
羨ましそうにJackとジャネットの後ろを見送るLucia。
その頭をラウルは優しく撫でた。
「なんだよ、ボス。恋しくなっちまったのか?さっさと用事を済ませてlucky38に帰ろう」
『ブ、ブーンさんのことなんて言ってないよ!』
「・・・俺、何も言ってないぜ?」
『ラウルの意地悪!』
あと頼まれていたことと言えば・・・アリ退治とソーラーパネルの修理だ。
一休みしたら片付けてしまおうとLuciaは言った。
まだ訪れたことのない建物があるのでドアを開けて中へ入ると、少年が1人座っていた。
壁には一面絵が描かれている。これは・・・なんの絵だろう?
少年は見知らぬ人間が入ってきたことに一瞬警戒したが、Liciaが名乗るとPearlが言っていた外の人だね!と合点がいったようだ。
少年の名前はピート。
この壁画にはBoomerたちの歴史が描かれていると言う。
どんなことが描かれているのか尋ねると、ピートは嬉しそうに咳払いをして説明を始めた。
ピートは滔々と話し出す。
元々Vault34で暮らしていたが、自由を求めて外へ出て行き・・・ネリス空軍基地を得た。
核弾頭の事、自給自足の生活の事、Royalが見つけたという爆撃機の写真の事・・・。
最後まで話を聞くとピートは嬉しそうに笑って、君みたいな人なら外部の人間も悪くないねと呟いた。
※スピーチチャレンジを何度かクリアすると、Boomerの好意を得ることができる。
アリ退治を行うためには、Royalからの依頼を解決して情報を得る必要がある。
「ボス、ソーラーパネルの修理ってやつだが・・・何かいい知恵あるかい?」
『うーん。前にHelios Oneてとこでソーラーパネルを見たことがあるから、そこに部品があるんじゃないかなと思うの。』
2人はHelios Oneと向かうことにした。
入り口にいるNCRのハガーティ少佐に声をかけ、部品を拾う許可を得る。
あちこちに落ちている部品を拾い、持ち帰ることにしよう。
※パーツ回収にRepair20が必要。Repair65あれば、パーツ回収せずにソーラーパネルの修理が可能
ラウルと手分けしてパーツを抱え、ネリス空軍基地へと戻る。
ED-Eは応援しているのか、2人の上をぐるぐると回っていた。
『ED-E、ありがとうね。』
Beep!
「そういやブーンが言ってたけど、こいつボスに凄い懐いてるんだな。」
ネリス空軍基地に着く頃には、夜も更けていた。
日差しを浴びながらソーラーパネルの修理をするよりはいいだろうとラウルが呟いた。
全て直し終えたLuciaはRoyalの元へと向かう。
思っていたよりも早くソーラーパネルが直ったことにRoyalはとても驚いた。
外部の人間が、我々の為に働いてくれるとは・・・としみじみとLuciaとラウルを見つめる。
クエスト:Sunshine Boogie 完了
『Raquelがアリ退治に必要な武器をあなたが用意しているって言ってたの。』
「ああ、音波発生器を作成し始めたんだが・・・アリを殺せる正確な周波数がわからなくてな。」
「アリを殺せる周波数?」
Royalは頷きながら、機械を取り出した。
※スピーチチャレンジ Science50かSpeech50
Royalから貰った音波発生器を手に発電所へと向かう。
中にはアリに殺されたBoomerの死体があった。
『さてと・・・電力を復旧させないとね。』
用心しながら進み、アリ(ジャイアント・ソルジャーアント)を遠くから撃ち抜くと大音量と共に、思いがけない爆風が吹き荒れた。
『えっ、ちょっ・・・』
「ボス、伏せろ!」
Raquelがエナジー系の武器で攻撃してはダメだと言っていたことを思い出す。
Luciaはレーザーライフルを背負い、腰にさしていたリボルバーを手にした。
ビームで攻撃するED-Eは・・・入り口で待っていてもらうことにしよう。待っていてねと伝えると、ED-Eはしゅんとしてしまった。
2つのジェネレーターを再起動して・・・
主電源のブレーカーをリセットすれば完了!
発電所の入り口に戻ると、ED-Eが飛んできて頭上をぐるぐると回る。
『ごめんごめん。もう終わったよ。Raquelのところに戻ろうか。』
Beeeeep!
見張りをしているRaquelの元へと向かう。
Luciaが声をかける前に、Raquelが電力が戻ったと2人に向かって話し出した。
「アリの駆除は終わったの?」
『うん。もう大丈夫だよ。』
「ではRoyalに言って、蟻の卵の駆除や施設の復旧を行わせることにしましょう。よくやってくれたわ。ありがとう。」
クエスト:Ant Misbehavin’ 完了
これで頼まれていた仕事は全て完了したはず。
Pearlのところへ行ってみることにしよう。
Luciaが姿を現すと。Pearlはにこにこしながら迎え入れてくれた。
「よくやってくれました。あなたは私たちの信頼を勝ち取ったのよ。」
※この時点でBoomerの崇拝を得ていました。
『ありがとう。頼まれていたことは全て終わったと思うの。』
「ええ。皆もあなたを受け入れているわ。」
「よかったな、ボス。」
「我々の計画を・・・あなたにも聞いて欲しいと思います。Royalに聞けばわかるわ。」
『計画?』