Skyrim – Lucius バルグルーフ首長と相対する

ホワイトランの門を潜るころには、夕陽で街が赤く染まりだしていた。
ドラゴンズリーチを訪ねるには時間が遅い。
仕方がない、明日改めていくことにしよう。

De Sylvaと連れ立って宿屋へと向かう。

仕事を終えた衛兵や住民たちがひと時を楽しんでいるのが見える。
街中はまだ完全に復旧したとは言い難いが、住民たちはすっかり元の生活に戻っているようだ。

De Sylva:首長になんというつもりだ?
Lucius:・・・そのまま言うしかなかろう
De Sylva:上級王になるって?
Lucius:そうだ。
De Sylva:ま、お前がいいならそれでいいがな
Lucius:なにかいい案でもあるのか?

De Sylvaが皮肉な笑みを浮かべる。
そんな案が俺にあるわけないだろう。
酒を飲み干すと、De Sylvaは先に寝ると呟き部屋へと戻っていった。



翌朝、早めの時間にドラゴンズリーチへ向かう。
首長に挨拶し、そのままリフテンへ発つ予定だ。

恐らくバルグルーフ首長は良い顔をしないだろう。
そんなことを考えながら、首長が待つ広間を歩いていく。

バルグルーフ首長、イレリス、プロヴェンタス・アヴェニッチが2人を迎える。

首長は軽く頷くと、リディアから話は聞いたと告げた。

バルグルーフ首長:・・・それで、何をしにここへ
Lucius:Skyrimを守るために上級王を目指しています
バルグルーフ首長:リディアから聞いている
Lucius:首長や市民から同意を得るために各ホールドへ
バルグルーフ首長:ストームクローク軍から町を守ってくれたことは感謝している。貴殿がいなければ町は陥落していただろう
De Sylva:では
バルグルーフ首長:だが、それとこれとは話は別だ。
Lucius:・・・
バルグルーフ首長:即答は致しかねる。あと、リディアは返してもらおう

De SylvaとLuciusは視線を交わす。
想定していたとはいえ、だ。
反論しようとするDe Sylvaを抑え、Luciusはバルグルーフ首長に頷いて見せた。

ドラゴンズリーチを後にする二人を見送りながら、イリレスが口をはさむ。

リディアに言わなくていいのですか。彼女、怒りますよ。
プロヴェンタス・アヴェニッチもイリレスに同意する。
バルグルーフ首長は苦々し気に2人を睨みつけた。

リディアをここに呼べ。

リディア:お呼びでしょうか
バルグルーフ首長:うむ。Lucius Aemilius卿とHenry De Sylva卿が訪ねてきた
リディア:従士様とDe Sylva卿が?
バルグルーフ首長:上級王を目指している話をしに、な
リディア:それで、いかがされたのですか?
バルグルーフ首長:・・・彼がホワイトランを守ってくれたことについては感謝している。ストームクロークの手に落ちずに済んだ。しかし。
リディア:首長。従士様たちは?

バルグルーフ首長が大きな溜息をつく。
そしてリディアを正面に見据えると、彼らと行動を共にするのは禁ずると告げた。

他のホールドの首長や市民から上級王になることに同意を得るのは好きにすればいい。
ホワイトランがどのように行動するかは、プロヴェンタスやイリレスと論ずる必要がある。
どうするか決まらないうちは、彼らと行動してはならぬ。

リディアは口を堅く結び、バルグルーフ首長やイリレス、プロヴェンタス・アヴェニッチに鋭い視線を投げかける。
自分は従士様の重荷を背負うと決めたのです。
従士様が上級王を目指すと言うなら、それを補佐するのが自分の役目だと考えています。

リディア!!
今まで首長に怒鳴られたことはない。
思わず目を見張って椅子から立ち上がった首長を見つめる。
謹慎を命ずる。頭を冷やせ。

そう言うとイリレスにブリーズホームへ送り届けるように指示を出した。



その夜更け。
リディアはそっとブリーズホームを抜け出した。
恐らく従士様とDe Sylva卿はリフテンを目指すだろう。
馬を飛ばせば追いつくはずだ。
首長には申し訳ないが、自分は彼らと共にSkyrimのために戦いたい。

「リディア、どこへ行く。」

振り返ると、そこにはバルグルーフ首長、その人が。
イリレスかプロヴェンタス・アヴェニッチがやってくるかと考えていたが、まさか首長が自ら足を運ぶとは。

リディア:・・・夜風にあたりに
バルグルーフ首長:そうか。
リディア:首長は何故ここに?
バルグルーフ首長:夜風にあたりに
リディア:・・・
バルグルーフ首長:あまり遠くへは行くなよ

それだけ言うと、バルグルーフ首長はドラゴンズリーチへ戻っていく。
必ず戻りますと後ろ姿に向かって叫ぶと、首長は右手を上げて応えた。



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