Skyrim – Lucius イグマンド首長に謁見する

さて、どうする?とDe SylvaがLuciusに水を向ける。

Lucius:そうだな・・・まずは首長に挨拶しようと思う
De Sylva:ふむ。懸命だな
リディア:マルカルスはイグマンド首長が治めています。確か、マルカルス事件がきっかけでストームクロークとの関係は悪化しているかと
Lucius:マルカルス事件?
リディア:はい。フォースウォーンからマルカルスを開放したウルフリックの功績を認めて、タロス崇拝を認めたけど・・・
De Sylva:サルモールが口出ししてきた
Lucius:・・・なるほど。帝国とウルフリックを天秤にかけたということか

リディアが頷く。
イグマンド首長は帝国との関係悪化を恐れ、ウルフリック・ストームクロークを投獄する。

フォースウォーンから狙われ、ストームクロークにも恨まれ、帝国との関係も強固とは言えないだろう。
さらに町はシルバーブラッド家とやらが実質的な支配をしている。
イグマンドとはどんな人物なのだろうか。
さ、行こうとDe SylvaがLusiusの背を押した。

石造りの建物に鉄の扉。まるで遺跡のようだ。
遺跡を利用して首長の居住区を作ったのだろうか。

そんなことを考えながら歩いていると、壁に寄りかかり睨みを利かせていた兵士が3人に声をかけてきた。

「我々が金をやっている」。
不遜な物言いにLusiusが思わず顔を顰める。
ソーンヴァー・シルバーブラッドと名乗る男は、一族がシドナ鉱山を所持しておりマルカルスの経済も安全も我々が担っているという。

シルバーブラッド。
カースワステンでアイネサックが憎々し気に、その名を呼んでいたことを思い出す。
ソーンヴァーに一瞥をくれると、無言のまま通り過ぎた。
3人の背中に、ソーンヴァーは舌打ちで応える。



石造りの広間に、これまた石造りの椅子。
首長と私兵、執政と思しき人物たちが何やら話し合っている。
3人はLusiusが近づいてきたことに気づくと、押し黙ってしまった。

イグマンド首長:なんだ、お前は。傭兵なら間に合っている
Lusius:通りすがりの者だ。首長への挨拶をしようと思って
イグマンド首長:ふん。市民を公平に扱うなら、お前たちも公平に扱ってやろう
De Sylva:そういえば、市場で物騒な事件があったが
ファリーン:その話は聞いた。犯人はフォースウォーンを名乗っているとか
イグマンド首長:ばかばかしい!この町にフォースウォーンなどおらん!

そう言いながら、イグマンド首長はLusius、De Sylva、リディアの三人を見定めるように視線を移していく。
深くため息をついたあと、仕事をする気はあるかと持ち掛けてきた。

何人もの傭兵を送り込んだが戻ってこなかった。
ドルアダッチ要塞にいるフォースウォーンの指導者を片付けてきてほしい。そう言うのだ。

De SylvaがちらりとLusiusを見やり頷いた。
手を貸してやれば上級王への道が一歩近づく。
Lusiusはイグマンド首長にドルアダッチ要塞の場所を確認し、フォースウォーンを仕留めてくると約束した。

傍にいる執政がついでとばかりに、近くにある野営地のフォースウォーンも片付けてくるようにと指示を出す。
まとめて始末してこようと呟くとアンダーストーン砦を後にした。



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