カテゴリー: 闇の一党

アストリッドが言うには、シセロが誰かと密会していている。 何か計画を立てているのではないだろうか。例えば、内部不和を招いて分裂させる・・・というような。 俺が黙ったままでいると、アストリッドは夜母の棺の中に隠れてシセロの …

ラルドサールは雪の中に佇んでいた。 まったく・・・なんだってこんな雪山に拠点を置いているんだ。 心の中で舌打ちしていると、Ladyが頭を手に押し付けてきた。 雪の中にぼさっと立っていても寒いだけだ。 さっさとアライン・デ …

マルカルスまでの旅路を考え、食料や薬を入手し武器の手入れを行う。 ひと眠りしようとベッドへ向かう途中、シセロがバベットと楽しそうに遊んでいるのが見えた。 夜母の為に花を摘んだんだ、バベットにもわけてあげるよと笑いながら。 …

大きな箱を背にした道化師姿の男。 あいつは、ロレイウス農場の近くで馬車が動かない！と喚いていた道化師だな。シセロ・・・だったか。 少し離れた場所でアストリッドとシセロの会話に耳を傾ける。 イライラしながらアストリッドは、 …

Midirがジェナッサと酒盛りを始めた頃、Diyaabはドーンスターでの仕事にとりかかろうとしていた。 ここでの仕事は鉱山経営者ベイティルドの暗殺。 町の様子を見ながら、ターゲットを確認する。 肝心のベイティルドは自分の …

長旅になるので、荷物を整理し腹ごしらえしてから出ることにする。 少し離れた場所に食堂のような場所があったので、隅で荷物の出し入れをしているとナジルがやってきた。 その辺にある物は持って行っていいぞと言うので、Lady用に …

森の中に闇の一党の聖域を発見した。 扉と思われる部分にある髑髏が俺を見つめる。 かたかた、と髑髏が小刻みに揺れ”人生の調べとは何か？”と聞いてきた。 どうやら暗号を要求されているらしい。 アストリ …

暗がりと薬のせいで、しばらくの間視界がぼんやりとしていたが、徐々に焦点があってくる。 棚の上に座っている覆面の人物が面白そうに、俺が様子を窺っているのを眺めている。 グレロッドの件よ、とその人物は言う。声からすると女のよ …

“愛しの母、愛しの母、あなたの子供を私の元へ届けてください。 卑しい者の罪を血と恐怖をもって清めなければならないのです” 年のころは7～8歳くらいの少年が、何度もナイフを振り下ろす。 戸口に見知ら …