Skyrim – Lucius マルカルスへ足を踏み入れる

見えてきました!というリディアの声に視線を上げると、山を背に石造りの建物が見えてきた。
ウィンドヘルムともまた違う重たさを感じる。
背後に控える山のせいだろうか。

入り口前にある厩に馬を預けると、3人は階段を上がっていく。

気怠げにしていた衛兵がLuciusの前に立ちふさがった。
リディアが腰の剣に軽く手をかける。

Lucius:・・・
衛兵:マルカルスに何の用だ
Lucius:・・・首長に挨拶を
衛兵:首長はお忙しい。余計なことはせず帰るんだな
De Sylva:ソリチュードからの遣いだ
衛兵:・・・ならば通れ。ただし余計なことはするな
リディア:余計・・・とは?
衛兵:そういう質問をすることだ。首を突っ込むな。
衛兵:マルカルスの治安は我々が守っている

じろり、と睨みつけると衛兵は通路を開けた。
リディアも負けじと衛兵を睨みつけたままLuciusの後をついてマルカルスの門を潜り抜けた。



町に入るとすぐそこに市場が出ていて活気があるようだ。
野菜や肉、宝石を売る声があちこちから聞こえてくる。

首長の宮殿は奥の高台にあるようだ。
De Sylvaが行きたい場所を確認するために宿屋で情報を得たいという。
そんな話をしていると、男の叫び声と女の悲鳴が市場に響き渡った。
「リーチは我々のものだ!!」と叫びながら男が買い物に来ていた女性にナイフを振り下ろす。
止める間もなく衛兵が飛び出してきて犯人を切り殺した。

住民たちは少しの間怯えたような顔をしていたが、衛兵たちが何も起こっていないと言うと足早に立ち去って行く。

入り口で様子を見守っていた3人に衛兵が近づいてきた。
お前たちは何も見ていない。なにも起こっていない。
余計な好奇心は身を亡ぼすだけだ。

そう告げると、2つの死体を担ぎ、どこかへと運んで行った。

De Sylvaが舌打ちする。

Lucius:この町はいったいどうなっている
De Sylva:腐敗と血と銀だ
リディア:リフテンでも、衛兵の腐敗が、という話がありましたね
De Sylva:シルバーブラッドの息がかかっているんだろう
Lucius:首長はどうしているんだ
De Sylva:さてね。町の有力者を簡単に片づけることはできんだろ

フォースウォーンにシルバーブラッド。
さらにはサルモールも。
帝国の威信を知らしめるためには片付けなければならない要素が多すぎる。

考え事しているLusiusにDe Sylvaが宿屋へ行きたいと声をかけてきた。



市場に面した通りにある宿屋「シルバーブラッド」。
宿屋の名前からしてシルバーブラッド家に関りがあることは明白だ。

3人が足を踏み入れた途端、賑やかに話をしていた酔客が口をつぐんだ。
カウンター越しに親父が腕組みをしてじろじろと見つめている。

クレップル:部屋か?酒か?あんたたちは・・・帝国の遣いか?
Lusius:ソリチュードからの遣いだ
クレップル:ふん。ソリチュードだろうがなんだろうが、帝国の手先にゃ変わりはないね
De Sylva:酒をくれ
リディア:・・・あ、では私は食事を
クレップル:フラッピ!食事と酒だ!で、あんたはどうする
Lusius:食事をもらおう
De Sylva:親父、この町で身を潜めるとしたらどこがいいと思う
クレップル:は?あんたらお尋ね者か?
De Sylva:隠れ家を探すとしたら、どこがいい?

クレップルは訝し気な顔をしつつ、誰がいても、誰が死んでも気にも留めないのはウォーレンズだろうな、と呟いた。



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