Skyrim~ウースラドの破片を回収する(Midir編)
ふぁあぁと欠伸が出た。
ウェアウルフになってから、安眠できないのだ。
寝ればとにかく回復するMidirにとって、これは少々厄介だった。
折角サークルの仲間として認めてもらったけど・・・俺、ウェアウルフやめようかなぁ。
変身して敵をぶっとばすより、剣と盾で戦う方が好きだもんな。
まぁ、そんなことよりウースラドの破片だ。
オロセイムへと続く洞窟の下り坂を降りて行く。
中は暗く目が慣れるまで慎重に歩いていたが、足音を聞きつけたシルバーハンドの一味が様子を窺いにやってくるのが見えた。
そういや、こういう時は弓を使うのよとアエラが言っていたなと思い、背負っていた弓を番えて構える。
敵が魔法を繰り出す前に、撃ち抜いてやった。
Midir:いよっと
これは、これで気持ちがいいな。
あまり弓は得意ではなかったが、練習でもするかとMidirは思った。
とはいえ、狭い場所や先制攻撃として弓は有効だが・・・やっぱり剣やメイスでぶった切るほうが好きなのだ。
広い場所に出ると愛用の武器に持ち直し、どんどんシルバーハンドを片付ける。
ウースラドの破片発見
よしよし、と満足げに洞窟を後にした。
ホワイトランへ戻る途中、ロリクステッドに立ち寄った時にはすっかり辺りは暗くなっていた。
見ると焚火を囲む一団の中に、鋼鉄の鎧を身に着けたエリクの姿があった。
Midir:よお!似合うじゃん。鎧買ったんだな。
エリク:ああ、君か!本当にありがとう。今は冒険者として毎日を送っているよ。ただ・・・
Midir:なんだ?
エリク:この辺りでは、オオカミを倒すのがせいぜい。・・・なあ、君と一緒に旅に出たいと思うんだ
Midir:俺と一緒に?
エリク:だめかな・・・?
エリクは悪い奴じゃなさそうだし。うん、まぁ、いいか。
よろしくなと握手すると、今は”虐殺者エリク(Erik the Slayer)”って名乗っているんだ、と照れ臭そうに言った。
一晩ロリクステッドで泊まろうかと考えたが、アエラが報告を聞きたがるだろうと考えて休まずにホワイトランへ向かうことにする。
エリクはロリクステッドから出ることに興奮して、夜道を歩くことも厭わないと言い放つ。
それでは、出発だ。
エリクが、今日はどうしていたんだい?と聞くので、同胞団の仕事でオロセイムへ行ってきたと話す。
同胞団!君は同胞団なんだね!いいなぁ、僕ももっと強くなれば同胞団に入れてもらえるだろうか?
などと話をしながら、夜道を進んでいく。
ふと、後ろを歩く複数の足音がすることに気が付いた。
振り返ると・・・なんだこいつら。
Midirの怪訝そうな顔に、エリクが「サルモールだよ」と小声で教えてくれる。
囚人を連れたサルモールの一団は、鼻持ちならない表情でMidirに道を開けろと言う。
大人しく道を譲った・・・かのように見えたが、Midirは通り過ぎたサルモールに向かって後ろから石を投げつけてやった。
うまい具合に、一番後ろにいたサルモールの頭に直撃。
喧嘩上等だ!
囚人が山の方に向かって逃げて行くのを横目に、サルモールに向かって間合いを詰めていく。
雷の魔法を繰り出してくるので、正直痛い。回復薬を飲みながら応戦する。
エリクと2人でサルモールを闇夜に葬ってやると、しばらく道に座り込んで息を整える。
エリク・・・はあ。
Midir:くっそ。魔法使いは嫌いだ
エリク:でも・・・やったね!やっつけてやった!
Midir:あー、疲れた。おい、エリク。これ食っとけ
懐から取り出したパンを2人で分け合って食べる。これでホワイトランまでは、なんとかもつだろう。
ホワイトランへたどり着き、ジョルバスクルを目指す。
エリクは物珍し気に、きょろきょろと街中を見ている。
アエラは居住区で寛いでいるところっだった。
アエラにウースラドの破片を取り戻してきたことを伝えると上機嫌になった。
次は、ファルダーズトゥースという場所でシルバーハンドが何やら計画を立てているらしいので、その計画書を強奪してきて欲しいと依頼された。
ちらりとエリクを見ると、期待に満ちた目で見つめ返してきたので受けることにした。
アエラ:ところで・・・このこは?
Midir:俺の・・・舎弟?
エリク:舎弟って!