ジェームズが母の好きだったという聖書の一節を呟く。
「わたしは、アルファでありオメガである。初めであり終わりである。かわいている者ものには、いのちの水の泉から価なしに飲ませよう」
「最初はちょっとした思い付きだったんだ。皆が綺麗な水を無償で使えたら。」
『うん。』
「そこからどんどん発展していって、浄化プロジェクトになった。」
ジェームズが遠くを見つめる。
「Vaultにあるようなやつじゃなくて。もっと大きい物だ。皆が利用できる。そういうものだ。」
『そんなことできるの?』
旧ジェファーソン記念館で行っていた研究。
ミュータントの攻撃が激しくなる一方で、プロジェクトの支持者は減っていく。
Patrickが生まれた時に、母は亡くなってしまった。
ジェームズはPatrickを連れてプロジェクトから離脱。
後を引き継いだ形でDr.リーはリベットシティへと移り、そこで細々と研究を続けている。

「俺の事を信じることはできなくてもいい。だが、母さんはお前を心から愛していたことだけはわかって欲しい。」
『・・・もういいよ、父さん。リベットシティへ向かおう。』
ジェームズが一瞬泣きそうな顔をしたように見えた。
が、Patrickの肩を強く叩くと、さ、行くぞ!と言い走り出した。

※通称「リベットシティマラソン」。ジェームズの後を追いかけて、vault112からリベットシティを目指します。ひたすら走る。
カロンとDogmeatも後からついてくる。
気が付けばジェームズはどんどん先へ進んでいる。
『と、父さん。ちょっと待って・・・!』
※ジェームズ、喧嘩っ早くて敵を見かけるとすぐに攻撃しに行きます・・・。


『父さん、あぶない!!』

『父さん!!』

『・・・・』


※気づけば、スーパーミュータントから奪い取った火炎放射器を背負うジェームズ。
リベットシティ近くにある廃墟にもスーパーミュータントがいるのですが、そこにも喧嘩売ってました。

リベットシティの入り口までやってきていた。
なんだかんだと色々あったが、あっという間に辿り着いたような気がする。
ジェームズはスーパーミュータントから奪ったミサイルランチャーを背負い、悠々と歩いていく。
「リベットシティまで辿り着いたな。さぁ、マジソンのところへ行こう。」

「主?大丈夫か?」
『・・・うん。』
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