Fallout NewVegas ;That Lucky Old Sun

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Helios Oneに近づいていくと・・・どうやら誰かいるようだ。

「・・・あれは、NCRの小隊だな。何故こんなところにいる。」
『何かあったのかな?』

ブーンは首を傾げた。


ヘリオス・ワン(Helios One)

扉近くにいた上官らしき人物が二人の姿を認めると、「止まれ!」と叫んだ。
「お前たちは何をしにここに来た。ここは管理地区となっている。」
厳しい口調でそう告げるハガーティ少佐。

「元NCR所属の者だ。」
『NCRの味方。手伝えることがあるなら・・・』

ブーンとLuciaが被っている第一偵察小隊のベレー帽を見て納得したハガーティ少佐は、少し警戒を解いて話し出した。

「よろしい、兵隊。本当に手助けしてくれるというなら・・・中にいるサングラスの阿呆と話をしてきてくれ。」
『サングラスのあほ?』
「そう。本当に・・・あいつにはイライラする。」ハガーティ少佐の表情が険しくなる。


「あの自称科学者は、この発電所を起動しようとして数か月を無駄にしている。」
「・・・本当に科学者なのか?」ハガーティ少佐はブーンの言葉を聞いて睨みつける。

『ここは・・・何故動いていないの?』
深々とため息をついたハガーティ少佐は、この場所は元々B.O.Sが占拠していたがNCRが奪い取り、B.O.Sが退散するときに古い安全装置を作動させてコントロールできないようにした、と教えてくれた。

「で、起動させるために雇った科学者が阿保という訳か。」
「あの阿保の尻を蹴飛ばして、作業をとっとと完成させてきて。」
『わ、わかった。』


NCR兵士にもこの言われよう。どんなやつなのか・・・

施設の中に入り、科学者を探して歩き回っていると・・・ED-Eから再び見知らぬ人物の声が流れてきた。

あまりに急で、Luciaは思わず飛び上がってしまった。
『び、びっくりした!』

《Navaro Outpostの科学者へ。私はED-Eがあなたの元へたどり着いたことを嬉しく思っている。この機械からいくつかのデータバンクが見るかるだろう。》

「こいつ、前にも・・・こんなようなことを言い出したことがあったな。」
『うん。あれは・・・ギブソンばあさんのところだった。エンクレイヴの拠点がどうの・・・って。』

音声を再生し終わったのか、ED-Eは再びいつものBeep音を発して、Luciaの周りを回り始めた。

「何か・・・特別な場所か言葉に反応しているのか?」
『どうなの?ED-E?』
ED-EからはBeep音が返ってくるだけだった。

機械が沢山設置されている部屋に出た。
あの髭とサングラスの胡散臭い男が・・・ハガーティ少佐の指す「阿保」なんだろう。

Mr.Fantasticと名乗る男が警戒して声をかけてきた。
「お前は一体誰だ?俺の代わりに送り込まれてきたのか?」
どうやら外で待っているNCRが送り込んできた代理の科学者と思っているようだ。

『まぁ、確かに貴方の仕事の事でここに来たけど、科学者じゃないわ。』
「外の奴ら、そろそろ痺れを切らしてきたかと思ってな。まぁ俺の言うことを聞くしかないんだけどよ。」
ブーンが一歩前に出そうになったので、その前に体を滑り込ませて話を続ける。

『で、貴方は一体ここで何をしているわけ?電力の復旧はできるの?』
「ん?ああ、ここではできないね。制御装置の多くはタワーの中にある。あそこは戦前のセキュリティーシステムで守られててね。」
Mr.Fantasticが下卑た笑いを浮かべる。
「NCRの兵士どもが何人か死んだよ。今では奴らも、あそこへは近づこうとしない。外のミラーを調整するためにはタワーへ行かなきゃならないんだがな」
『私が行くわ。どうすればいいの?』
「ほう!お嬢ちゃんは人助けをする英雄かぁ?」
「この・・・」ブーンが今にも殴り掛かりそうになる。背中で必死に抑えるLucia。

「東西にあるリクレフターコントロールターミナルをメインフレームに接続して、メインフレームを動かせばいい。」
ほらよ、と西側 反射板 制御ターミナルのパスワードを手渡してきた。
「万が一メインフレームにたどり着けたら、電力はストリップ地区とキャンプマッカランへ送れ。いいな。」
『?なんで?』
「なんでって、俺が儲かるからだよ」
これ以上話をしていたらブーンの血管が切れてしまいそう。
無理やり隣の部屋へとブーンを押し出すと、Mr.Fantasticとは全く違う雰囲気の科学者がもう1人いることに気づいた。

イグナシオと名乗る青年はアポカリプスの使徒の一員だと教えてくれた(Speech35)。
「ここを・・・どうするつもりだ?あのサングラスに何を吹き込まれた?」
『電力を回復しに行こうと思って。』
「そうか・・・。」イグナシオがLuciaをじっと見つめる。

意を決したように、このHelios Oneに隠された危険性”ARCHIMEDES”について話出した。
「ここを占拠していたB.O.Sは”ARCHIMEDES”を再起動しようとしていたに違いない。」
『B.O.Sは”ARCHIMEDES”の存在を知っていた?』
「その可能性が高い。」

イグナシオはLuciaに紙切れを渡してきた。
『これは・・・パスワード?』
「兵器や特定の組織だけが恩恵に預かるような電力の使い方はして欲しくない。」
『わかった』



外に出てリクレフターコントロールターミナルを探す。
※地雷や罠が設置されている。東のターミナル近くは番犬が守っているけど、殺しても評判は落ちない。

よし、太陽集光塔へ入ろう。

塔の中はMr.ガッツィーやセキュリトロンといったロボット達が守っている。倒しながら進む。

ふと足元を見ると従業員IDカードが落ちていたので、拾う。
「なんだ?」
『うん、誰かのIDカード。どこかのドアを通ったりするのに使えるかなと思って。』

さぁ、いよいよ制御室までたどり着いた。
メインフレームに触れてみたが・・・どうやらパワー不足のようだ。

『うーん、どうしよう・・・。』
「どうした?」
『パワー不足で肝心のメインフレームが動かない・・・。』
「あれを見ろ。」
ブーンが足元から繋がっているケーブルの先を指さした。補助発電機のようだ。これを使えば・・・。

だが、この補助発電機はケーブルが齧られていて出力に問題があるようだ。(Repair35と廃棄部品1つ)

さっさと直して、メインフレームを起動させる。

どの地域に電力を送るか、アルキメデスに電力を送るという選択肢もある。
「・・・どうするんだ?」
『え?』ぽかんとした顔でブーンを見つめる。

『ブーンさん。』
「ん?」
『私・・・特定の場所だけに送るようなことしたくないの。だから・・・』
「ああ、お前ならそう言うだろうと思っていた。それでいい。」

3)全域を選択。
あとは観察デッキのコンソールで外に並んでいるミラーの調整を行えば完了だ。

太陽が出ていないと反応しないのだけれど・・・

この程度じゃダメ(たぶん夕方16:00以降になっている)

日照のピーク時(9~15時)でなければ動かないので、待機して時間を合わせる。


朝10:00頃

再設定が完了!
イグナシオの元へ戻ろう。

「ああ、戻ったのか。」
『電力を戻してきたよ。』
「モニターで観察していた。全域に送ってくれたんだな。ありがとう。」


アポカリプスの使徒の好意が「容認」になりました!




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