Skyrim – Lucius ホワイトランへの使者となる

ドール城へ戻ると、テュリウス将軍との面会を求めた。

シロディールからの使者と会見を終えた将軍が、Luciusを執務室へと招き入れる。

テュリウス将軍:ああ、君か。それで?
Lucius:リッケ特使より、将軍にこれを届ける様に、と。
テュリウス将軍:本当にあったのか

「尖った王冠」を将軍に手渡す。
暫くの間、王冠を矯めつ眇めつしていた将軍は、ひとつ小さな溜息をついて静かに机の上に王冠を置いた。

問題は発生しなかったか尋ねられたLuciusは、ストームクローク兵と小競り合いになったことを伝える。
ウルフリックやストームクローク兵への罵りの言葉を吐き出すと、Luciusに使者としてホワイトランへと向かって欲しいと言う。

怪訝そうな顔をするLuciusに、ホワイトランは中立の立場として帝国・ストームクロークのどちらにも与しない、と説明する。

テュリウス将軍:そろそろ立場を明らかにする必要があることをバルグルーフ首長にわからせてやらねばな
Lucius:バルグルーフ首長とは、どのような人物でしょうか
テュリウス将軍:そうだな、豪胆で親しみやすい人柄だと聞いている。グレイビアード達とも親交があるとか
Lucius:グレイビアード、とは?

興味を持つとは思っていなかった将軍は、Luciusをまじまじと見つめる。

ハイフロスガーという高い山の上で、世俗から離れて「声」とやらの修行を行っている集団。
人々からはとても尊敬されている。

「声」?修行?
魔術師ギルトとは、また違うものらしい。
話が逸れてしまったな、とテュリウス将軍はホワイトランへの伝言について改めて話す。
この手紙をバルグルーフへ、と引き出しから一通の手紙を取り出した。

テュリウス将軍:バルグルーフには、中立という立場は双方から恨みを買うという事をわかってもらえれば、それでいい
Lucius:御意
テュリウス将軍:そういえば、アドベンタス・カエセニウスが君を探していた。知り合いか?
Lucius:カエセニウス・・・?
テュリウス将軍:ホワイトランへ行く前に話をしておくんだな

そういうと、テュリウス将軍はくるりと背を向け執務室を後にした。



帝国将校たちが、スカイリムの地図を前に戦況を話し合っている。
少し離れた場所にアドベンタス・カエセニウスがいた。

Luciusを見止めると、軽く手を挙げ呼び寄せる。
当の本人はアドベンタス・カエセニウスと過去にどこで出逢っていただろうと記憶の糸を辿っていた。

Lucius:テュリウス将軍より、私をお探しと伺いましたが
アドベンタス・カエセニウス:ああ、君が「勇のLucius」か。父君から話はよく聞いていた
Lucius:父を・・・ご存じでしたか
アドベンタス・カエセニウス:以前、皇帝陛下のために共に戦ったことがある。

父への弔意を示した後、アドベンタス・カエセニウスはLuciusがホワイトランへ向かうことを持ち出してきた。
ストームクロークが、強い男を出せと戦いを挑んできているんだという。

バルグルーフ首長への使いがLuciusだと聞いて、ストームクロークが求めている人物としてうってつけだと思ったとアドベンタス・カエセニウスは話す。
そう言われると、スカイリムへと追いやられた鬱屈した気持ちが少しだけ和らいだような気分がした。
任務を受けると答えると、アドベンタス・カエセニウスは豪快に笑う。
裏切り者どもに思い知らせてやれ、とLuciusを送り出した。



地図を確かめると、ホワイトランはスカイリムのほぼ中央に位置する街のようだ。

ソリチュードほどではないが、そこそこの数の住民が暮らしており、首長の居住地はドラゴンズリーチと呼ばれている・・・。
大きな道をこのまま南下して、ドラゴンブリッジを経由するルートが良さそうだ。
途中村や町があれば、ストームクロークが占拠していないか確認をしておこう。

Luciusが背に乗るのを待ちわびたように、馬は軽く身を震わせた。



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