Fallout4 Turn Back the Fog

Fallout4 Turn Back the Fog

国立公園案内所からエコーレイク製材所へ。

時々ラッドストームにも見舞われ、ガイガーカウンターのガリガリ音が止まらない。
「George、Rad-X飲んでおけ。」
「輝きの海を思い出すな。」


エコーレイク製材所

霧で見通しが非常に悪い。
ニックと視線を交わし、慎重に進んで行く。

建物の中にも外にもフェラルグールがいる。
見落としがないように片付けないとな。

ドッグミートが最後の1体を倒し終えたのを見届け、ファーハーバーに戻るかと来た道の方へ振り返ると・・・一人の男がこちらをじっと見つめているのに気が付いた。
誰だ?

「あいつらを・・・あのよろよろ野郎どもを倒したのか。」
「・・・アンタ、誰だ。」
「俺か?名は・・・マルコム。この土地の持ち主だ。」

土地の持ち主だと?
ニックと顔を見合わせる。ニックも信じ難いといった表情をしている。

「あいつらを倒してくれたことに免じて見逃してやる。こちらが狩りと殺しを始める前に出て行け。」

ファーハーバーの代表としてやってきたことを告げるとマルコムは激昂した。

ここは俺の土地だ!!と叫び銃を構えようとしたが、ふと動きを止めた。
もっといいことがある、そう呟いた。

喉の奥でくぐもった音を立てた。
笑っているようだ。

「ファーハーバーのやつらをここに寄越せ。一人残らずだ。」

「霧の中では腹が減ってなぁ。俺にとっちゃ、やつらは肉でしかない。勿論お前も同様に、だ。」

マルコムは上機嫌で話を続ける。
「狩りをして、肉を切る。残り物は霧の中に放り込んでやりゃ、マイアラークやフェラルグールどもが片付けるさ。」

思わず舌打ちした俺をニックがちらりと見た。

「お断りだ。」
その言葉と同時にマルコムの頭を吹き飛ばす。

「前に。」
「どうした、George?」
「逃げ出した人造人間を探したの覚えているか?」
「ああ、アカディアでの頼まれごとか。それがどうした。」

足元にあるマルコムの死体を眺めながら、あの時の光景を思い出す。

「ここの霧に侵されると、見境なくなっちまうんだな。」
「・・・。」

エコーレイク製材所も片付けた。
あとは・・・マリナーに頼まれたマイアラークの殻を3つ集めてくれば頼まれごとは終わりだな。




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