頼まれごとを片付けるために一行は馬に乗り、指定された場所を目指す。
マルカルスを出てすぐそばにあるレフト・ハンド鉱山で、フォースウォーンがどうのと騒いでいる鉱夫たちに気づいたDe Sylvaがさらに問題ごとに首を突っ込み、コルスケッガー鉱山からフォースウォーンを一掃する仕事まで引き受けてきた。
Lusius:ヘンリー・・・どういうつもりだ
De Sylva:今は小さいことの積み重ねだろ。どうせ俺たちはフォースウォーンを片付けてくるんだ。ついでだついで
Lusius:・・・お前なぁ・・・
リディア:従士様!ドルアダッチ要塞が見えてきましたよ
リディアの呼びかけに、二人の言い争う声が止まる。
さっさと片付けるぞというDe Sylvaと共にフォースウォーン達に躍りかかった。


鉄の鎧は身に着けず、毛皮の鎧や兜を身に着けたフォースウォーンは簡単に倒せそうに見えるが、巧みに武器を操り挙句魔法まで使うものまでいる。
なかなか侮ることはできないと思いながら、Lusiusは外にいた敵をすべて切り伏せていく。
続いて執政に指定された場所、ブルカズリープ要塞へ。
執政のラエリクは野営地と表現していた。
ここでもフォースウォーンを次々と片付けていく。

高台に洞窟へと続く穴がぽっかりと口を開けていた。
片付けたフォースウォーンの中にリーダーと思しき人物がいなかった。
中も綺麗に掃除しなければな。
洞窟の中には広々とした空間が広がっていた。
鉄を打つ音や、弓を放つ音が聞こえてくる。
De Sylvaとリディアに目で合図を送り、静かにフォースウォーン達に近づいていく。
いきなり姿を現した一行に虚を突かれたフォースウォーン達は、必死に抵抗する。


イグマンド首長と執政に依頼されたフォースウォーン退治を終えると、あたりはすっかり暗くなっていた。
夜道を移動は避けたいと考えるLusiusはDe Sylvaとリディアにこの辺りで休もうと声をかける。
リディア:では薪を集めてくるので、お二人はテント設営をお願いします。
De Sylva:おう。嬢ちゃんついでに兎か鹿でも仕留めてきてくれ
リディア:・・・わかりました。探してきましょう
リディアが弓を背負い茂みへと姿を消したのを見届けると、De SylvaがLuciusに近づき耳打ちする。
本格的に上級王を目指そうとしている今、リディアにきちんと話すべきだと。
思わずLuciusが唸ると、往生際が悪いなと茶化すような口調でDe Sylvaが話す。
ふと、Luciusの胸に疑念が浮かぶ。
De Sylvaは、ヘンリーは何故俺をここまで上級王にしようとするのだろう。
もちろん、Alessandro憎しがあるだろう。
Lucius:ヘンリー
De Sylva:おう
Lucius:Skyrimは君の故郷だろう。何故、俺が上級王になるのをそこまで後押しする
De Sylva:お前なぁ・・・
Lucius:なんだ
De Sylva:確かにSkyrimは俺の故郷だ。だからこそ、ウルフリック・ストームクロークのような奴に支配されたくはない
Lucius:ウルフリックは倒した。これからは帝国はSkyrimを守る
De Sylva:とはいえ、だ。次に来るのがテュリウス将軍のようなやつとは限らないだろ?
Lucius:・・・
De Sylva:俺にそんな力はないしな。Skyrimをお前に託したいんだよ、俺は。
それだけ言うと、De Sylvaは焚火のための土台を作ると言って石を集めに行ってしまった。
リディアが兎を3羽と野草、木の実を持って戻ってきた。
兎をナイフで捌き、火で炙る。
小さな鍋を用意して、手早くシチューまで作って見せた。
De Sylvaは旨いうまいと、あっという間に平らげてしまった。
火の回りで寛いでいると、シロディールで部下たちと野営の際に作った料理が思い出される。

焚火をじっと見つめるLuciusにリディアがお疲れですかと声をかけてきた。
Lucius:・・・リディア
リディア:はい?
Lucius:・・・君には話をしていなかったが、俺はシロディールで兄の策略に嵌りSkyrimへやってきた
リディア:・・・はい
Lucius:何度か暗殺者に狙われたりもしただろう?あれも兄の差し金だと話したな
リディア:・・・
Lucius:俺たちは互いに互いが邪魔なんだ。俺の領地は今、兄に抑えられている。兄はSkyrimで俺が死ぬことを期待している
リディア:それで、どうされるおつもりですか?
Lucius:最初はヘンリーの口車に乗せられたような形だったが、俺はSkyrimの上級王となって兄を叩き潰すつもりだ
リディア:・・・
Lucius:俺の野心を果たすためにSkyrimを足掛かりにするつもりだ。君の故郷を。
リディア:上級王になって
Lucius:そうだ。
Luciusから焚火に視線を移し、またLuciusを見つめるとリディアは意を決したような顔をした。
私は、従士様の一番最初の支持者です。
シロディールにまでお供することはできないかもしれませんが、Skyrimにいる限り、あなたの重荷を背負うと決めたのです。
上級王になるのを見届けさせてください。
そこまで一息に言うと、深々と頭を下げた。
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