Skyrim – Lucius ドラゴンストーンを回収する

ハドバルが指さす先には、大きなノルドの遺跡。
近づいてよく見ようと踏み出すと、足元に弓矢が撃ち込まれた。

獲物が来たぞ!と山賊たちが嬉しそうに飛び出してきた。

ハドバル:ハッ!案の定山賊どもが住処にしてやがる
Lucius:邪魔だな。片付ける
ハドバル:任せとけ!!

ハドバルが嬉しそうに剣を抜く音が聞こえてきた。

2人で山賊たちを片付けて行く。
剣で戦いを挑んでくる相手はハドバルに任せ、遠くで弓を射る山賊の首を落とす。

粗方片付け終え、入り口の重い扉を押し開ける。

中は薄暗く、埃っぽい。
ぼそぼそと話声が聞こえてきたため、Luciusはハドバルに音を立てないようにと合図する。

石の柱に身を隠し様子を窺っていると、寝床にしている山賊二人が墓地の奥へ何かを持って逃げ込んだ人物の話をしていた。
リバーウッドの名前が聞こえた途端、ハドバルの顔色が変わった。
どうやら村の雑貨店で何かが盗まれたらしい。盗難事件と関連があるようだった。

あ、と思った途端にハドバルが飛び出して行く。

ハドバル:てめぇらが犯人か!??
山賊:なんだ、お前ら!!殺されてぇのか!
Lucius:・・・

こうなっては仕方がない。
Luciusも剣を抜き、山賊を片付けることにした。

戦いを終えると、ハドバルが死体を漁る。
雑貨屋のルーカンが盗まれたと騒いでいたものを持っていないかと確認しているようだ。
しかし、特にめぼしい物は持っていなかった。
舌打ちしてハドバルが立ち上がる。

ちらとハドバルに視線を投げ、黙ったままLuciusは先へと進む。



通路の先にある部屋に何者かの気配がある。
山賊の生き残りのようだ。
ハドバルに大人しくしているように言い、山賊が何をするのか見届ける。

山賊は辺りを見回し、奥にある鉄格子を開けるためにとレバーを引く。
ひゅん、ひゅん、と矢が飛び交う音がし、そして山賊はその場に崩れ落ちた。
あーあ、とハドバルが呟くのが聞こえる。

部屋の中に入ると、ハドバルが壁や柱に設置されている模様を指さす。

ハドバル:蛇とか鷲とかの模様があるだろ?
Lucius:ああ。
ハドバル:あれ、動かせるんだけど、模様合わせしてからレバーを引くんだ
Lucius:謎かけということか?
ハドバル:ま、そんなこった。正しく模様合わせしないと、こいつみたいに彼の世行きになるってわけだ

なるほど。
ただ闇雲に動かしても正解に辿り着くには時間がかかる。
恐らくどこかにヒントとなるものがあるはずだ。

Luciusは辺りを見回し、模様を動かす。


ハドバル:ビンゴ!

※この操作をしている時に、ハドバルが勝手にレバー引いて、矢が飛んでくることがしばしば・・・。大人しくしてて・・・。

奥へ、奥へと進むと、2人の足音を聞きつけた何者かが叫ぶ様に助けを求めてきた。

???:誰か、こっちにくるのか?ハークニール、お前か!?それともビョルン、ソリング???
ハドバル:誰かいるみたいだな
Lucius:入り口の山賊どもが話していた盗人じゃないのか
ハドバル:あ、確かに

声がする方へと進むと、あちこちに蜘蛛の巣があり、蜘蛛の糸が張り巡らされている部屋に出た。

その奥に・・・蜘蛛の糸に絡めとられているのか、顔だけが辛うじて見え、助けを求める男がいた。
話を聞こうと近寄る2人の前に、上から大きな蜘蛛が落ちてきた。
うわ、とハドバルが思わず声を出す。

