Fallout NewVegas~Get the skinny

ストリップ地区に入るためのパスポートをMick and Ralphで用意してくれるらしい。
私の紹介だと言えばわかるはずだとKingは言う。

物まね学校を後にして、Mick and Ralphへと向かう。

男が2人、客のいない建物の中でぼんやりとしていた。
Vesper達に気づくと、手前に座っている男が愛想よく笑いかけてきた。

「よう、いらっしゃい。Mick and Ralphへようこそ。Vegasは初めてか?」
『・・・』
「ねぇねぇ、Kingに言われてきたんだけど。」

Vesperが軽く舌打ちする。
勝手に話をすすめるんじゃねぇよとヴェロニカを睨みつけた。

Mick and Ralphは二人の顔をかわるがわる眺める。

「ああ、Kingから聞いてる。あんたらKingの手伝いをしてくれたんだってな。」
『で、ストリップ地区に入るためのパスポートはあるのか?』
苦笑いしながら、Ralphは偽造パスポートをVesperに手渡した。

武器とか買いたいならMickと話しなと、薄暗い奥のほうで銃の手入れをしている男を指さす。

黙々と銃の手入れをするMickに声をかけると、顔を上げずに「ああ」と返事を返してきた。
『あんたが武器を売ってくれると聞いたが。』
「・・・。今あるのはこれだけだ。」
品ぞろえは特別いいとは言い難かった。
ヴェロニカは途中で飽きてしまったのか、Ralphと世間話をしている。

『・・・景気が悪いな。』
「オメルタが急に取引を止めやがったからな。」
『オメルタ?なんだそれは。』
「ああ、あんたVegasは初めてか?」
『・・・まぁな。』

Mickが、ストリップ地区の三大ファミリーについて説明する。
オメルタ、ホワイトグローブ協会、ザ・チェアメン。
ホテル「ゴモラ」を経営しているのがオメルタだという。
そのオメルタと長らく武器の売買を行っていたが、急に取引を停止されたのだ。
『思い当たることはねぇのか。』
Mickは静かに首を横に振る。
「まぁ、あいつらは良い噂を聞かないし、これでよかったのかもしれん。トレーダーやヴァン グラフに鞍替えしてなんとか売り上げを維持している。」

『・・・隠してる武器、出せよ。』
「カジノの誰かに雇われたのか?」
『いいや。ただの勘だ。』
深くため息をつくと、Mickは壁を回転させ、隠していた武器をVesperに見せた。


※スピーチチャレンジで特別な武器を販売してくれるようになる



偽造パスポートを手に入れ、弾薬の補充もできた。
これでベニーの野郎から荷物を取り戻すことができる。

Mick and Ralphを出ると、辺りはすっかり暗くなってた。
オールドモルモンフォートでまたベッドを借りて一休みするとしよう。
ヴェロニカに行くぞと声をかけると、何か言いたそうな顔をしてVesperを見つめた。

『なんだよ。』
「んー・・・。ここの人たちって逞しいなって思って。」

それにくらべて、とため息。
B.O.Sはバンカーに籠って過去の遺物を集めることだけに専念している。

あの穴倉から出てこない限り、事態は変わらない。
どうすれば、私の考えをエルダーにわかってもらえるんだろう。

ヴェロニカの問いには答えず、Vesperはオールドモルモンフォートへと足を向けた。



翌朝。
北のゲートを守るセキュリトロンたちに再び足止めされた。
信用チェックかパスポートを示せと言われ、VesperはRalphから入手したパスポートを示して見せる。

ちらりとパスポートを見やると、セキュリトロンたちは道を開けた。
ふふんとヴェロニカが満足そうに鼻を鳴らすのが聞こえる。

ゲートをくぐると、華やかな電飾に賑やかな音楽。
酔いつぶれたNCR兵が道端で吐く音に、ダンサーに送る拍手や歓声。
一気に様々な音が流れ込んでくる。

「わぁ・・・」
ヴェロニカがぽかんと口を開けて、立ち並ぶホテルを見上げていた。

『口、あいてるぞ。』
「いや、だって、すごいじゃない?すごくない?ていうか、ここでみんな何するの?」
『なにって。』
「あそこで吐いてる人とかなにしてるの?」
『あー、ありゃ自分の限界がわからねぇバカだな。金がありゃ限界を超えるまで飲み続けるやつがいるんだよ。』
「えー??だってそんなの楽しくないじゃない??」

Vesperが呆れたようにヴェロニカを見つめる。
『ギャンブルをしに来る奴らは、勝ったと言っては飲み、負けたといっては飲むんだ。あとは女抱いたり男抱いたり、色々だ。』
「ふぅん。詳しいね。」
『そりゃ・・・。』

「あんただって、こんなとこから・・・・でしょ?・・・」

あの女。
女と出会ったのは、ここみてぇなカジノ街か・・・?
どこだ。どこの・・・

「Vesper!!」
ヴェロニカに名を呼ばれて、現実に引き戻される。

「大丈夫?またぼけっとしてたよ。」
『ん、ああ・・・。なんともねぇよ。』
「また思い出したの?」

そんな話をしているところに、1台のセキュリトロンが近づいてきた。

「よぉ、相棒!」



↓ 拍手 一押しいただけると中の人が大喜びします!※別窓開きます