
首長スカルドが私兵に向けて帝国との戦いに勝てば英雄として讃えられると一席ぶっていた。
私兵は、長く戦いが続くだろうと言う。供えるべきではないかと。
しかし、首長はそんなことはどうでもいい、水を差すなと叱り飛ばす。
2人は暫し無言のまま屋敷を後にし、馬に飛び乗り駆け出した。
帝国の野営地に戻ると、リッケ特使のテントへと駆けこむ。
急ぎ戻ってきたLuciusを見て、特使は満足そうに頷いた。
Lucius:指令書を疑うことなく受け取りました。
リッケ特使:よくやった。テントを用意したので、少し休むといい
Lucius:はっ
リッケ特使:時間が来たら、呼びに行く
リディアが焚火の周りの兵士と何やら話し込んでいた。
どうやら兵士はホワイトラン近くの農場出で、志願して帝国兵になったらしい。
懐かしそうにホワイトランの話をする2人をそのままにして、Luciusはテントで一休みすることにした。
従士様、と呼ぶ声が聴こえた。
重い瞼を開けると、リディアが申し訳なさそうな顔をしてLuciusの肩を揺さぶっている。
リッケ特使が呼んでいるようだ。
目標はダンスタッド砦。
目的地近くで兵士たちと合流して、ストームクローク軍を一掃するようにとリッケ特使が指示する。
戦いが終わったら、テュリウス将軍へ報告するように。
Luciusは無言で頷くと、リディアを連れて馬で駆け出した。
リッケ特使が付けた目印を頼りに砦へと向かう。
取りで近くで、帝国兵たちが今か今かと待ちわびていた。
Luciusとリディアが合流すると、兵士たちが鬨の声を上げて砦へとなだれ込む。
砦の中にいるストームクローク兵たちは、増援ではなく敵軍が攻めてきたことに驚き混乱していた。
「死ね!反乱軍め!」
「帝国の犬どもが!!」
※パーセンテージが表示され、100%になると殲滅完了となる。
ストームクローク兵士を残さず片付けると、兵士長が帝国の旗を立てて砦は帝国のものであることを示した。
これでドーンスターにも睨みを聞かせることができる。
帝国兵たちが死体の片づけを始めたところを見届けて、Luciusはソリチュードへ戻ることにした。
将軍がリッケ特使とSkyrimの地図を囲んで戦況報告を受けているところだった。
戻ってきたLuciusとリディアを見ると、兵士を下がらせ手招きする。
テュリウス将軍:リッケから、反乱軍を出し抜いてやったと聞いたぞ
Lucius:はっ。ダンスタッド砦も無事落としました。帝国の旗を立ててあります。
テュリウス将軍:よくやった。君は噂に違わず優秀な戦士だ
Lucius:光栄です
テュリウス将軍:軍事長官へ昇進だ。これからますます励んでくれ
将軍が立ち上がり、一振りの剣を手渡す。
地位を示す印も用意されていた。
恭しく剣を受け取るLuciusを満足そうに眺めると、次はリフトだとテュリウス将軍が呟く。
その言葉を受けて、それまで黙って2人を見つめていたリッケ特使が地図を指し示す。
リフトの地にある帝国軍野営地で落ち合いましょうと言い残し、ドール城を出て行くリッケ特使の後姿を見送った。
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