Fallout4 Open Season

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ヌカ・タウン・マーケットを後にし、フィズトップ・グリルへと向かう。

固い表情をして戻ってきた俺を見てゲイジが何か言いたそうな顔をした。
「ボス、アンタともあろう人が連邦に攻め入るの怖気づいてんのか?」
「・・・怖気づく・・・?」

連邦のレイダーやガンナーどもなんて、アンタにとっちゃゴミみたいなもんだろう?
あとはなんだったかな、ミニッツメンだか時代遅れの民兵がいるんだっけ?

ゲイジは俺のやる気を奮い立たせるつもりなのか、あれこれと槍玉に挙げてはこき下ろす。

「・・・俺たちの仕事ぶり、お前はどう考えている」
「ん?ヌカ・ワールド全てを制圧できるとは正直思ってなかった。アンタとなら連邦もすんなり手に入るだろうな。」
「連邦を、手に入れる、か」

ゲイジが俺の顔を見て、ニヤリと笑った。
さっさとニシャたちからの依頼を片付けて連邦に攻め込むためにシャンクと話し合うぜ。

「・・・。ゲイジ。ここにいろ。俺は”野暮用”を片付けてくる。」

有無を言わせない声音でゲイジに命令する。
不審そうに俺を見つめた後、小さな声で、わかったと答えた。



マスクに帽子、コートを手にフィズトップ・グリルから・・・まずはメイソンの元へと向かう。

中ではいつものようにレイダー同志やアタックドッグと奴隷たちを戦わせ、周りでパックスのレイダーどもが金を賭けて楽しんでいるのが見えた。

俺の異様な雰囲気を感じ取った1人がメイソンに何やら耳打ちする。
ゆっくりと俺に視線を合わせると、メイソンは部下に手を振り下がらせた。

「なんだ、その格好は。ボス、まるでレンジャーじゃねぇか」
「・・・、そうか。」

メイソンの瞳に凶暴な色が見え隠れする。
「誰にでも友達は必要だが・・・俺の友達がアンタの友達になるとは限らねぇなぁ。」
「つまり?」
「アンタは信用ならねぇってことだ。」

「そうか。」

「あばよ」

メイソンの頭を一撃で撃ち抜く。
鳴り響く銃声にパックス・レイダー達が一斉に反応した。
激しい銃撃戦が始まった。


※メイソンから受けていたクエストは失敗となる。というか、誰かを手にかけた途端にレイダー達が敵対。

ブラッドバートン野外劇場にいたパックス・レイダーやアタックドッグたちは全て片付けた。
恐らく外に出たら他の奴らも襲い掛かってくるだろう。

ふとドッグミートに視線を向けると、足に怪我をしたようで庇うように歩いている。
ステイムパックを使って怪我を癒してやると、鼻面を腕に押し付けてきた。
「ドッグミート、掃除が終わるまでここで待っていてくれ。怪我するぞ。」

そういう俺の手をぺろりと一舐めすると、ドッグミートは野外劇場を飛び出して行った。
「お、おい!」



外に出ると案の定レイダー達が襲い掛かってくる。

外にいるレイダーたちを撃ち殺し、次はオペレーターズの本拠地であるパーラーへと向かう。

入り口付近でマグスを倒し、その足で中に踏み込むと柱の陰に隠れていたウィリアムの撃った弾が、マスクをかすめて行った。
「マグスには眠ってもらったよ。お前も仲良くおねんねしな。」

残すは・・・ディサイプルズか。



やはり裏切ったな!と叫びながらディキシーが撃ってくるのを制し、1Fにいるレイダー片付けると階段を駆け上がる。

ドッグミートがディサイプルズ・レイダーの足元に喰らい付き、俺が頭を撃ち抜く。
ニシャがいる上階を目指しながら、立ち向かってくる者すべてを薙ぎ倒す。

「ゲイジはまた見抜けなかったって訳ね!」
叫ぶ声が聴こえてきた。

「ゲイジだけじゃないだろ。お前らだって片棒を担いでいる。」

ニシャを倒しディサイプルズの面子を全て片付けたと思っていたが、階段を降りている最中にドッグミートが低く唸った。
「どうした、ドッグミート?」
ううううううと唸った後、ドッグミートが階段を駆け下りて行く。

「離せこの野郎!!」
隠れていたレイダーをドッグミートが引き摺り出す。

「仲間の後を追え。」



ヌカ・ワールドにいるレイダーは片付けた。

後は・・・そうだ。大計画とやらをやってしまおう。

ドッグミートが、くぅんと鼻を鳴らし手に頭をこすりつけてくる。
「だいじょうぶか、ドッグミート?」

わん!と答えるドッグミートの頭を優しく撫で、俺は先日マーケットにいたチップが話していた大計画を片付けに行くことにした。


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