Skyrim~Mian 儀式の呪文の謎を解く(4)
洞窟の中を慎重に進んで行く。
オンマンドが静かに指さす方に視線を向けると、天井から火のついた瓶がぶら下がっているのが見えた。
足元には・・・油だ。
ジェイ・ザルゴが弓で瓶を撃ち落とすと、あっと言う間に一面火の海になった。
そして、遠くから悲鳴が聞こえてきた。
騒ぎを聞きつけたフォースウォーンたちが襲い掛かってくるので、3人で片付ける。
Mian:フォースウォーンたちは、なかなか厄介だな
ジェイ・ザルゴ:魔法なら負けないぞ!!
オンマンド:こいつら、力も強いよな
階段を上がり洞窟を抜けると、要塞へ続く扉の前に出た。
オンマンド、ジェイ・ザルゴと視線を交わし、重たい鉄の扉を押し開ける。
薄暗い内部に目が慣れてきた頃、どこからともなく嗄れ声が聞こえてきた。
声の方を見ると・・・牢の中にハグレイブンが閉じ込められている。
ハグレイブンの名はメルカ。
ペトラという仲間に砦を奪われた挙句閉じ込められたと言うのだ。
復讐したい、助けてくれたら報酬をやろうと誘いかけてきた。
オンマンドがどうする?といった面持ちでMianを見つめている。
騙そうとしたら返り討ちにするからそのつもりでな、と念を押しメルカが閉じ込められている牢を開けてやった。
牢から出ると、脇目も降らずペトラの元へと急ぐメルカ。
慌てて3人は後を追う。
扉を開け・・・
隠し扉を開き・・・
オンマンド:あいつ1人で全部倒すんじゃないか?
気付けば、メルカはペトラとフォースウォーンたちがいる部屋までたどり着き戦いを始めている。
流石に数が多いので3人で助け船を出す。
魔法を派手にぶちかますハグレイブンの2人。
どっちがどっちだ・・・?一瞬どちらに魔法を撃ちこむのか躊躇しているうちに勝敗がついたようだ。
メルカがペトラの死体を足蹴にして、死んでも邪魔な奴だね!と悪態をつく。
Mian:なんだかよくわからんうちに片付いたようだな
メルカ:ああ、ああ。そうだね。ありがとうよ
ジェイ・ザルゴ:お礼に何をくれるんだ?
メルカ:そうだった。この杖をやろう
「メルカの目」という杖を貰った。
俺は杖は使わんからな・・・とオンマンドに渡す。
次の戦いで使ってみるよ!と嬉しそうだ。
メルカに別れを告げて、外に出ると向こう側の山に何か遺跡のようなものが見えた。
ここには「元素の力」を置くような台が見当たらなかった。
向こう岸を指さし、行ってみようと2人に告げる。
砦を降り、遺跡へと向かう道を探す。
そこにもなかったらどうする?とジェイ・ザルゴが尋ねてきた。
そうだな・・・。この先にカースワステンという村があるようだから、そこで聞いてみようか。
フォー・スカルの監視所
山賊を倒し、中へ入る。
ベッドロールや料理鍋。生活感が溢れる空間になっている。
オンマンド:Mian!台があるぞ!
Mian:お。ここにあったのか
ジェイ・ザルゴ:よし、本を置いてみろよ
台に「元素の力」を置き、”空の怒り”だから・・・雷系の魔法か?
雷撃を本に向かって放つ。
達人魔法”ファイアーストーム”を習得した!
本を捲ると、新しい記述が書き足されている。
「基本元素の魔法を使い、
基本元素の思想を示した。
さも娯楽であるかのように大混乱は引き起こされ、
強い印象を与えるには至らなかった。
私は刀剣だけを使うことにしよう。
文献を探し、学びたいと思う気持ちは無謀にも私の怒りを呼び起こした!
私の弟子よ、お前もか、それとももっとか?
シャリドールだと仮定するな、この貧弱で愚かな魔術師!
早急に送られて来たのは役に立たない弱虫、
しかしこの研究書には感謝する。
見つけるのはダイヤモンドの原石、
弱い精神からできた輝く宝石。
さあ死ね、そして私の名前を呪うのだ!」
戒めだろうか。どういうことなんだろう。
難しい顔をして本を眺めるMianに向かって、ジェイ・ザルゴが習得した達人魔法を見せてくれよと頼んでくる。
ジェイ・ザルゴ:どんな魔法なんだ?はやくやってみてくれよ
オンマンド:そうだな、外なら大丈夫じゃないか?
Mian:よし、ちょっとやってみるか
爆音と共に広範囲に炎が舞い上がった。
範囲魔法か・・・。
ジェイ・ザルゴとオンマンドが文句を言いながら、近寄ってきた。
これは使えないな。苦笑いしながら、2人に謝罪する。
ウィンターホールド大学へ戻って、ファラルダに報告するとしよう。