Wasteland3 ピーターソン空軍基地(2)

Wasteland3 ピーターソン空軍基地(2)

クォンを加え、5人で基地の中を見て回る。
基地の中には留置場やそこそこ広い空き部屋、以前は食堂として使っていた部屋などがある。

基地の様子やドーシー一家の情報などをクォンに確認しているWraithを遠巻きに眺めるZephyr。
面白くなさそうな顔をしている。

「なんだ、ボスをとられちまったのか?」
声をかけてきたのは、先程仲間になったDevlinとThunderだった。
「・・・。なんか、あいつ嫌い。」
「ん?クォンのことか?」
DevlinとThunderは夫婦でRanger部隊に参加している。

クォンとの話に一息ついたのか、Wraithが後ろを歩くZephyrをちらりと見る。
Thunderの背に隠れながら、Zephyrは思い切りあかんべぇと舌を出した。



クォン「ここはかなり立派ですね。トロフィーホールか博物館か何かにしてみてもいいかもしれない。」


※不気味な人形。世界のあちこちに落ちてる(埋まってることも)。集めると良いことあるよ。

奥の部屋に辿り着く。
中から・・・何やら話声が聞こえてくるようだ。
眉根を寄せたWraithが、皆に用心するように合図を送る。

扉を開けると、ボロボロの服を着た人たちが身を寄せ合っているのが見えた。
一人の女性が両手を上げたまま、何も悪いことはしていない、我々は難民だと訴える。

『君たちは・・・何者だ?』
「わ、私はデル・ハケット。私たちはどこにも行くところがないの。」
『難民ということか。コロラドスプリングスに何故行かない?』
「総主教は、我々のような人間を好まないわ。お願い、ここにいさせてもらえないかしら」

クォンが舌打ちする。
「ここは軍事基地だ。不法占拠を認めることはできない。」

Wraithとデル・ハケットはクォンの台詞を無視して話を続ける。
彼らはコロラド州と平原との間の国境地帯で農業を営んでいたが、農地を焼かれ行き場を失ったという。
ゆっくりと部屋の中を見渡すと、システムをいじって警報を鳴らしたりしないのなら今まで通りここにいてもいいとWraithが請け合う。


※難民たちの評判が5上がる

クォンはやれやれと深い溜息をつき、難民たちは喜び抱き合っている。
その姿をZephyrはじっと見つめていた。

※この部屋にクローゼット?みたいなものがあり、Wraithたちの見た目を変えることができる。
髪の色や服装の色合いなんかも変更可能。

難民たちの部屋を出て、以前は食堂だった場所や武器庫と思われる場所を見て回る。


留置所

どれだけ長い時間ここにいたのかさえわからないという囚人。
きのこを食べて生き永らえてきたらしい。

クォンはそのままにしておけというが、留置所の鍵を開け囚人を外に出すWraith。


大喜びで駆け出して行く

呆れかえるクォン。
Zephyも少し不思議そうにしている。

その視線に気づいたWraithは肩を竦めた。

「アンタなら、囚人は留置所にって留めておくかと思った。」
『・・・い。』
「え?」
『あの・・・臭いに耐えられない。綺麗にしたかった。』

DevlinとThunderが思わず吹き出す。
バツが悪そうに頭を掻くと、何の罪で投獄されたのかもわからんしな、と呟いた。

これで空港内の施設は大体見終えたようだ。
コロラドスプリングスへと向かい、保安官に話を聞くとしよう。



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