JessupがVesperの顔を見て青くなる。 「お、お前あのとき頭を撃たれて死んだはずだろう！」 『ああ？』 あの夜の あの瞬間が蘇る。 咥えていたタバコを捨て、足で踏み消すと、苛立たし気に新しい煙草に火をつけた。 『ああ、思い出したぜ。… 続きを読むFallout NewVegas～Lucky Strike

客が来そうにない寂れたバーと記念碑のようなものの前に男が1人立っているのが見えた。 Vesperが近づく足音を耳にして、振り返る。 「君も・・・誰かがここで亡くなったのかい？ 『この記念碑はなんなんだ？』 男はNCR兵だと名乗り、ここボルダ… 続きを読むFallout NewVegas～Dead End

ブーンと別れ、モーテルの一室へと戻る。 やれやれ、思わぬことになっちまったな。 そう独り言ちると、ベッドへと倒れ込み深い眠りへと落ちて行った。 「ねぇ、アンタ。一仕事しない？」 女が声をかけてきた。 そうだ、あの女から、運び屋の仕事を持ち掛… 続きを読むFallout NewVegas～ボルダーシティを目指す

Vesperがベレー帽を受け取ったことを、頼みを聞いてくれると判断したのかブーンは少しだけほっとしたような表情をみせた。 が、すぐに眉間に皺を寄せ、片がつくまで俺に話しかけるなと言い、背を向ける。 仕方がねぇな。 誰か適当に見繕って連れてく… 続きを読むFallout NewVegas～Snake in the grass

ノヴァックからボルダーシティへ。 ここから北上すれば辿り着くらしい。 よし、ともう一度拳を叩く。 腹ごしらえしたら発つとするか。 あのモーテルで食えるものを出しているとは思えないが・・・。 「え？食べ物？そんなものここじゃ出してないよ。」 … 続きを読むFallout NewVegas～Turn the table

グッドスプリングスにいたはずのポンコツが、何故ここにいるんだ。 Vesperは咄嗟に腰の銃に手をかける。 「おいおい、落ち着けよ、相棒！」 『馴れ馴れしい口を利くんじゃねぇよ。』 真ん中にうつるカウボーイが更にVesperを苛つかせる。 『… 続きを読むFallout NewVegas～At the crossroads

焼ける臭い。 燻る煙。 嫌な臭いだ。 Vesperは顔を顰めた。 町役場のような建物へと続く道の脇にはパウダーギャングたちが磔にされていた。 死にかけのギャングたちを後目に、建物へと近づいて行く。 「おやおや、これはこれは。」 シーザーリー… 続きを読むFallout NewVegas～Give ’em hell

一服し終えるとVesperは改めてナッシュに、スーツの男の情報を確認する。 『保安官代理は、やつがノヴァックへ向かったと言っていた。』 「ノヴァック？カーンズの奴らと一緒だとしても、まぁ恐らくニプトンを抜けて行っただろうな。」 『保安官代理… 続きを読むFallout NewVegas～Not my pigeon

脱獄囚たちが立て籠っているというBison Steve Hotelへと向かう。 用心して入り口のドアを開けて中を覗いていると、見張りはいないようだ。 足音を立てないようにホテルの中へ身を滑り込ませる。 テーブルや椅子を積み上げて作られたバリ… 続きを読むFallout NewVegas～Lost at sea