Fallout NewVegas~Lost at sea

Fallout NewVegas~Lost at sea

脱獄囚たちが立て籠っているというBison Steve Hotelへと向かう。

用心して入り口のドアを開けて中を覗いていると、見張りはいないようだ。
足音を立てないようにホテルの中へ身を滑り込ませる。

テーブルや椅子を積み上げて作られたバリケードの向こう側に動く頭が見えた。
辺りを探索する前に片付けておくとしよう。

脱獄囚はVesperに気付くことなく、頭を撃ち抜かれて倒れ伏した。
様子を見に近寄ってきた奴もついでに倒して、暫く様子を窺う。
・・・。どうやら他に近づいてくるやつらはいないようだ。

右手に見える受付テーブルにターミナルがある。
※近くに鍵のかかったドアがあるので、このターミナルでロックを解除するか、ピッキングで鍵を開ける。


※ここでメンテナンスキーを入手できると、かなり近道が可能。

メンテナンスキーを手に取り、先へと進む。




途中、メンテナンスキーで開けることができる扉を見つけた。
これはどこへ繋がっているんだ・・・?

身を低くして廊下を進む。
開いた扉の向こうに、暢気に食事をしている脱獄囚が見えた。
食べようと大きく開いた口に鉛玉をお見舞いする。

衝撃で、脱獄囚が後ろへと吹き飛ぶと同時に、悲鳴が聞こえてきた。
誰かいるのか?

急に姿を現したVesperを見て男はさらに悲鳴を上げようとした。
が、自分に向けられている銃口を見止め、震えながら声を飲み込む。

『・・・?なんだ、あんた。』
「わ、わたしは、保安官代理だ。」

ビーグル保安官代理と名乗る男は、縄を解いて欲しいとVesperに頼んできた。

こいつが保安官代理か。
なるほど。保安官代理と言ってもね、とルビーが称したのも分かるような気がする。

『縄を解いてやってもいいが、その前に答えろ。チェックのスーツを着た男を見かけただろ?』
「ああ、その話か。情報提供したくてうずうずしているんだ。縄を解いてくれたらね。」

かちり、と撃鉄を起こした音に、ビーグル保安官がぎくりとしてVesperを見つめる。

『白状するか、ここで朽ち果てるか。なんなら俺が楽にしてやってもいいぜ。』
※speeach40のチャレンジ。
「いや、あ、アンタは信頼できそうだから特別に教えてやるよ。やつらはノヴァックに向かうと言ってた。」
『ノヴァック?ここからどうやって行く』
「プリムからなら、ニプトンを抜けて進むのが良いだろう。」

くそっ。追いつけるだろうか。
舌打ちするVesperに恐る恐るビーグル保安官代理が、縄を解いて欲しいと頼んできた。

ナイフで縄を切ってやると、大げさな身振りでどれだけ長い間縛られていたのかを力説する。
『・・・もういい、黙れ。とっとと外へ出るんだな。』
「ああ、勿論だ!君の武勇と素晴らしい判断に従うよ。また外で会おう!」
そう言うとビーグル保安官代理は転げる様に外へと続く廊下を走って行った。

あとはホテルの中にいる脱獄囚たちを始末するだけだ。

※ここは序盤としては敵の人数も多いし、火炎放射器とか使ってくる敵もいるのでV.A.T.S.や遮蔽物を上手く使って戦うとよいかも。

脱獄囚のリーダーが吹っ飛ぶのを見届けて、Bison Steve Hotelを後にする。



「Vikki & Vance」へ戻ると、ビーグル保安官代理が安心しきった顔でビールを飲んでいるのが見えた。
ナッシュとルビーが大喜びでVesperを迎える。
「保安官代理が、君が助けてくれたと言っていたぞ。」
『ああ、まぁ成り行きで、な。』
「これで安心して家に帰ることができる。あとで荷物を取りに来てくれ。」

街の住人達も安心したように外へと向かって行った。

ビーグル保安官代理に、チェックのスーツを着た男についてもう少し情報はないかと尋ねると、奴らは運び屋から奪った荷物の事を話してたと教えてくれた。
Vesperの眉間に皺が寄ったのに気付くこともなく、保安官代理は話を続ける。
ニプトンを通り抜けてノヴァックへと向かい、そこでコンタクトを取ると言っていたらしい。

コンタクト?誰にだ?
ビーグル保安官代理に詰め寄るが、それ以上の情報は出てきそうになかった。

とりあえず、ノヴァックへと向かう必要がある。
マップを見ようとしたVesperに、もう一つ問題があってなとビーグル保安官代理。

保安官が死んでしまったために、プリムを守る人がいないのだ。
自分は向いていないから他の誰かを保安官にする必要がある。
『なるほど。で?』
「この街を救った君が適役だと思うが・・・まぁ、君はこんなところに骨を埋めるようなタマじゃないだろ?だから誰か適役な人物を任命して欲しいんだ。」

ビーグル保安官代理の案は2つ。
保安官の経験があるらしいNCRCFにいるメイヤーズという男か、近くに駐屯しているNCRに助けを求めること。

どちらもあまりピンとこない。
NCRに我が物顔でプリムに出入りされるのも面白くない気がする。

どうするかと考えているVesperの目に、いい物が飛び込んできた。
『買収されねぇし、休みなく働く。適任だな。』
そう呟いたVesperがどうするのか、ビーグル保安官代理は黙って見つめている。


※Science30 か 核分裂バッテリーなどのアイテムを使って再プログラム

「Slim Primか。確かに真面目に働くだろうし、疲れを知らない。」
『保安官として働くように再プログラムした。これでいいだろ。』



Mojave Expressのドアを開けると、ナッシュが店の中の片づけをしていた。

入ってきたのがVesperだと気づくと、手招きする。
「よくやった。こっちへ来い。君の荷物を返そう。」
そう言うと棚から大きなバッグを取り出して手渡してきた。

中には、スーツとハンドガン。その他諸々なものが入っている。
『スーツ?』
「君がいつも着ていたものだと思う。腕を通してみたらいいんじゃないか。」

ナッシュにそう言われ、Vesperは着替えることにした。
銃もスーツケースに入っていたものに替えた。
無意識のうちに煙草に火を点け咥える。

『・・・全部一気に思い出すようなことはねぇが、そうだな。この格好と銃は、しっくりくるな』



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