Skyrim – Lucius バルグルーフ首長と謁見す

Skyrim – Lucius バルグルーフ首長と謁見す

アドベンタス・カエセニウスに頼まれた、ストームクローク兵との戦いの加勢。
ドラゴンズリーチと呼ばれる大きな城を眺めながら、Luciusは指定場所へと馬を走らせる。

双方とも、律儀にLuciusの到着を待ちわびていたようだ。
帝国兵の一人が手を振り名を呼ぶ。

帝国兵:よくぞ参られた
Lucius:遅くなりました
帝国兵:アドベンタス・カエセニウスより聞き及んでいる。君が加勢してくれるなら心強い
Lucius:お役に立てるよう、努めましょう
???:なんだ、そんな若造が俺の相手なのか?

2人の挨拶をイライラしながら聞いていたストームクローク兵が、割って入ってきた。

クリシャ・ウルフクローと名乗るストームクローク兵は、今か今かと待ちわびている部下と共に笑い声をあげた。

剣を抜き、ウルフクローに振り下ろす。
それが戦いの合図となった。

帝国兵、ストームクローク兵が鬨の声を上げる。

ストームクローク兵に囲まれながらも、盾を使い巧みに片付けて行く。
帝国兵たちの歓声に、敵を全て片付け終えたことを知る。

終わったのか。

今回は、こんな開けた場所で戦ったおかげで勝てたとも言える。
地の利を生かした場所で襲撃されたら、立て直すのが難しいだろうな、とLuciusは考えた。

辺りを見回しながら、そんなことを考えていたLuciusに、帝国兵が力添えに感謝の意を伝えてきた。

帝国兵:君の加勢のおかげで奴らを追い払うことができた。
Lucius:お役に立てて光栄です
帝国兵:重要な役割を果たしてくれた事に感謝する。これからソリチュードに戻るのか?
Lucius:いえ、テュリウス将軍の言付けを届けに、ホワイトランへ
帝国兵:そうか。

兵士たちは近くの野営地に戻るらしい。
怪我した者に肩を貸し、立ち去ってく兵士たちを見送る。



さて。
それではホワイトランへ行くとしよう。

馬屋に馬を預け、城門へと向かう。
入り口で、厳しい顔つきの衛兵が今は外部からの訪問者を受け入れていないと声高に言い放つ。

ホワイトラン衛兵:首長は今ヘルゲンを襲ったと言うドラゴンの問題でお忙しい。帰るんだな
Lucius:私は帝国軍将軍テュリウスの使いとしてバルグルーフ首長との会見を求める
ホワイトラン衛兵:なに、テュリウス将軍?それは・・・
ホワイトラン衛兵:わかった。中に入るといい。首長はドラゴンズリーチにいらっしゃる。道なりにまっすぐ進め
Lucius:門を開けてくれ

大きな扉を開け、衛兵はLuciusを招き入れた。


※毛皮のマント外しました。

ドラゴンズリーチへと続く道を歩きながら、住民の様子に気を配る。
街の中心あたりには小さいながら市場が出ており、買い物をしたりする住民たちで活気に溢れていた。
帝国よりなのか、鎧に身を包んだ老人が老婆となにやら言い争いをしているのも聞こえてくる。

そうかと思えば、タロス像の前で1人演説のようなものをしているローブ姿の男が居たり。
サルモールが見たら、速攻で捕まるなとLuciusは横目に見ながら考えていた。

ドラゴンズリーチを目の当たりにし、その立派な作りに思わず心を奪われる。

柱の模様など、自国のものとはやはり異なる。
そういえば、ソリチュードではドール城にしか足を踏み入れたことがなかったが、他にも城はあるのだろうか。ドール城は帝国好みの造りになっているので、それ以外の、地域色がある建造物が見てみたい。

そんなことを考えながらドラゴンズリーチへと足を踏み入れた。

天井が高く、中は広々としている。
真ん中に大きく炉が設けられていて、室内は暖かく明るい。

その奥で、首長と思しき人物が執政や私兵たちと何やら話し込んでいた。
Luciusが近づいてきたことに気付いた私兵が剣を抜き立ち塞がる。

イリレス:止まりなさい。首長は今お忙しい
Lucius:私はテュリウス将軍からバルグルーフ首長への伝言を届けに来た
バルグルーフ首長:なに、テュリウス将軍だと?イリレス、そいつを通せ

イリレスと呼ばれた私兵は、渋々といった体で道を開けた。

Luciusから手紙を受け取ると、バルグルーフ首長は執政と共にその手紙を読みだした。
ふん、と鼻を鳴らしLuciusに視線を戻す。
執政から手紙を受け取ったイリレスの表情が曇る。

返答を待つLuciusに、バルグルーフ首長は今応えることはできない、と言う。

Lucius:・・・その言葉の持つ意味をおわかりか
バルグルーフ首長:早まるな。我々は、今ドラゴンの脅威に晒されている。この件を片付けるほうが先だ
Lucius:将軍は首長の回答をお待ちなのだが
バルグルーフ首長:ドラゴンの件が片付くまで、テュリウスのことなど知ったことか

Luciusの手がぴくりと動くのをイレリスは見逃さなかった。
睨みつけ、剣に手をかける。

首長は鷹揚に手を振り、イリレスに剣から手を離す様に伝える。
Luciusとイリレスを交互に見つめ、溜息をつく。
暫く考えて込んでいた首長が、何やら思いついたのか急に立ち上がった。

ついてくるようにと顎でLuciusに指示し、バルグルーフ首長はすたすたと歩いていく。
慌てて後を追いかけると、ローブ姿の男がいる部屋へと入っていった。


バルグルーフ首長:ファレンガー!ドラゴンの件で手伝ってくれる人物を連れてきたぞ!



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