Fallout NewVegas ; Ring-a-Ding-Ding! (3)

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何故こんなところにセキュリトロンが・・・?
しかも外にいるHouse傘下のセキュリトロンとは、様子が違う。なんだ、こいつ?

Luciaとラウルが顔を見合わせて言い淀んでいると、再びセキュリトロンが陽気な声で話しかけてくる。

「やあ!こんにちは、会えて嬉しいよ!今日は何をすればいいのかな?」
『え、ええと・・・。あなたは・・・?ここで何をしているの?』

人間だったら得意げに鼻を膨らませているであろう声音で、良い質問だね!とセキュリトロンは答える。
この場所はBennyの作業場で、セキュリトロンはMr.Houseのネットワークを監視し暗号を解読していると言う。

「Bennyの作業場?監視?一体・・・どういうことだ?」
『・・・あなた名前は?』

自らを”Yes Man”と名乗るセキュリトロンは、べらべらとBennyが計画し実行していたことを話し出した。

プラチナチップを使って、Mr.Houseの防御システムをアップデートできる。
BennyはFreesideの女性(誰?)の協力を得て、今回の計画を練り上げたらしい。
プラチナチップは特別なものなので、読み込むハードウェアも特別なもの。
それはラッキー38とフォートにあるそうだ。

聞かれたことに素直に答え、どんどん情報を漏らすYes Man。

更には、チップを奪い取りMr.Houseを殺害しラッキー38のメインフレームにYes Manをつないで、Mr.Houseのセキュリトロンを全て掌握するとまで言い出した。

ラウルは額に手を当て、深いため息をつく。
『あ、あの。あなた、そんなこと私たちに聞かせていいの?』
「ハハハ!僕は聞かれたことには答える様にプログラムされてるからね!多分誰に質問されても制限なく答えるよ!」
「それでYes Manか。」

「ラッキー38のメインフレームに接続が完了する頃には、リージョンがフーバーダムを攻撃し始めるだろうから、計画の最終段階を実行するよ!」

急に物騒な単語が飛び出した。リージョン?フーバーダム?
「つまり・・・BennyはStrip地区を乗っ取るつもりなのか?」
「僕はBennyに指示されるまま動いているから、よくわからないけど。そういうことなんじゃないかな!」

Yes Manは相変わらず能天気な顔で物騒な話を続ける。

※Yes Manルート:クエスト「Wild Card: Change in Management」。この前に「Wild Card: Ace in the Hole」がありますが、さらっと終わります。話をして終わり。



「ボス・・・大丈夫かい?顔色悪いぞ。」
『・・・うん。ありがとうラウル。とりあえずSwankのところに戻ろう。』
ラウルが心配そうにLuciaの肩をとんとんと叩いた。

ロビーに戻ってきたLucia達を見つけると、Swankが手招きをした。
「戻ったか。どうだった?」

『Bennyは・・・セキュリトロンをプログラムし直して、Strip地区を乗っ取るつもりよ。』
「な・・・!?あのバカ・・・!!どうするつもりだ?」

『プラチナチップは返してもらう。・・・話し合いの内容次第では、彼はcheck outしなきゃならなくなるかもしれないけど。」

SwankはLuciaの言葉に無言で頷いた。
「そうか。ではBennyに部屋に戻るよう言っておこう。そこで奴と顔を合わせるといい。」
Swankが他のChairmanたちが邪魔しないようにしておこうと約束してくれた。

いよいよBennyと対決する時がきた・・・!




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