に一人でいるグレイビアードの師とは・・・どんな人物なのか。

とりあえず山を下りてイヴァルステッドで一休みして、今後を考えることにしよう。

ilex:お腹空いたわね
リディア:イヴァルステッドに戻ってクリメクに荷物を納めた報告をしたら、宿屋で休みましょう
ilex:麓に着く頃には夜になりそうね




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