Fallout NewVegas~Sniff out the trail

NCRがフリーサイドで自分たちの身内だけに物資を配っている。
住民にも施せば、評判も上がるってのに。

Vesperが渋い顔をするのをヴェロニカは黙って見つめている。
『・・・なんだ。何か言いてぇのか。』
「べつにー。ただ、まぁVesperはNCR嫌いよね。」
『悪いか。』
「ま、B.O.S.もNCRとやりあったからさ。気持ちはわからないでもないんだけど。」
『・・・。』
「なんでそこまで嫌いなのかなとは思うよ。」

そんな話をしながら廃墟をぶらぶらしていると、NCR兵らしき人物が二人見つけて声をかけてきた。
NCR市民かどうかと尋ねてくる。
ヴェロニカがちらりとVesperを見やる。

『・・・ああ、そうだ。最近カリフォルニアから来たばかりだ。』
NCR兵はアンタのこと見たことないしなと、Vesperの嘘を真に受けた。

町の北西にある古びたビルで、毎晩6時に物資を配っている。
NCR市民なら歓迎だ。

「ドアの前に何人か見張りがいるから部外者は中に入れない。」
「?あたしたち初めて行くけど、どうやって中に入ればいいの?」
「合言葉を決めている。」
『合言葉・・・?』

NCR兵はにやりと笑うと、二人に合言葉を教えてくれた。

※他にもNCR兵がいて、クイズに答えると合言葉を教えてくれる人もいる。

※NCRの初代大統領は誰だ?



北東の古びたビル。
あちこちに崩れたコンクリートが落ちている道を歩いていく。
あ、あれかな?とヴェロニカがそっと指さす方向を見ると、戸口を守るようにNCR兵と思しき人物が二人立っていた。

ドアに近づこうとするVesperの前に立ちふさがる。
「お前はなんだ。勝手に建物に近づくんじゃない。」


パスワード もしくは Speachスキル30で中に入ることができる。

『・・・Hope』
「なんだ、君たちも物資をもらいに来たのか。中にいるキーラン少佐に声をかけるといい。」

薄暗い建物の中には、食料を求めて訪れた人々であふれていた。
Vesperが小さく舌打ちする。

奥のほうから現れたNCR兵が、市民の手際よく物資を手渡していく。
二人にもヌカコーラとシュガーボム、ポークビーンズが渡された。

「あ、ちょっと待って!」
ヴェロニカに声をかけられた女性が振り返る。

「なにか?」
「え、ええと。ここでみんなに食料を配っているの?」
「みんな?NCR市民、という意味であれば訪れてくる人にはできる限り食料を渡しているわ。」
『・・・フリーサイドの住民には?』

キーラン少佐と名乗る女性は、訝し気な顔をした。
私たちの食料は私たちのもの。ほかの人たちとは仲良くなろうと思っていないし、食料を渡すこともないという。
「でも・・・ここはフリーサイドだよ・・・?」
ヴェロニカができる限り非難する口調にならないようにキーラン少佐に訴える。

アポカリプスの使徒のリーダーであるジュリー・ファルカスの名前をだすとキーラン少佐の態度が少しだけ軟化した。
ジュリーはいい人よ、と認めると、少佐は一つため息をついた。

「実は・・・NCR市民への救援活動を行うのに、フリーサイドの顔役 Kingに使いを出したの。」

Vespetとヴェロニカは顔を見合わせる。
Kingの口からは、そんな話は出てこなかった。

『使いだと・・・?』
キーラン少佐が固い表情で頷く。
「ええ。」
「それで・・・どうなったの?」

使いはボコボコに殴られ、酷いけがをして戻ってきた。
「・・・Kingの答えってことね。力を合わせて市民の救援を行うことは諦めたわ。」
『・・・。』
「まぁ、フリーサイドの人たちの分まで物資もないしね。」

キーラン少佐は肩をすくめ、その場を離れていった。



「さっきの話どう思う?」
建物を出ると、ヴェロニカがすぐに尋ねてきた。

『どうとは?』
「うーん・・・なんかKingから聞いてる話と食い違うなって。」
『隠してるかもしれねぇだろ。』

ヴェロニカはうーん、とまだ唸る。
とはいえVesper自身もKingの話とキーラン少佐の話の食い違いが気にはなっていた。
NCRの使いを叩き出したなら、食料を勝手に配っていることを調査させるだろうか。
理由をつけて追い出すくらいできるだろう、あの男なら。

「なんか変だよね。」
『・・・Kingんとこ戻るか。』



↓ 拍手 一押しいただけると中の人が大喜びします!※別窓開きます