Temple of the Trialsでの試練を終えた私は、すぐさま長老のテントへと向かう。
まったく、自分の子供を殺す気な訳?
母親・・・もとい長老は、私の顔を見ると一瞬ほっとした顔をして、すぐにいつもの厳しい表情に戻った。
長老「よくやった。おめでとう、選ばれし者よ。旅立つ準備はできているか?」
Derby「母さん!・・・いえ、長老。あの神殿は一体何なの?殺す気?」
冷たい声音で私の訴えを一蹴する。
長老「・・・だが、お前は生き残った。選ばれし者は強くなければならない。」
Derby「・・・。」
長老「お前が探し出すべきG.E.C.K.というアーティファクトはVault13に眠っているらしい。」
Derby「Vault13?それはどこにあるの?」
長老は水筒を差し出した。「13」の文字が描かれている。
Klamathのヴィックという商人が、この水筒を持ってきたらしい。
なるほど、ヴィックが探し出したルートを聞けばVault13の場所がわかる・・・かもしれないということか。
水筒の他に「金」と呼ばれるものを長老は渡してきた。外では、これを使って物の売買を行っているそうだ。
長老「では・・・気を付けて行くのだ、選ばれし者よ。出て行く前に村の皆に挨拶をしておけ」
長老のテントを出ると、井戸の傍で大騒ぎしている青年がいる。
よく見ると・・・甥っ子のファーガスだ。
何を騒いでいるのやら・・・。
※スキル「Repair」で井戸の修理が可能。経験値貰える
Derby「ほら、直したよ。」
Feargus「ありがとう、Derby!これで水が飲めるね!」
ルーカスから素手攻撃のスキルを習ったり
ジョーダンから近接武器のスキルを習ったり
村のシャーマン(呪術師)のハクニンからは、邪悪な魂を持つ植物なるものを退治してくれないかと頼まれた。
邪悪な魂を持つ植物・・・?
どれどれ・・・とハクニンのテントを出て畑へ向かうと、なにやら異様な姿の植物が2体。なんだあれ。
スニークでそっと近づき、槍を振るう。
※立つ位置が悪いと、もう一体から牙が飛んでくる。
植物2体を倒し、ハクニンの元に戻るとヒーリングパウダーをくれた。更にザンダールートとブロックフラワーを持ってきたら、ヒーリングパウダーを調合してくれるという。
・・・まぁ、私はヒーリングパウダー好きじゃないから使わないんだけどね。
さて、外へとつながる橋へと向かうとしよう。
つり橋の前には警固をしているマイノックが立っていた。
Mynoc「やあ、Derby。選ばれし者。旅立つのかい?」
Derby「ええ、そろそろ行こうかと思って。そういえば・・・」
マイノックが握りしめる槍は、私が持っている槍とは一味違うようだ。・・・そうか刃の鋭さが違うんだ。
Derby「ねえ、マイノック。その槍ってどこで手に入れたの?」
Mynoc「これかい?これは僕の父親から刃を鋭くする方法を教わって自分で作ったんだよ。」
マイノックは砥石を持ってくれば、私の槍も同じように鋭くしてくれるという。
砥石・・・?
叔母のモーリス。
ああ、あの人か。マイノックも言うように偏屈な人だ。彼女から好かれたことは正直なところ、一度もない。
母さんと何かあったのか?自分では気づかないけど、私何かしたのかしらね?。
と、まぁ考えていても仕方がないのでモーリスのテントへと向かってみる。
しばらくアロヨの村を離れるし、お別れを言うという体で行ってみよう。
・・・が、声をかけたら第一声が「いったい何の用なの!私は忙しいのよ!!」と怒鳴り声。
Derby「あのね、叔母さん。マイノックに言われて・・・」
Morlis「マイノックがなんだって!?さっさと言いなさい!!」
噛みつかんばかりの剣幕だ。
砥石を持っていると聞いたので、分けて欲しいと言うと意地の悪い笑みを浮かべてヒーリングパウダー3つを要求してきた。
ヒーリングパウダーなら使わないから、あげてもよかったんだけど・・・。
叔母の言い方に腹が立ったので、言いくるめることにした。
Derby「おばさん。村を救うために必要なのよ。もし只で砥石をくれたら、村が助かる確率がぐっと高くなると思うんだけど。」
Morlis「そうね・・・わかったわ。はい、砥石よ。旅の安全を祈っているわ。」
砥石を受け取り、マイノックの元へ戻る。
Derby「マイノック。砥石を貰ってきたわ。」
Mynoc「よし貸して。こうやって・・・。」
マイノックが砥石を使って槍の刃を鋭くしてくれた。これで少しは強くなっただろう。
Derby「それでは、行くとしますか。」