Skyrim~Mian アンダーサールザルで出逢う
これはすごい!と歓声を上げながら、どんどん進んで行くトルフディルを追いかける。
小さな部屋に辿り着くと、周りの空気がひんやりとしだした。
気が付けば目の前にフードを被った見知らぬ人物が立っている。
トルフディルは、と目をやれば・・・動いていない・・・?
睨みつけると、見知らぬ人物はMianに落ち着くようにと言葉をかけてきた。
こいつ・・・何者だ?
ネリエンと名乗る人物は、避けられない一連の出来事をMianが引き起こしたと言う。
Mian:私が引き起こした・・・?アミュレットを外した事が原因なのか?
ネリエン:お前の行動や危険にどのように対処するかに対して、審判が下されるのだ
Mian:貴方は一体何者なんだ
ネリエン:我々はサイジック会。こうやって警告するのは、会がお前を信頼しているからだ
Mian:待ってくれ。私は貴方たちなど知らない。
ネリエン:・・・お前の行動如何では最悪の事態を防ぐことができるかもしれない。会が監視していることを忘れるな
そう言うとネリエンの姿は掻き消えた。
同時に辺りの張りつめた空気も緩んだのが感じられた。
トルフディルが、何かが起こっただろうとMianに声をかけてくる。
サイジック会の事、予測のつかない何かが起こっていること等を話す。
サイジック会とは帝国時代の前に活躍していた秘密主義の魔術師集団。
100年以上も前に忽然と姿を消し、その後の消息を知る者はなかったのだが・・・今回の接触は興味深い、とトルフディルは独り言のように呟く。
なんだってそんなのが、俺に接触してきたんだ?
気を取り直し、2人は先へと進む。
ノルドの遺跡にはつきもののドラウグルを倒しつつ。
トルフディルが1人であれこれ見ていたいと言うので、一旦別れて探索することにする。
ドラウグルを倒し・・・
パズルを解いて・・・
扉を開けようとしたところで、トルフディルが後ろから声をかけてきた。
あれはなんだ?大きな・・・オーブ?
魔法に関わる物だろうな。不思議な波動が感じられる。
トルフディルも予想がつかないようだ。
もっと近づいて見てみようとしたとき、椅子に座り込んでいたドラウグルが動き出した。
懸命に魔法を撃ちこむが、ダメージを与えられていない。
トルフディルが何か思いついたのか、オーブの元へと走り寄る。
今だ!!というトルフディルの叫び声を聞き、ドラウグルへライトニングボルトとファイアボルトを同時に撃ち込む。
ドラウグルが崩れ落ちた。どうやら勝てたようだ。
こいつは、ここに封じ込められていたのか?
持ち物を漁ってみると、中途半端な形のアミュレットと紙切れが。
紙切れには「ここで、殺人犯で裏切り者のキクルルはお縄にかかり、
王国と王に対する罪でとがめられる。
あなたの名前と行為が永遠に忘れられ、
その魔力が我ら管理者のもとに封印されますように。」と書いてあった。
キクルルとはなんだ?こいつの名前か??
他に何か手がかりになるものはないかと考えていると、トルフディルが声をかけてきた。
大学へ戻り、アークメイジに一連の出来事を報告して欲しい。そうトルフディルは言った。
トルフディル:サボス・アレンに、この発見を報告してくれ
Mian:わかりました。先生は、これからどうするのですか?
トルフディル:私はもう少し、これを観察することにしよう。どうにも無性に惹きつけられるんだ
Mian:先生・・・?
トルフディル:大丈夫だ、心配しなくていい。さぁ、急いで!
トルフディルに背中を押される形で、その場を立ち去る。
少し進んだ先で振り返ると、トルフディルが微動だにせずオーブを見つめていた。