Fallout3 Blood Ties(2)

Fallout3 Blood Ties(2)

まずはアレフから近い場所にある北西セネカ駅へ行ってみよう。

『ファミリーってなんなんだろうな。』
「?なんの話をしている?」

歩きながらぽつりとPatrickが呟いた言葉にカロンが反応する。
エヴァン・キングは若者の集まりだと言っていた。
バラモンを全て殺されたのも、ルーシーの両親が殺されてイアンが攫われたのもファミリーのせいだと。

ルーシーの両親に恨みでもあったのだろうか?
うーん、と唸るPatrickに、カロンが北西セネカ駅に着いたぞと声をかける。

地下鉄駅内にはレイダーやフェラルグールがいるので用心しながら進む。
通路の奥にある部屋の手前で、グールが立ち止まるように忠告する。
「止まれ!な、なんだお前らは」
『あ、えーと。』

グールはParickたちが研究を盗みに来たのではないかと警戒している。
マーフィと名乗るグールが何を研究しているのかなんて知らないし人を探しているだけだと答えると、マーフィはほっとしたようだ。

部屋の中からマーフィを心配したのかカロンのように武装したグールが顔を覗かせてくる。
マーフィは部屋の中へ一行を招き入れた。

彼らはここで、とあるクスリを作り出しているというのだ。
『クスリ?』
「そうさ。シュガーボムをもってくれば、お前にウルトラジェットを売ってやってもいい。」
『ジェット?ウルトラジェット?』
「なんだ、あんた。ジェットも知らないのか?」
マーフィがPatrickの顔を不思議そうに眺める。

気を取り直して、ファミリーについて知っていることはないか確認。

どうやら地下鉄駅の奥に、ファミリーのアジトがあるらしい。
マーフィの口ぶりからすると、進んで行きたい場所ではないようだ。

地下鉄駅に進むにはどこから行けばいいのか尋ねると、隣に部屋に地下鉄構内へと続くマンホールがあることを教えてくれた。


※放射能物質が入ったドラム缶の下にマンホール。Rad-XやRadアウェイが手持ちにあれば安心。

梯子を下りて行くと、洞窟のような場所に出た。
地下鉄構内へと繋がっているようなので、道なりに進む。

どこから入り込んだのか、ミルレークがいる。
ドッグミートが走り出して集中砲火を浴びたりしないように、カロンと力を合わせてミルレーク達を倒す。


グールが居たり、モールラットがいたり。目の前にいる敵を全て倒す!

奥へと進み続けると、バリケードがあり、男が1人銃をこちらに向けて警戒しているのが見えた。

「止まれ!こんなところに何をしに来た。」
『えーと、ぼくたちは・・・というか、ここはなんなんだ?』
「ここか?ここはメレスティ。俺たちファミリーの本部だ。ファミリー以外は立ち入り禁止だ。」

思わずちらりとカロンと視線を合わせる。


※Speachチャレンジ可能

『大切な手紙を届ける必要があるんだ。イアン・ウェストを探している。』

イアンの名を耳にすると、一瞬目が泳いだ。
「なるほど。アンタなら通しても問題なさそうだ。」
『ありがとう。イアンは中にいるってことだね?』
「・・・アレコレ嗅ぎまわる前に、ヴァンスと話をすることだな。」

ヴァンスという人物がファミリーのリーダーということか。
男は奥にある扉から、メレスティへ行けると教えて貰った。
よし、ファミリーの本拠地へ行こう。



レイダーの住処のような場所を想像していたが、ここは・・・普通に人々が生活している場所のように見える。
エヴァン・キングがクズなゴロツキの若者たち、と評していたような人たちには思えなかった。

『ここが・・ファミリーの本部?』
「レイダーどものようには見えないな。」
『うん。カロンもそう思った?』
「もしかすると・・・アンダーワールドのように訳アリな奴らの集まりかもしれない。」

そうだねと溜息をつくと、Patrickはヴァンスなる人物を探すことにした。
きょろきょろと辺りを見回していると、男が1人こちらへ向かって歩いてくるのが見えた。

ヴァンスと名乗る男は、Patrickとカロンを上から下まで吟味するように眺めた。
ここは、とある事情を抱えた人たちが集まって暮らしている。
病院のようなものだと説明した。

Patrickがイアンの名前を出すと、ヴァンスは大きな溜息をついた。

「あれは・・・不幸な出来事だった。イアンは血の誘惑に負けて両親に手をかけてしまったのだ。」
『血の誘惑?』
「あの夜、私が介入することでアレフの人々すべてを襲うことは避けられた。」

両親を殺したのはイアンだ、ということらしい。
血の誘惑?
喉笛を噛み切ったのがイアンということなのか?
つまり・・・血が欲しくて、両親に襲い掛かり、その血を啜ったということか。

イアンは精神的に安定していないから会わないほうが良いと言うヴァンスに、Patrickはルーシーからのお手紙を突き出した。


※Speachチャレンジに失敗した場合は、住民に声をかけてイアンの部屋のパスワードを聞く必要がある。成功した場合は、住民に聞く必要なし。

Patrickの熱意に絆されたのか、仕方がないなと肩を竦めヴァンスはイアンに会うことを許可してくれた。



部屋の中には、不安そうにした男性が1人座っていた。
2人に気づくと、近寄るな!俺は怪物なんだ!と叫ぶ。

Patrickはポケットから手紙を取り出すと、イアンの目の前に置く。

『ルーシーからの手紙だよ。』
「・・・!なんだって??彼女は生きているのか?」
『うん。気の毒だけど、ご両親は、その、なくなったけど・・・。ルーシーはメガトンで元気にしてる。』


※ここでもSpeachチャレンジあり

イアンの部屋から戻ってきた2人に、ヴァンスが声をかける。

Patrickたちがイアンと会っている間に、住民と話し合ったという。
「アレフの人々に、これからどうするか考えてもらいたい。」
『・・・というと?』
「我々も食事をしなければ弱ってしまう。食事を提供してくれるなら街を守ることを考えてもいい。」
『なるほど。食事と言うのは、まさか人を差し出せという事じゃないよな?』
「血であれば、問わないことにしよう。どうする?」

Patrickが悩んでいると、カロンが血液パックでもいいということか?と助け船を出してくれた。
ヴァンスが頷く。
血液パックか。それなら住民が首筋を齧られたりバラモンが血を抜かれたりすることもない。

『よし、じゃあ血液パックを提供するからアレフの街を守ってやってくれ。』
交渉成立の握手をヴァンスと交わす。

エヴァン・キングに報告をしにアレフに戻る。
勝手にアレフの街のことを決めてしまったが・・・ヴァンスは街を守ってくれると約束した。
彼は約束を破ることはないだろうと、なんとなくPatrickは思った。


※エヴァン・キングに報告をすることでクエストクリア

無事戻ってきたPatrickを見て、エヴァン・キングはほっとした顔をした。

「ああ、無事に戻ってきたか!イアンはどうした?」
『あー・・・イアンは無事だったよ。後から戻ってくる。それより・・・』

Patrickはヴァンスと行った取り決めについてエヴァン・キングに説明する。
血液パックを提供することでファミリーからの襲撃はなくなり、街を守ってもらえるということなら、と頷いた。

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※クリア後にヴァンスと会話すると、Perk「Hematophage」の取得が可能。


血液パックで体力20ポイント回復する。※通常は1ポイント



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