Fallout NewVegas ; There Stands The Grass
バンカーの空気清浄システムの修理に必要な道具を探しに、古いVaultへと向かう必要がある。
誰かに手伝って貰おうと、LuciaはLucky38へと戻ってきた。
ブーンさんは・・・B.O.S.の手伝いするの嫌かもしれないな。
そんなことを考えながら、プレジデンシャル・スイートに向かう。
ベロニカの部屋を覗くと、すやすやと眠っているのが見えたので声はかけないでおく。
キャスもラウルも見当たらない。皆いないのかな・・・?
「Lucia、どうした?」
コーヒー片手にアルケイドがLuciaに声をかける。
『あ、せんせい!あのね、B.O.S.のエルダー・マクナマラに頼まれたことがあって。』
一瞬アルケイドが眉間に皺を寄せた。
「Lucia。頼まれたこと全て引き受ける必要はないんだぞ。」
『うん・・・。ブーンさんにも前に同じこと言われちゃった。』
へへときまり悪げに頭を掻くLucia。
まぁ、ブーンの手伝いは率先してやってやりたいんだろうけどさ、とアルケイドは呟いたが、幸か不幸かLuciaの耳には届かなかった。
Pip-Boyの地図を見ながら、シニア・ナイト・ロレンゾに教えられたVaultの名前を上げる。
Vault3とVault11とVault22。
手近なところから探すと良いと言っていた。
「Vault22?どこかで聞いた記憶があるな・・・。」
アルケイドが記憶を辿る。
※クエスト:There Stands The Grass
ああ、思い出した。
キャンプ・マッカランでトーマス・ヒルダーンからデータを回収してきて欲しいと頼まれたんだ。
更にDr.ウィリアムスにはキーリーなる人物を探してきて欲しいとも頼まれた。
『・・・忘れてた。』
「俺もだ。」
2人で顔を見合わせ、まずはVault22へと向かうことにした。
※「There Stands The Grass」と「Still in the Dark」のアイテム集め、合わせてやってしまいます。
Vault22
モハビの山岳地帯の中に突如現れる青々とした草や木々。
Vault22は農作物の研究をしていたValutだったっけ。
腰の高さほどに伸びた草をかき分けながら、施設の中へと進んで行く。
※Lucia着替えました
蔦が絡みつき、足元には大きく育った白いキノコ。
「俺は植物学者ではないが・・・これは自然に育ったものではないようだな。」
『大きく育てる研究でもしてたのかな?それにしても、凄いね。』
入り口近くにあるターミナルを覗いてみると、キーリーが書き込んだ記録が残っていた。
キーリーがここに来たことは間違いないようだ。
まだ内部にいるのだろうか。
それにしても、誰も戻ってきた形跡がないと書かれていることが気にかかる。
注意しながら、先へと進むことにしよう。
廊下のあちこちに木々や草が生い茂る行く手を阻む。
別の道を行くかと向きを変えた時、がさりと何かが動く音がした。
すぐさまED-Eが反応する。
『み、緑色・・・の人・・・?』
「グールとも違うな。こいつらは一体なんなんだ?」
アルケイドと顔を見合わせる。
農作物の研究といいつつ、このVaultは様子がおかしい。
緑色をした人型の敵(スポア・キャリア)を倒しつつ、ターミナル時で情報を集める。
当初の目的は人工光の下で育つ新種の植物の研究。
しかし何かに拍子に菌類が人間の肺に入り込み・・・結果として、先ほど遭遇したスポア・キャリアとなってしまったようだ。
キーリーは無事なんだろうか?
スポア・キャリアになっていたら、どうしよう。
調査データが保存されているターミナルを発見した。
持ち帰る為にダウンロードするが、この研究施設の情報をトーマス・ヒルダーンがどのように使うのか気になるところだ。
「どうした?」
『トーマス・ヒルダーンは、この研究情報をどういうふうに使うかなって思って。』
「確かにな・・・。まぁ、渡さないという選択肢もある。」
『うん。トーマス・ヒルダーンの反応によって考えようっと。』
残るはキーリーの生存確認と、バンカーのために濾過システムの部品だ。
洞窟か・・・。