地図を確認しつつナイフリッジポイントを目指す。
De Sylvaがシドゲイルとの会見を振り返り、ぶつぶつと文句を言う。
一体何様のつもりなんだ。
De Sylva:くそっ。しかし、あのボンボンは・・・いっそ清々しいな
リディア:シドゲイル首長ですか?
De Sylva:ああ。簡単に手のひらを返すが、それを屁とも思っちゃいない
Lucius:・・・自分にどれだけ利があるか。それが彼の行動原理なんだろう。ある意味わかりやすい
リディア:一介の兵士でしかない自分には理解できませんね
De Sylvaが、厳しい顔をして前を向くリディアにちらりと視線を走らせる。
嬢ちゃん、政治の世界は汚いことがたくさんあるのさと言い聞かせるように呟いた。
森の中に立つ山小屋を通り過ぎた辺りで、何かが呻く声が聞こえてきた。
動物・・・ではないようだ。
馬を降りて静かに声のほうへと近づいていく。

狩人と思しき人物が一人、痛みに呻いているのが見える。
一行に気づくと力を振り絞って助けてほしいと声を上げた。
リディアが慌てて狩人の元へと走る。
血が点々と続いている先には洞窟が。
洞窟の中で何かに襲われたのだろう。
Lucius:こんなところで何をしている?名前は
Valdr:ヴァルドル・・・ファルクリース出の狩人だ
De Sylva:洞窟で何かあったな?
Valdr:あ、ああ。クマを、デカいクマを追っていたんだ
リディア:クマに襲われたんですか?
Valdrが呻き声を上げながら首を横に振る。
クマだけならまだしも。
やつらが、スプリガンが。
そういうと思わず身を震わせるValdr。
リディアがクスリを手渡すとほっとしたような顔をした。
一息つくとValdrが洞窟の中で死んだ仲間の弔いをしたいと言い出した。
De SylvaとLuciusが同時に頷いた。
仲間をこんなところに置いていくのは耐えられないだろう。
Valdrが立ち上がるのを見届けると、一行は洞窟の中へと進んでいく。
暗がりの中で何かが動くのが見える。
どうやら・・・大きなクマのようだ。
こちらに気づくと、一声吠えて突進してきた。

クマ倒して、更に奥へと進む。
スプリガンは急に姿を現すから気をつけろとValdrが声をかける。
洞窟の中は思っていた以上に広く、中には滝がある。
その光景にリディアは思わず見とれる。
リディア:すごいですねぇ・・・
De Sylva:嬢ちゃん、口開いてるぞ
リディア:それにしてもスプリガンて、どこにいるんでしょう
Valdr:あいつらは・・・木に擬態にしているのか・・・急に現れる
それらしい姿は見当たらないなと様子を伺いながら歩く。
と、辺りの空気が一変。
大きなスプリガンが姿を現した。


木の中から現れたとも思えるような出現だった。
これは、後ろを取られて襲われたら、手も足も出ずに殺されてしまうだろう。
残り2体のスプリガンを倒すと、洞窟の中の空気が少し変わったように感じる。
これで仲間を弔うことができるとValdrが安堵の吐息をつく。
お礼にとダガーを手渡してきた。
Lucius:これは・・・?
Valdr:アリからもらったものだ。幸運を運ぶのだとか
De Sylva:形見だろ、アンタが持ってろ
Valdr:あんたたちに持っていて欲しいんだ。
Lucius:・・・そうか。ありがたく受け取ろう
Valdrは仲間たちを弔ってからファルクリースに戻るという。
酒場にいるから立ち寄った時は声をかけてくれと。
Valdrに2,3個ほど回復薬を渡し、一行はナイフリッジポイントへと向かった。

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