Skyrim~決戦!ヴォルキハル城(Midir編)

アーリエルの弓を手に、ドーンガード砦へと戻るMidirとセラーナ。
弓を見たらイスランたまげるなと言うと、セラーナは皮肉な笑いを浮かべた。

砦の広間でイスランがイライラしながら2人を待ち構えていた。

イスラン:お前たち、いったいどこまで行っていたんだ
Midir:あー、わりぃわりぃ
セラーナ:貴方たちより働いている彼に、そんな言い方はないのではなくて?

Midirはアーリエルの弓をイスランの目の前に差し出す。
イスランは一瞬差し出された弓がなんであるかわからなかったようだ。
ほら、と更に差し出すMidir。

大声でドーンガードの仲間を招集するイスラン。
なんだなんだと皆集まってくる。

イスラン:聞け!我々はようやく手に入れたんだ
セリーヌ:イスラン、なんなの?
デュラック:なんの騒ぎだ
イスラン:吸血鬼どもが夜を汚し同胞たちを殺すのを長い間許してきた。だが、今ようやく反撃の手段を手に入れたんだ!

イスランがアーリエルの弓を掲げる。
弓を目にした仲間たちは大いに盛り上がる。イスランの演説にも力が入る。

そんなドーンガード達を後目に、手に入れるために骨を折ったのは貴方たちではないでしょうとセラーナが呟く。

演説が終わると、それぞれの武器を手にドーンガード達は砦を出て行った。
ヴォルキハル城で落ち合おうと言い、イスランはMidirにアーリエルの弓を手渡す。

イスラン:言っておくことがある
Midir:なんだよ
イスラン:我々は吸血鬼ハンターだ。これからヴォルキハル城に乗り込んで元凶を倒す
セラーナ:・・・何を仰りたいのかしら?
イスラン:君は同胞に、ひいては自分の家族に剣を向けることができるのか?
Midir:おい・・・!!
セラーナ:わたくしを馬鹿にしないでくださるかしら。そんなことを考えずに行動してきたとでも?
イスラン:・・・そうか。

城で落ち合おうと言い残し、イスランは背を向けた。

ぐう、と腹がなった。そういえば飯食ってねぇな。
台所で食べ物を見繕ってから出かけることにしよう。

Midir:セラーナ、心の準備はできたか?
セラーナ:・・・両親を殺す準備なんて、いつまで待って頂いてもできませんわ
Midir:・・・わりぃ
セラーナ:貴方を責めているわけではありませんわ。さぁ、参りましょう

※最終決戦の準備。太陽神のエルフの矢を沢山作成して持って行きました



寒々しい空気を纏うヴォルキハル城。

ドーンガードの面々と合流し、いざヴォルキハル城へ!!
桟橋を渡ろうとすると、吸血鬼やガーゴイルたちが襲い掛かってくる。

一団となって城の中へ駈け込んでいく。

待ち構えている吸血鬼たちを切り捨てながら、ハルコン卿を探す。
どこだ!
どこにいやがる!!

Midir:出てきやがれーーーーー!!
セラーナ:きっと、奥の間ですわ!!
Midir:逃げ回ってるんじゃねぇぇえええええ!!

大聖堂の扉を蹴破り、中へと飛び込む。



ハルコン卿は吸血鬼の姿で2人を迎えた。

ハルコン卿:愛しいセラーナよ。今でもペットを連れ歩くのを好むのだな
セラーナ:お父様・・・
ハルコン卿:だが失望したぞ。私がお前に与えたものを全て投げ捨てたと言うのか。この情けない存在のために
セラーナ:お父様は私たちの家庭を壊してしまいましたのよ。それに大勢の吸血鬼も殺しましたわ。
ハルコン卿:それがなんだというのだ
セラーナ:・・・あんなあやふやな予言なんかのために

セラーナとの会話を打ち切り、Midirへ向き直るハルコン卿。
剣を握る手に力が入る。

実際に戦うつもりで対峙すると・・・その存在感が圧倒する。

ハルコン卿:娘を心変わりさせたのはお前の仕業のようだな
Midir:心変わりだと?
セラーナ:お父様!!!
ハルコン卿:お前は一体何をしにここにきた
Midir:・・・あんたに引導を渡すんだよ
ハルコン卿:なるほど。必要に応じて道徳心を捨て去れるとはな

いい加減にしろ!!と熱り立つMidirに向かって
お前と裏切り者の娘と口を利くのも疲れてきたなと言うハルコン卿。
アーリエルの弓を渡せと言い出した。

セラーナがMidirを見つめる。

Midir:断る
ハルコン卿:ならば、これで終わりだ!!!

ハルコン卿の怒号を合図に、戦いの火ぶたが切って落とされた。

どこからともなく現れたスケルトンやガーゴイルを倒しつつ、ハルコン卿へ攻撃を仕掛ける。

※ハルコン卿はワープしながら攻撃をしかけてくるので、なかなか当たらない。
エナジードレインしかけてくるわ、体力回復するわ・・・。
一定ダメージを与えると、Shield of Blood Magicを張ってくる。
これは通常攻撃が通らないバリア。アーリエルの弓と太陽神のエルフの矢の出番だ!!

Midir:くそったれ、くらいやがれぇえええええ!!

崩れ落ちるハルコン卿に止めを刺すMidir。
残りのガーゴイルたちを片付けたセラーナが後ろから声をかけてきた。

セラーナ:おわった・・・のですわね
Midir:・・・おう

いつの間にかイスランが聖堂にやってきていた。
セラーナやMidirを見、そして足元の灰を見つめる。

よくやったとMidirの肩を叩く。
セラーナにも、よく戦ってくれたと礼を言う。

なすべきことをしただけだ、とセラーナは素っ気ない。
我々はドーンガード砦へ戻っているとイスランは言い、聖堂から立ち去って行った。

Midir:なぁ、これからどうするんだ?
セラーナ:そうですわね。ドーンガードのところにでもいようかと思っておりますわ
Midir:なんだ。案外イスランのこと気に入ったのか?
セラーナ:・・・どうすれば、そういう発想になるのでしょうね

セラーナにしては珍しく、ふふっと小さく笑った。
もう、ここはわたくしの家ではありませんものね、と呟く。

さぁ、家に帰ろう!




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