蜘蛛の糸の粘りに刃の動きが鈍りながらも、剣を突き立てる。
離れた場所からハドバルが弓矢で援護。

大きな蜘蛛がどさりと倒れ伏すと、男が歓喜の声を上げた。

???:やったな!さ、誰かがやってくる前に、俺をここから降ろしてくれ
Lucius:・・・お前は誰だ
???:名前なんて後でいいだろう?まずは降ろしてくれよ
ハドバル:お前の盗んだものを出せよ
???:なんだ、金の爪の事を知ってるのか。降ろしてくれたら見せてやるよ!
Lucius:・・・

Luciusが腰に帯びた剣に手をかけると、男はほっとした表情を浮かべた。
蜘蛛の巣諸共斬られるとは知らずに。

足元に転がる男の死体を足で動かすと、懐に仕舞い込まれた「金の爪」を取り出す。
男の日記には「金の爪」の秘密が描かれている。
背中越しに覗き込むとハドバルが、ここから奥は古代ノルドの墓場でドラウグルとかが出るんだと言う。

Luciusは肩を竦めると「金の爪」を手に、奥へと進んで行った。



棺桶が並ぶ部屋に出た。
のそり、と何かが動き出す。

ドラウグルだ!と言いながら、ハドバルが躍りかかった。

次々を現れるドラウグルを倒しながら進む。

ハドバル:なぁ
Lucius:・・・なんだ
ハドバル:あんた、帝国から来たんだろ?あんたみたいに強い奴なら大歓迎だ
Lucius:どういうことだ
ハドバル:今まで何人もお偉いさんやらが来たんだけど、ふんぞり返って戦場には出ない奴らとか多くてさ

そいつらとは立場が違う、とLuciusは心の中で唸る。
2人でストームクロークぶっ潰して将軍にまで上り詰めようぜ!と冗談めかしてハドバルが笑う。

そうだ。
手柄を立てて、ここで一番上の立場を手に入れればいい。
その上で自国の、自分の領土を兄から取り戻す。
堂々と権利を主張できる立場になればいいのだ。

Luciusは微かに口元を歪めたが、ハドバルにはそれが笑みだとはわからなかった。



絵合わせと穴が3つ開いた扉のようなものの前に出た。
謎解きが必要なようだ。
男の日記を改めて確認する。

絵合わせをした後、「金の爪」を穴へと合わせる。
ゴゴゴゴ・・・・と地響きがあり、重い石の扉が開いた。

奥に祭壇のようなものが見えた。
ファレンガーが言っていた、ドラゴンストーンなるものが見つかることを期待して祭壇へと近寄る。
辺りを見る限り、何か特別なものが祀られている様子もない。
存在するかどうかも分からないとファレンガーは言っていた。無駄足だったということなのか。

ハドバル:どうしたんだ?
Lucius:・・・ちょっとな
ハドバル:なんか探してるのか?宝物とか?
Lucius:・・・

がたんと音がして振り返ると、棺桶の中からドラウグルが姿を現した。
こいつが隠し持ってるかもよ!とハドバルが剣を抜く。

戦いの中、ドラウグルが何か叫ぶと、その勢いのためなのか手の中から剣が落ちてしまった。
なんだこれは。
咄嗟に持ち直して、ドラウグルの頭を刎ね飛ばす。

ドラウグルの持ち物を漁ると、中から不思議な模様が描かれた石板が出てきた。
これがドラゴンストーンなのだろうか。
持ち返ってファレンガーに確認することにしよう。

ハドバル:それが探してたものか?
Lucius:恐らく
ハドバル:おそらく?知ってて探してたんじゃないのか?
Lucius:・・・
ハドバル:ま、話したくないってならいいけどな。とりあえず帰ろうぜ

これを持ち帰れば、バルグルーフ首長へ伝言を伝える任務を終えることができるだろう。

そういえば、としまっておいた「金の爪」をハドバルに渡す。
持ち主に返してやれと言うと、ハドバルはにやりと笑った。



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