Fallout NewVegas ; Come Fly With Me(2)

Fallout NewVegas ; Come Fly With Me(2)

足元に倒れているデービソンを見下ろす。

ふう、ジェイソンたちはこれで先に進めるようになる。
「おい、戻るぞ。」
『はーい。ED-E、行くよ。』
Beep!

来た道を戻り、ジェイソンへ報告する。

『Deamonsは倒したよ。』
「おお!神に祝福あれ!そして君に栄光あれ!道は拓けた。私は地下を通って聖なる地へと会衆を導こう!」
大喜びのジェイソンはLuciaの手を握りしめ、礼を言った。
そして、信者たちを連れてどこかへと立ち去って行った。

ふと見ると、ハーランドもいる。
『ハーランド、無事に合流できたのね。』
「おお、スムーズスキン。よくやってくれた。まさかあの部屋から生きて出られるとはな。」
そう言ってハーランドもジェイソンたちに続いていった。

「・・・で。どうする?」
ブーンが声をかけてきた。
『うーん。旅立つのを見届けようかと思うんだけど・・・いいかな?』
「俺はお前についていくだけだ。」
『わかった。ありがとう。』
礼を言うLuciaを少し眩しそうに見つめ、ブーンはそっと視線を逸らした。

では、ジェイソン・ブライトたちを追いかけることにしよう。

先ほどデービソンを倒した部屋の奥に、地下へ降りる階段がある。


スイッチを押すと部屋の真ん中付近に出現

突き当りの部屋に入ると、ジェイソン・ブライドが待っていた。

『どうしたの?』
「発射台に降りる前に、君と話をしようと思って待っていたんだ。」

ジェイソンは後ろに控えるロケットに目をやり、一瞬武者震いした。
どうやら、あのロケットでGreat Journeyへと出るつもりのようだ。

『あれで・・・飛ぶの?』
「そうだ。ほぼ準備は完成したんだが、ロケットの重要な部品がいくつか欠けている。クリスと相談をして、完成させて欲しい。」
ブーンを見ると、少し肩を竦めた。

『いいけど・・・クリスって、あの人間の人よね?あの人もGreat Journeyに連れて行くの?』
「いや、彼はその”人間性”によってGreat Journeyには旅立てない。」
よくわからず首を傾げると、ブーンがジェイソンの言葉を補足した。
「・・・グールにとっての聖なる地であれば、人間は暮らせないのではないか。」
何故なら彼は人間だから。グールにとって住みよい環境で人間が暮らせるとは・・・思えない。

『なるほどね。』

ジェイソンはLuciaとクリスを神が遣わしたキリスト(救世主)だという。
・・・まぁ、体よく使われているだけ、な気がしないでもないけど。

どれ、クリスとロケットの最終調整をやろうかね。

点火剤としてアイソトープ239を2~3リットル、スラストコントローラーをジャンク屋で見つける。

点火剤と部品か・・・。一度ノバックに戻ったほうが良いかもしれない。
クリスに実験場を出て、探しに行ってくると告げる。

ノバックへ戻る道すがら、ブーンに色々話しかけるLucia。

『ブーンさんは、ノバックに来る前は何をしていたの?』
「・・・NCRの狙撃大隊第一偵察小隊所属だった。狙撃が上手かった俺に、多めに給料をくれた。だからOKした。」
『ああ、マーニーと一緒だったんだっけ。』
言ってからLuciaはしまった、と思った。そういえばマーニーはブーンと仲違いしてると言っていた。

恐る恐るブーンに目をやると、眉間に深く皺が刻み込まれている。
そして無言。

長い沈黙の後、ようやく「そうだ。」とだけ呟いて再び黙り込むブーン。

『ま、マーニーとは仲良かったんでしょ?一緒にノバックに来たって聞いたよ。』
沈黙に耐え切れず、再びマーニーの話題を出してしまうLucia。墓穴を更に掘ったようだ。

