Skyrimーilex 星霜の書を探す

Skyrimーilex 星霜の書を探す

1人朝早く目が覚めたilexは、皆を起こさないようにそっとテントを抜け出して朝日をぼんやりと眺めていた。

ぎゅっぎゅっと雪を踏む音が後ろから近づいてくる。

リディア:お早いですね、従士様
ilex:目が覚めちゃって
リディア:山を降りたら、アーンゲール師のところへ向かいますか?それともデルフィンのところへ?
ilex:・・・まぁ、アーンゲール師のところかな。
リディア:双方協力することが一番よいのでしょうけれどもね
ilex:それは難しそう

2人は顔を見合わせると、食事を取る為にテントへと戻って行った。

パーサーナックスに下山することを告げると、ゆっくりと頷いた。

ドラゴンとしての血を求める本能から自由になるために、どれくらいの年月瞑想をすればパーサーナックスのようになるのだろうか。
そんなことを考えながら、登って来た道を降りて行く。

エリク:アルドゥインって、古代ノルドが封印したんだよね?なんで出てきたんだろう
マーキュリオ:封印が解けたのか。悪意のある誰かが呼び出したのか
ilex:ま、そこは今考えてもわからないし
リディア:デルフィンはサルモールが黒幕だと信じてましたけれどね

あれこれと話をしていると、あっという間にハイフロスガーに着いた。
アーンゲール師はいつものように建物の中で瞑想しているかと思ったが、どこを探してもいない。

瞑想している他のグレイビアードに声をかけるのが躊躇われ、中庭に出て探すことにした。

中庭にぽつんと立っている塔に登ると、アーンゲール師が跪いて瞑想しているのが見えた。
近づく足音を聞きつけたアーンゲール師が目を開き、ilexをじっと見つめる。

アーンゲール師にパーサーナックスから聞いたことを掻い摘んで話す。
目を瞑り、ilexの説明に耳を傾ける。

星霜の書について何か情報がないか聞くと、そういった類のものはウィンターホールドにある魔法使いが持っているのではないかと、少しだけ侮蔑の色を感じさせる口調で、アーンゲール師はilexに向かって話した。

ついでに、ブレイズはドラゴンと戦うために設立された聖戦士で、ドラゴンを虐殺を行った過去があると説明する。
彼らは再びお前を使ってそれを成し遂げようとしているようだな。

ilex:だから、私はブレイズに操られているわけではないってば
アーンゲール師:そうだったな。すまん
マーキュリオ:まぁ、そう言いたくなる気持ちはわからぬでもないが
ilex:兎に角、アルドゥインを倒す方法を探さないと
アーンゲール師:・・・もし世界が滅びるのであれば、それも良いだろう。終わらせて再生させればいい
ilex:私は、まだ滅びたくないわ。他の皆が滅びるのを見るのも嫌よ。

アーンゲール師は何も言わずilexたちを見つめ、再び瞑想へと戻って行った。



ウィンターホールドへ向かうついでに、新しいシャウトを手に入れようとアーンゲール師から竜語の壁の場所を聞いておいた。
「シルバードリフトの隠れ家」の場所を地図に描きこんでもらったので、ホワイトランから向かうことにしよう。

ホニングブリュー蜂蜜酒醸造所の前を通り抜け十字路を曲がったところで、遠くから咆哮が聞こえてきた。

まさかと思い顔を上げると頭上にはドラゴン。

近くにいたホワイトラン衛兵も戦いに参加してきた。

ilexはシャウトを、リディアとエリク、ホワイトラン衛兵たちは弓矢を、マーキュリオが魔法を繰り出し、思っていたよりも早くドラゴンは地に降り立った。

地面に降りてくれば、こちらのもの。
ilexは愛用のダガー片手にドラゴンと対峙する。

ドラゴンを倒しドラゴンソウルを吸収する。
衛兵たちが骨だけになったドラゴンの周りに集まって歓喜の声を上げていた。

思わぬ足止めを喰らったが、その後は順調に北上し「シルバードリフトの隠れ家」へと辿り着く。

古い遺跡の外にいる山賊を倒し、中に入ると今度はドラウグルやスケルトンが出迎えてくれた。

ノルドの遺跡はこれだからとぶつぶつ文句を言いながら、なぎ倒し竜語の壁へと向かう。


シルバードリフトの隠れ家「武装解除」



シルバードリフトの隠れ家から更に北上し、ウィンターホールドへと向かう。
雪が深くなるにつれ、ilexの口数が減ってきた。

リディア:従士様、大丈夫ですか?
ilex:・・・さむい
エリク:僕は平気なんだけどな
ilex:ノルドと一緒にしないでくれる?
エリク:なんだよ!マーキュリオだって平気だろ?
マーキュリオ:いや、俺もさすがに寒いぞ。マントと手袋で凌いではいるが・・・
エリク:みんなで、なんだよーーー!!

アズラ像が見えたので、もう少しですよとリディアが励ます。
なんだってこんな雪山に町を作るのよとilexはまだぶつぶつと文句を言っている。

マーキュリオが、ウィンターホールド大学の中に入ることができると思うとわくわくすると呟いた。
アーンゲール師は魔法使いのことを余り良く思ってはいないようなので黙っていたが、とぽつり。

相変わらず人気のない町を抜け、大学の入り口へと向かおうとすると、アルトマーの女性が立ちふさがった。
4人に何のために魔法を学ぶのかと問いかける。
魔法を学ぶために来た訳ではない、中に少し入らせて欲しいだけと正直に話すと、思っていた答えと違っていたのか一瞬ぽかんとしてしまった。

ファラルダ:そ、それなら大学に何の用があるというのですか?
ilex:ま、いいじゃない。入れてよ(威圧)
エリク:(笑顔で威圧!)
マーキュリオ:(やるな、ilex)
ilex:聞こえてるからね

渋々といった体でファラルダは4人を中に招き入れてくれた。
すぐに帰るから心配しないでとファラルダに告げて、大学の建物へと続く通路を歩いて進む。


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