Fallout NewVegas ; ボルダーシティを目指す

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REPCONN実験所のグールの件が片付いたので、ノバックに戻ってマーニーにベニーのことを聞き出さなきゃならない。

ブーンが嫌な顔をするかもしれないので、前もって話をしておくことにする。
『ブーンさん。』少し緊張した面持ちでLuciaは話出す。
「・・・ん?」
『ここに来たのは、マーニーに依頼されたからなの。』
「・・・なるほど。」
『マーニーにこれから報告しに行くんだけど、ブーンさん外で待っててもらってもいいかな?』
「いや・・・一緒に行く。」

思わずブーンの顔を凝視する。暗がりのせいもあって、余計に表情が読めない。
『え?ほんと?』
ブーンは返事をせず、小さく頷いた。

太陽が顔を出し、空が白々とし始めた頃ノバックの恐竜が遠くに見えた。

階段を上がり、ドアを開けるとマーニーが背を向けて立っていた。

『マーニー。REPCONN実験所のグールの件は片づけてきたわ。』
そう声をかけるとマーニーは嬉しそうに振り返り、Luciaの後ろにブーンの姿を認めて一瞬絶句した。

「ブーン・・・。」
「・・・。」
『あ、えと。ブーンさんに手伝って貰ったの。これからベニーをやっつけに行くから、それも手伝って貰おうと思って。』
マーニーはLuciaとブーンに交互に視線を走らせる。小さくため息。

「グールを片付けてきてくれたんだな。ありがとう。」

『で、ベニーのことなんだけど。』
「あ、ああ。お前が探しているベニーだが、俺の昔の仲間と一緒にボルダーシティに向かっていったよ。」
『ボルダーシティ?』

一体何をしにボルダーシティとやらへ向かったんだろうか?
それについてはマーニーも聞いていないようで、肩を竦めるだけだった。

「ただ・・・。昔の仲間とベニーは揉めていたようだった。・・・支払いの件で。」
『わかった。ありがとう。ボルダーシティに向かってみる。』
ブーンに行こうと声をかけ、恐竜を後にするLucia。
ブーンは後ろを振り返りもせずにドアを閉める。


ノバックの好意が「崇拝」まで上がりました!

マーニーが教えてくれたように高速道路93号の跡を通って北上することにする。
Helios Oneの看板が見えた。そういえば・・・昔の発電所だったっけ?

きょろきょろと見渡すと、遠くに何やら沢山の鏡のようなものに囲まれた建物が見えた。あれかな?

『ブーンさん、ボルダーシティで用事片付けた後にでも・・・あそこに行ってみたい。』
「・・・ん?Helios Oneか。あんなところに興味があるのか?」
『うん!行ってみたい!』
「・・・覚えておこう。」


El Dorado Gas & Service

途中にあったエル・ドラド・ガス&サービスで一休み。
建物の裏にカサドレスいるので注意。

キャラバン隊もここで一休みするらしく、Luciaとブーンが水を飲んでいるときにやってきた。
丁度いい、何か食べるものやステイムパックがないか聞いてみよう。

キャラバン隊と和気あいあいと話し込み、疲れも取れたところでボルダーシティに向けて出発する。

『ブーンさん。』
「ん?」
『マーニーにさよなら言わなくてよかったの?』
「・・・子供じゃあるまいし。」
『そっか。』
ブーンが遠くを見つめ、黙り込んだのでLuciaは少し離れてED-Eと歩く。

『あ!ボルダーシティの看板見えた!』


Boulder City

ここがボルダーシティ・・・?どうみても廃墟でしかない。
こんなところでベニーは一体何をしているというんだろう。

記念碑のようなものの前で立ち尽くすNCR兵士に声をかける。

『あの。』
「おや、民間人がこんなところに何の用?」
『この記念碑はなに?』
「ああ、これは・・・フーバーダムでの戦闘の記念碑さ。」

ブーンを見ると、目を瞑って頷いた。

「NCRのレンジャー達がシーザーリージョンをここへおびき寄せ、町ごと破壊したんだ。その時の犠牲者のための記念碑だ。」

兵士と別れて、他に人がいないか探す。・・・が、どう見てもベニーらしき人間がいるようには思えない。
『・・・どうしようブーンさん。』
「あそこに・・・NCRの上官らしき人間がいる。彼に聞いてみたらどうだ。」

近づいていくと「止まれ!」と警告を発せられた。
『こんなところで何をしているの?』
モンロー中尉と名乗る男性はLuciaとブーンを見比べて、不思議そうな顔をした。

「お前らは・・・一体何故こんな場所に来た?ここは今グレートカーンズの奴らと対峙中だ。」




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