Skyrim-ilex 休戦会議を持ち掛ける

Skyrim-ilex 休戦会議を持ち掛ける

バルグルーフ首長にドラゴンズリーチで罠をかけることを了承してもらうために、まずは帝国軍とストーククローク両者から邪魔をしないという言質を取る必要がある。

リディア:グレイビアード達は、協力してくれるでしょうか
マーキュリオ:どうだろうな・・・。難しいかもしれん
ilex:ま、ここで考えていても仕方がないし、アーンゲール師に相談してみましょ。何かいい案があるかもしれない。
エリク:その前に・・・

エリクが、お腹減ったとぽつりと呟く。
そうだ。ハイフロスガーに戻る前に腹ごしらえして、一休みしよう。
ブリーズホームはちょっと狭いかもしれないけれど、まぁなんとかなるだろう。

市場で食料を買い込み、ブリーズホームへと向かうことにした。



穏やかな気候のホワイトランから、凍てつく寒さのハイフロスガーへと移動する。
ilexがぶつぶつと文句を言いながら、毛皮のコートを着込んだ。

アーンゲール師はいつものように座り込んで瞑想中。
ilexが近づく音を聞きつけ、ゆっくりと目を開いた。

アーンゲール師:上に空、内に声
ilex:あー、あのね。帝国とストームクロークが話し合いを行う手助けをして欲しいの
アーンゲール師:お前は我らの権威について勘違いをしているようだな。我々は政に関わったことはないのだ
ilex:わかっているわ。だからこそ、グレイビアードにお願いしたい
リディア:我が首長が、この戦争が起こっている限り、ドラゴンを罠にかける手助けはできないと

アーンゲール師が緩やかにリディアの方に首を向ける。
なるほど、と低い声で呟いたのが聞こえた。

帝国軍とストームクローク軍に、アルドゥインを倒すまでの間は休戦してくれるように頼みたい。
そのための会合を開くのを手助けして欲しいとアーンゲール師にお願いする。

パーサーナックスがお前を助けると判断した。それが我々の進む道だ、と言い休戦会議を開くことに同意してくれた。



まずは、ウィンドヘルムへ。

皆に手助けされて逃げ出してから、どれくらい経ったのだろうか。
ウルフリック・ストームクロークに休戦会議を持ち掛ける立場になろうとは思いもよらなかった。

リディア:従士様、大丈夫ですか?
ilex:・・・私、この町大嫌いなのよ。だから逃げ出したんだけどさ。
リディア:はい
ilex:本音を言うと、どんな理由でも戻ってきたくはなかったわけ。こんなことになるとは思ってもみなかったわ
マーキュリオ:俺が、ウルフリック・ストームクロークと話そうか?
ilex:大丈夫。皆が一緒だしね。

リディアがilexの手を取り、頷く。

街を闊歩しているウィンドヘルム衛兵が一行をじろじろと見ている。
王の宮殿に何の用だと横柄に尋ねてきた。

衛兵にちらりと視線を投げたまま、答えずに王宮の重い扉を押し開けた。

王宮内はがらんとしていて、奥の部屋からなにやら言い争うような声が聴こえてくる。
がなるような声とそれに静かに答える声。
・・・どうやら、ホワイトランについて言い合っているらしい。

リディアが一瞬顔を顰めたのが見えた。
まったく、ふざけんじゃないわよ。ilexの胸に黒い物が渦巻く。

ウルフリック・ストームクロークと、その部下であるガルマル・ストーンフィストが戦争について論じあっている中に4人は歩を進めた。
急に現れた侵入者にガルマルが腰の剣に手を掛けて威嚇する。

ガルマル・ストーンフィスト:なんだ、お前らは
ilex:・・・グレイビアードからの伝言を預かってきたわ
ウルフリック・ストームクローク:グレイビアード?天上界からようやく視線を下界に向けたという事か?
ilex:ドラゴンの対処するために休戦協定を結ぼうとしているのよ
ウルフリック・ストームクローク:ドラゴンは確かに脅威だ。だが、テュリウスが出るのでない限り、承諾はできん
ilex:政治の話をしている場合じゃないでしょう!!!!

ガルマルがいよいよ剣を抜いて斬りかかりそうになる。
リディアが庇うようにガルマルとilexの間に体を滑り込ませた。

ウルフリック・ストームクロークとilexは睨みあったままだ。

アルドゥインの名前を出すと、ウルフリック・ストームクロークもさすがに折れない訳にはいかなかったようだ。
テュリウス将軍がスカイリムから逃げ出す機会を与えようという名目で休戦会議に出席することに同意した。

ハイフロスガーで休戦会議を行うと告げ、王の宮殿から足早に立ち去る。



馬屋で馬車に乗り込みソリチュードへ。
テュリウス将軍会ってくれるかな?とエリクが呟く。
確かに、軍の関係者でもなくソリチュード市民でもない、アルゴニアンに会うだろうか。
グレイビアードの威光とアルドゥインを切り札に会ってもらうしかない。

街でテュリウス将軍の居場所を確認し、ドール城へと向かう。
ここでも、戦争が、ホワイトランの事が話題に上がっていた。
兎に角テュリウス将軍に休戦会議に出席してもらわなくてはならない。

リッケ特使との会話が切れたタイミングを見計らって、ilexはテュリウス将軍に声をかける。

ilex:グレイビアードの使いとしてきたわ
テュリウス将軍:グレイビアード?あの老いぼれの世捨て人たちが何の用だ
ilex:ハイフロスガーで講和会議を開くためよ
テュリウス将軍:講和会議だと?なんのためにだ。ストームクロークどもが皇帝に反乱している限り、話し合うこと等ない
リディア:ドラゴンが現れたことは、将軍も御存じのはず

将軍はリディアの台詞を聞いても、鼻を鳴らすだけ。
挙句、私はドラゴンを倒すためにスカイリムにやって来た訳じゃないと言い放った。

ストームクロークなんかよりも大きな問題だろうと迫ると、テュリウス将軍は肩を竦めた。
まぁ、そこまで言うのならば講和会議とやらに出席しても良いだろう。
リッケ特使に声をかけ、共を連れてテュリウス将軍は部屋を出て行った。

これで、ウルフリック・ストームクロークとテュリウス将軍が講和会議に出席することになった。
ほっとすると同時に、疲れがどっとilexを襲う。

一休みしたいところだが、ハイフロスガーへと戻ることにしよう。


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