ネルソンの街並みを眺めたまま黙り込んでしまったブーンから少し離れた場所で座り込んだLuciaを心配したのか、ED-EがブーンとLuciaの間を行ったり来たりしている。
『ED-E、こっちおいで』
Beep!
ざりっと土を踏みしめる音がした。
「・・・すまなかったな。」
『うん。』
「・・・行くか。」
『ブーンさん。』
いつもより真剣な声で話しかけてきたのに驚いたのか、遠くを見ていた視線をLuciaに移す。
「なんだ?」
『何があったとしても、それは私が決めたことだから。だから・・・俺のせいって言わないで。』
そう言うとぷいっとその場を離れていくLucia。
ED-Eが慌てて後を追いかける。
お互いに黙り込んだまま、高速道路93号に戻ってきた。
「どうする?」
『うーん。ボルダーシティまで戻って、そこから北上してみようかな。いいかな?』
「俺はお前について行くだけだ」
『うん・・・。ありがとう。』
ボルダーシティから少し北上すると湖が見えてきた。
『湖だー!』とはしゃいで近寄るLuciaに水辺から何やら攻撃してくるものがある。
ブーンとED-Eがすかさず撃ち殺す。
レイクルーク
ここは、どうやら打ち捨てられたキャンプ場のようだ。
Boulder Beach Campground
「・・・ここから少し先に、確かNCRの基地があるはずだ」
『あ、じゃあ行ってみよう。』
湖沿いの道を歩いていくと、遠くにホテル?のような建物とそのまわりにテントが張ってあるのが見えてきた。
Camp Golf
入り口付近にいた兵士に声をかける。
『ねえ、ここは何?』
「なんだ、お前は」
「・・・元NCRの関係者だ。」
「なんだよ、何が知りたいんだよ。ここは元々は金持ちどものリゾート地だったのさ。ま、今は俺たちのものだけどな」
ここをまとめている上官は大きなテントにいるというので、ブーンと行ってみることに。
中に入るとイライラしながら歩き回る男性がいた。
『あのー。』
「くそっ、今度はなんだ!?」
急に大声を出されてびっくりしたLuciaを見て我に返ったのか、すまないと謝り頭を抱える。
どうやら兵士たちの士気の低さ・能力の低さに悩んでいるらしい。再教育が必要だと言う。
乗り掛かった舟なので、4人の兵士たちに話を聞いて・・・どうにかしてみよう。
『何かいい方法あると思う?』
オハンラハン「連帯感を増す」
ポインデクスター「報告書の捏造」
マグス「銃と爆発物の訓練」
ラズ「ヤクをキメる」
『う、うーん・・・。』
「・・・どうする?」
『とりあえず捏造と薬を使うのはやらない。銃と爆発物の扱いを覚えるのがいいかなとも思うんだけど・・・』
「だけど・・・?」
『軍隊として、というか仲間意識を持たせる方向で話をしてみようと思う。』
「・・・まぁ、やってみたらいい。」
オハンラハン以外の3人との会話でSpeech40で説得。
ポインデクスター「俺のエゴに訴えようって訳だ。わかった、手伝うよ。」
マグス「ちくしょう、一発撃つくらいの価値はありそうだ。」
ラズ「くそ、多分あんたが正しいんだろう。試しにやってみるのもいいかもしれないな。」
オハンラハンに報告。
『みんな手伝ってくれるって。よかったね。』
「ありがとう!今までにないくらい団結しているよ!」
「・・・少しは銃火器の扱いも学べよ。」