BigTownに無事に戻ってくることができてほっとしたPatrickは、ドッグミートを抱えて久しぶりに深い眠りに落ちていた。
「主。主、起きろ。朝だ。」
カロンに肩を揺さぶられるまで、気づかずにぐっすりと眠っていたようだ。
寝ぼけ眼で辺りを見渡すと、レッドがなけなしの食事を用意してくれていた。
「おはよう。よく眠れた?」
『ベッド貸してくれてありがとう。久しぶりにゆっくり寝た気がするよ。』
Patrickは自分の鞄の中にあったポークビーンズやファンシーラッドケーキを出して、レッドと一緒に食べる。
今回は運よく戻って来れたけど、またスーパーミュータントの襲撃があるだろうとレッドが呟く。
さらに奴隷商人がやってきて連れ去ることもあると言っていた。
『じゃぁさ、身の守り方を教えてあげるよ。』
※スキルによって選択肢が変わる。PatrickはSmall Guns のスキルが高いので、この選択肢。他にExplosives 、Science、Sneaking の選択肢あり。
皆を裏の空き地に集めて射撃訓練をすることになった。
じゃあ、先に皆を集めてくるね!とレッドが診療所を飛び出して行く。
「いいのか、主。」
『うん。BigTownで生きていくためにも、BigTownが生き残るためにも、身の守り方を覚えなくちゃね。あと何年かしたらマクレディもくるだろ?』
「マクレディ・・・?」
『・・・リトルランプライトで会った男の子だよ。覚えてないの?』
カロンは軽く頭を振っただけだった。
空地へ向かうと、すでに皆が集まり標的となる空き缶や瓶を並べてPatrickを待ちわびていた。
レッドが、手本を見せてと合図する。
皆の前で銃の腕前を披露することになるとは。
自分で言い出したこととはいえ、思わず緊張してしまう。
『ええと・・・、みんな銃は用意した?両手でちゃんと構えて、腰を落として・・・』
見本としてPatrickがヌカコーラの瓶を撃ち落とす。
それを合図に皆が銃撃を開始した。
皆の様子を見ているところに、入り口を見張っていたダスティが大声でスーパーミュータント来襲を告げる。
「みんな!奴らがくるぞ!!」
「かたづけてやる!!」
「迎え撃て!」
Patrickとカロンも加勢するために、一緒に走り出す。
足元をドッグミートが走り抜け、レッドたちに襲い掛かろうとするスーパーミュータントを足止めする。
『いいぞ、ドッグミート!』
スーパーミュータントの右腕を狙い撃ちし、武器を落とす。
ダスティやショーティがすかさず銃弾を撃ち込み、スーパーミュータントを沈めていく。
襲撃の波を越えたようだ。
スーパーミュータント達の姿が見えなくなった。
「お、終わったのか・・・?」
Patrickがスーパーミュータント達の死体を確認している間に、街の外に潜んでいる奴らがいないかカロンが見て回る。
『どうだった?』
「やつらの死体しかなかった。残党はいないようだ。」
その言葉を聞いて、レッドたちは歓声を上げる。
「本当に、本当に、手助けしてくれてありがとう!」
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