Fallout3 Finding the Garden of Eden(3)

頭を小突かれて目を覚ます。
ここは・・・。

「目が覚めたようだね。」
声のほうに頭を向けると、オータム大佐がPatrickを見下ろしていた。
なんとか体を動かし、立ち上がると辺りを見渡す。

『ここは・・・どこだ・・・?』
「ここがどこであろうと君には関係ない。君は負けたんだ。」
『どういうことだ・・・』

オータム大佐がにやりと笑う。
「我々が、正義が勝ったのだよ。あとは浄化装置を起動するコードだけだ。」

浄化装置を起動するコードを教えろと迫る大佐。
Patrickの頭の中を数字がぐるぐると駆け巡る。
浄化装置を起動する・・・コード・・・?

口をつぐむPatrickの態度を不服従と受け取ったオータム大佐が腕を大きく振るう。
横面を張り飛ばされ、部屋の片隅まで飛ばされた。
『・・・っ!!』

「私の忍耐も限界だ。さぁ、言いたまえ。」
再び腕を振り下ろそうとした、そのとき。
ガガガとスピーカーから音が聞こえてきた。

「大佐。」

Patrickを打とうとした手が止まる。
大佐は舌打ちをしてスピーカーのほうへと向きを変える。
「・・・大統領。なんでしょうか。」
「大佐、ちょっと来てくれないか。」
「しかし!あと少しで・・・!」
「大佐。」

Patrickを憎々し気に睨みつけると、オータム大佐は部屋から出て行った。



口の中に血の味を感じながら、部屋を見回す。
僕は・・・エンクレイヴに捕まった、ということか・・・?
父さんと一緒に死んだはずのオータム大佐。
何故、やつらはVault87に来ていたんだ。

とにかくここを出なければ。
手の拘束をなんとか外そうとしているPatrickに、スピーカーの人物が声をかけてきた。

大統領と名乗るその声は、顔を合わせて話がしたいという。
不審そうな顔をするPatrickに、拘束を解いて通路を開放するから直ぐに来いといいドアを開ける。

ここでぐずぐずしていても助かりはしない。
大統領とやらと話をして、こんなこと終わらせてやる。

ロッカーから武器や防具を取り戻す。
意を決して部屋から出ると、エンクレイブ将校と鉢合わせてしまう。
将校はぎょっとして銃を構えた。
「お前、何故部屋から出ている!!」


※スピーチチャレンジまたはカリスマの選択肢あり

大統領に会いに行くと伝えると、将校は一瞬たじろいだ。
自分が任務を正しく遂行しようとしたと大統領に伝えろと言うと、Patrickに背を向けた。

邪魔が入らないうちに、さっさと大統領のところへ向かおう。
パワーアーマーを身に着けて、見回りをしているエンクレイブ士官とすれちがいながら、Patrickはオータム大佐のことを考える。
やつは・・・父さんが自分の命と引き換えに道連れにしたはずなのに。
どうして、どうして生きているんだ・・・?

それにしても、とPatrickは思う。
ここは、この基地は、いったいなんなんだ。
エンクレイヴは、いつの間にこんなものを手に入れたんだろう。

科学者たちが、スーパーミュータントやヤオグアイ、デスクローが入っている容器の前で何やら計算をしていた。
大統領からの通達があったのか、Patrickが傍を通ると、大統領の部屋はあちらだと指し示す。

ガガガ
再びスピーカーが鳴る。

「気を付け!こちらはオータム大佐である!命令だ!これから大統領の指令は無視するように。Vault101の囚人はその場で射殺するよう命令する!」
放送が終わらぬうちに、科学者たちが銃をこちらに向けだした。

『くそ・・・!こんなところで死んでたまるか!!!!』

早く、大統領のところへ向かわなくては・・・!



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