「・・・何故そんなことを聞く。」
ブーンが怒りを含んだ声で答える。
『・・・ごめんなさい。ブーンさんをもっと理解したくて・・・色々聞いてます。』
しょんぼりと肩を落とすLuciaを見て、ブーンも少し機嫌を直したようだ。眉間の皺が少し緩む。

「・・・あいつとは、第一小隊の時からの知り合いだ。ノバックへ来たのも、あいつが誘ってくれたからだ。」
『うん。』
「カーラが・・・行方不明になった時も、最初に相談した。」
『・・・うん。』
「心配をしているかのような口ぶりだったが・・・カーラがいなくなって清々したと思っているのが、俺には、感じ取れてしまった。」
『・・・そっか。』

更にしょんぼりしてしまったLuciaを心配したのか、ED-Eが周りをぐるぐる回り出した。
そしてブーンに向かってBeeeep!と音を出す。
『ED-E、大丈夫。ありがとう。ブーンさんが悪いんじゃないよ。』
「こいつは・・・本当に、まるで犬だな。」
Beep!

ノバックに戻ってきた。
ブーンがギフトショップに目当てのものがあるかもしれない、というので行ってみる。

ロケットの記念品がアイソトープ239点火剤の代わりになりそうだ。
残りはスラストコントローラー。ジャンク屋か修理屋にあるだろうとクリスは言っていた。

ジャンク屋なんて、ノバックにあったかな。
ブーンに聞いてみると、近くにギブソンばあさんというジャンク屋が住んでいるそうだ。よし、行ってみよう。


Gibson Scrap Yard

犬を沢山飼っているようだ。わんわん!と出迎えてくれた。

犬と一緒に寛いでいた女性に声をかけた・・・その瞬間。
ED-Eから、見知らぬ人間の声が流れてきた。

《私の名前はホワイトリー。アダムス空軍基地で研究をしています。最近まで戦闘用アイボットのDuraframe増強強化プロジェクトを担当していました。》

ぽかんとした顔でED-Eを見つめるLucia。ブーンも怪訝そうな顔をしている。

《もしあなたがシカゴにあるエンクレイヴの拠点の一つで、この音声ログを聞いているなら、ナヴァロにたどり着けるように必要な修理を全て行って欲しい。》

そう言い終えるとED-Eは再び、いつものBeep音しか発しなくなってしまった。
『ED-E・・・?』
Beep!
気を取り直して、ギブソンばあさんにREPCONN実験所から何か部品を持ってきていないか聞いている。
するとそうやらロケットの部品を持ち帰っていたようだ。


BarterかSpeechで交渉可能

よし、REPCONN実験所へ戻ろう!

クリスが待ち構えていたので、点火剤と部品を手渡す。
これでロケットの調整も完了するだろう。

クリスがあれこれと作業を行い、ロケット発射を待つジェイソンへマイクで話しかける。

「ロケットの発射に必要なものがすべて揃ったぞ、Jason!Great Journeyを開始することができる!」

クリスが手招きしてLuciaを呼ぶ。
『なに?』
「最後の仕上げとして、展望台にあるコンソールから発射ボタンを押して欲しい。」
『え?私が?』
「そうだ、私はここで最終調整を行い、発射を見守らなければならないからな。」

なんだか重大な任務を課せられた。

展望台に上がり、コンソールを見つける。よくよく見ると・・・設定されているロケットの軌道に問題があるようだ。


Science 55以上で修正または衝突させる軌道を選択可能

勿論、無事に目的地へたどり着けるように軌道を修正。


向こう側にあった大きなドームがゆっくりと開く。

中には・・・ロケットが見える。

「お」ブーンが思わず呟いた。
『・・・飛んで・・・いったねぇ・・・』Luciaもなんだか胸がいっぱいになった。

『無事に、たどり着けるといいな。』
「・・・そうだな。」


完了:クエスト「Come Fly With Me」

ノバックの為に働いたので、町の人々の好意を得た。




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